春 / 立春 / 初候2月4日ごろ〜
東風解凍
はるかぜこおりをとく
春の風が氷をゆるめるころ。
身近な景色で、考える
氷そのものがなくても、水たまりの縁や軒の滴に目を向ける。止まっていた水が動く場所を探します。
立春の観察と季語へ春 / 立春 / 次候2月9日ごろ〜
黄鶯睍睆
うぐいすなく
うぐいすの鳴き声が聞こえ始めるころ。
身近な景色で、考える
声が聞こえたら、姿を追う前に方向と間隔を聞く。見つからない日は、身近な鳥の声の違いを記録します。
立春の観察と季語へ春 / 立春 / 末候2月14日ごろ〜
魚上氷
うおこおりをいずる
ゆるんだ氷のあたりへ、魚が動き出すころ。
身近な景色で、考える
水面のきらめきと、水の中の動きを分けて見る。魚が見えなければ、流れで動く落葉を追ってみます。
立春の観察と季語へ春 / 雨水 / 初候2月19日ごろ〜
土脉潤起
つちのしょううるおいおこる
土が湿り気を帯び、ほぐれていくころ。
身近な景色で、考える
植木鉢の土の色を、水をやる前後で比べる。表面に残る湿り気を、濃淡・匂い・くぼみの三つから拾います。
雨水の観察と季語へ春 / 雨水 / 次候2月23日ごろ〜
霞始靆
かすみはじめてたなびく
遠くの景色に霞がかかり始めるころ。
身近な景色で、考える
近くの電柱と遠い建物で、輪郭のはっきりし方を比べる。空の白さと、物の見え方を別々に記録します。
雨水の観察と季語へ春 / 雨水 / 末候2月28日ごろ〜
草木萌動
そうもくめばえいずる
草木の芽が動き、育ち始めるころ。
身近な景色で、考える
芽の先、外側の皮、付け根を見る。開く前の形にも、先週と違う部分があるか確かめます。枝に沿って芽が並ぶ間隔も見てみます。
雨水の観察と季語へ春 / 啓蟄 / 初候3月5日ごろ〜
蟄虫啓戸
すごもりむしとをひらく
冬の間に隠れていた虫が、外へ動き始めるころ。
身近な景色で、考える
鉢の縁や道の端の小さな動きを見る。石や土を無理に動かさず、見える範囲を観察します。動きが止まる場所と、また進む方向を追います。
啓蟄の観察と季語へ春 / 啓蟄 / 次候3月10日ごろ〜
桃始笑
ももはじめてさく
桃の花がほころび始めるころ。
身近な景色で、考える
「笑う」は開花を表す言い方。花があれば、開いた花びらとまだ閉じたつぼみを一つずつ比べます。
啓蟄の観察と季語へ春 / 啓蟄 / 末候3月15日ごろ〜
菜虫化蝶
なむしちょうとなる
葉を食べる幼虫が育ち、蝶になるころ。
身近な景色で、考える
蝶を見たら飛ぶ高さと止まる場所を観察する。変態を見ていないときは、想像と見た事実を分けて書きます。
啓蟄の観察と季語へ春 / 春分 / 初候3月20日ごろ〜
雀始巣
すずめはじめてすくう
すずめが巣作りを始めるころ。
身近な景色で、考える
くわえたものや往復の動きに注目する。巣には近づかず、遠くから見える行動と、その繰り返しを一つ記録します。
春分の観察と季語へ春 / 春分 / 次候3月26日ごろ〜
桜始開
さくらはじめてひらく
桜の花が開き始めるころ。
身近な景色で、考える
地域や品種で開花時期は違います。一本の枝にある花とつぼみを比べ、「満開」以外の段階を探します。
春分の観察と季語へ春 / 春分 / 末候3月31日ごろ〜
雷乃発声
かみなりすなわちこえをはっす
春の雷が聞こえ始めるころ。
身近な景色で、考える
雷を聞いた記憶があれば、雨の前後や室内の静けさを思い出す。雷の最中に外へ観察に出る必要はありません。
春分の観察と季語へ春 / 清明 / 初候4月5日ごろ〜
玄鳥至
つばめきたる
つばめが渡ってくるころ。
身近な景色で、考える
見かけたら、電線に止まる姿と飛ぶ姿を比べる。巣に近づかず、尾の形や飛行の向きを遠くから見ます。
清明の観察と季語へ春 / 清明 / 次候4月10日ごろ〜
鴻雁北
こうがんかえる
雁が北へ戻っていくころ。
身近な景色で、考える
渡り鳥が見えなければ、いつもいる鳥との違いを考える。空いた場所や聞こえなくなった声も観察になります。
清明の観察と季語へ春 / 清明 / 末候4月15日ごろ〜
虹始見
にじはじめてあらわる
雨上がりに虹を見るころ。
身近な景色で、考える
虹を待つより、雨のあとで明るくなった方角を確認する。水滴の光と、空に出る虹は分けて描きます。
清明の観察と季語へ春 / 穀雨 / 初候4月20日ごろ〜
葭始生
あしはじめてしょうず
水辺の葭が芽を出し始めるころ。
身近な景色で、考える
水辺が身近になければ、湿った土に出る芽を見る。生えている場所と葉の細さを、名前と分けて記録します。
穀雨の観察と季語へ春 / 穀雨 / 次候4月25日ごろ〜
霜止出苗
しもやんでなえいずる
霜が少なくなり、苗が育つころ。
身近な景色で、考える
霜の終わりには地域差があります。苗の新しい葉と古い葉を比べ、色と大きさ、葉の厚みの差を観察します。
穀雨の観察と季語へ春 / 穀雨 / 末候4月30日ごろ〜
牡丹華
ぼたんはなさく
牡丹の花が咲くころ。
身近な景色で、考える
大きな花に出会ったら、花びらの重なりと影を見る。花全体の色より、一枚の縁に焦点を絞ります。
穀雨の観察と季語へ夏 / 立夏 / 初候5月5日ごろ〜
蛙始鳴
かわずはじめてなく
蛙の声が聞こえ始めるころ。
身近な景色で、考える
水辺の声を、近い音と遠い音に分けて聞く。蛙のいない場所では、雨のあとの音の変化を記録します。
立夏の観察と季語へ夏 / 立夏 / 次候5月11日ごろ〜
蚯蚓出
みみずいずる
みみずが土の中から姿を現すころ。
身近な景色で、考える
雨上がりの土の表面を見る。生きものを掘り出さず、土粒の集まりや小さな筋から動きを想像してみます。
立夏の観察と季語へ夏 / 立夏 / 末候5月16日ごろ〜
竹笋生
たけのこしょうず
たけのこが伸びるころ。
身近な景色で、考える
店頭や食卓のたけのこでも、皮の重なりや切り口を観察できます。産地や種類による時期の違いも意識します。
立夏の観察と季語へ夏 / 小満 / 初候5月21日ごろ〜
蚕起食桑
かいこおきてくわをはむ
蚕が桑の葉を食べて育つころ。
身近な景色で、考える
蚕の飼育を見ていなければ、身近な葉の育ちを観察する。暮らしと植物のつながりを、服や布から考える入口にもなります。
小満の観察と季語へ夏 / 小満 / 次候5月26日ごろ〜
紅花栄
べにばなさかう
紅花が盛んに咲くころ。
身近な景色で、考える
見つかれば、細い花びらの集まりと色の濃淡を見る。写真を使う場合は、実際に見た景色とは分けて記録します。
小満の観察と季語へ夏 / 小満 / 末候5月31日ごろ〜
麦秋至
むぎのときいたる
麦が実り、収穫のころを迎える。
身近な景色で、考える
麦秋の「秋」は実りの時期のこと。夏の暦の中にあります。穂があれば、色と揺れ方から成熟を見ます。
小満の観察と季語へ夏 / 芒種 / 初候6月6日ごろ〜
蟷螂生
かまきりしょうず
小さなかまきりが生まれるころ。
身近な景色で、考える
草の上の小さな姿を見つけたら、体と葉の大きさを比べる。見つからなくても、葉の上に落ちる小さな影を探せます。
芒種の観察と季語へ夏 / 芒種 / 次候6月11日ごろ〜
腐草為蛍
くされたるくさほたるとなる
蛍が飛ぶころを、古い考え方で表した名前。
身近な景色で、考える
蛍が腐った草から生まれるわけではありません。蛍を見た経験があれば、光が点く間隔と暗い時間を分けて思い出します。
芒種の観察と季語へ夏 / 芒種 / 末候6月16日ごろ〜
梅子黄
うめのみきばむ
梅の実が黄色く熟すころ。
身近な景色で、考える
同じ枝や店頭で、緑の実と黄色い実を比べる。表面の色だけでなく、匂いに変化があるか観察します。
芒種の観察と季語へ夏 / 夏至 / 初候6月21日ごろ〜
乃東枯
なつかれくさかるる
夏枯草とも呼ばれるうつぼぐさの花穂が、枯れた色になるころ。
身近な景色で、考える
全部の草が枯れるという意味ではありません。緑の中に茶色い花穂を探し、一本の中の色の境目を見ます。
夏至の観察と季語へ夏 / 夏至 / 次候6月26日ごろ〜
菖蒲華
あやめはなさく
あやめの仲間の花を眺めるころ。
身近な景色で、考える
花の呼び名には混同があります。葉の形、花の模様、生えている場所を記録し、分からない名前は断定しません。
夏至の観察と季語へ夏 / 夏至 / 末候7月2日ごろ〜
半夏生
はんげしょうず
半夏、すなわちカラスビシャクが育つころ。
身近な景色で、考える
同名の植物ハンゲショウや、雑節の半夏生と区別します。細い花の形や、葉の付け根などを見てみます。
夏至の観察と季語へ夏 / 小暑 / 初候7月7日ごろ〜
温風至
あつかぜいたる
暖かさを越えて、熱を帯びた風が吹くころ。
身近な景色で、考える
風が葉を動かしていても涼しいとは限りません。揺れるものと、袖や肌で感じた温度を別々に記録します。
小暑の観察と季語へ夏 / 小暑 / 次候7月12日ごろ〜
蓮始開
はすはじめてひらく
蓮の花が開き始めるころ。
身近な景色で、考える
池があれば、花と水面のあいだの高さを見る。水面に近い睡蓮との違いを、位置から確かめられます。
小暑の観察と季語へ夏 / 小暑 / 末候7月17日ごろ〜
鷹乃学習
たかすなわちわざをならう
若い鷹が飛ぶことを覚えるころ。
身近な景色で、考える
鷹を見つけることにこだわらず、鳥の飛び立ちを見る。助走、羽ばたき、滑る時間を分けて記録します。
小暑の観察と季語へ夏 / 大暑 / 初候7月23日ごろ〜
桐始結花
きりはじめてはなをむすぶ
桐が次の花の芽を作るころ。
身近な景色で、考える
その場で花が咲くという意味ではありません。葉の間にある芽を、前の季節の実や花の跡と分けて観察します。
大暑の観察と季語へ夏 / 大暑 / 次候7月28日ごろ〜
土潤溽暑
つちうるおうてむしあつし
土が湿り、蒸し暑さを感じるころ。
身近な景色で、考える
乾いた日陰と、湿った日陰を比べる。温度を数値で説明せず、土の色や匂い、服の感触から描けます。
大暑の観察と季語へ夏 / 大暑 / 末候8月2日ごろ〜
大雨時行
たいうときどきにふる
強い雨がときおり降るころ。
身近な景色で、考える
安全な室内から、雨の音が変わる場所を聞く。屋根・窓・地面で音が違うことを、雨がやんだあとに記録します。
大暑の観察と季語へ秋 / 立秋 / 初候8月7日ごろ〜
涼風至
すずかぜいたる
涼しい風の気配を感じ始めるころ。
身近な景色で、考える
昼には暑くても、朝夕の風を別に見ます。扇風機の一定の風と、窓から入る途切れた風の違いを考えてみます。
立秋の観察と季語へ秋 / 立秋 / 次候8月13日ごろ〜
寒蝉鳴
ひぐらしなく
ひぐらしの声が聞こえるころ。
身近な景色で、考える
朝夕の声を、連なり方や余韻で聞く。蝉の種類を確かめられないときは、声の特徴をそのまま書きます。
立秋の観察と季語へ秋 / 立秋 / 末候8月18日ごろ〜
蒙霧升降
ふかききりまとう
霧が立ち、景色を包むころ。
身近な景色で、考える
手前の物と奥の物の見え方を比べる。霧がない日には、湿った窓越しの輪郭との違いを考えられます。
立秋の観察と季語へ秋 / 処暑 / 初候8月23日ごろ〜
綿柎開
わたのはなしべひらく
綿の実を包む部分が開き、白い綿が見えるころ。
身近な景色で、考える
花が咲くこととは違います。綿の実や写真を見るなら、硬い殻と柔らかい中身の境目に注目します。
処暑の観察と季語へ秋 / 処暑 / 次候8月28日ごろ〜
天地始粛
てんちはじめてさむし
空と地に、涼しさや静けさが増すころ。
身近な景色で、考える
毎日の気温が下がり続けるわけではありません。同じ場所で、夕方に聞こえる声の種類や数を比べます。
処暑の観察と季語へ秋 / 処暑 / 末候9月2日ごろ〜
禾乃登
こくものすなわちみのる
稲などの穀物が実るころ。
身近な景色で、考える
田があれば、穂の角度と色を観察する。田がなければ、食卓の米から収穫と暮らしのつながりを考えます。
処暑の観察と季語へ秋 / 白露 / 初候9月7日ごろ〜
草露白
くさのつゆしろし
草についた露が、白く光って見えるころ。
身近な景色で、考える
葉の先に並ぶ粒を、違う方向から見る。霜と混同せず、水滴が光を返して白く見えることを確かめます。
白露の観察と季語へ秋 / 白露 / 次候9月13日ごろ〜
鶺鴒鳴
せきれいなく
せきれいの声が聞こえるころ。
身近な景色で、考える
鳥が見つかれば、尾の動きと地面を歩く速さを見る。声だけで名前が分からないときは断定せず記録します。
白露の観察と季語へ秋 / 白露 / 末候9月18日ごろ〜
玄鳥去
つばめさる
つばめが南へ渡っていくころ。
身近な景色で、考える
よく見ていた電線や軒に、姿があるか確かめる。「いない」ことで気づく季節も、以前の景色と並べると描けます。
白露の観察と季語へ秋 / 秋分 / 初候9月23日ごろ〜
雷乃収声
かみなりすなわちこえをおさむ
雷の季節が静まっていくころ。
身近な景色で、考える
雷が二度と鳴らないという意味ではありません。夕方の空の変化や、聞こえる音の入れ替わりを観察します。
秋分の観察と季語へ秋 / 秋分 / 次候9月28日ごろ〜
蟄虫坏戸
むしかくれてとをふさぐ
虫が冬に備え、隠れるころ。
身近な景色で、考える
虫を探し出すより、減った動きや声を確かめる。道端の同じ場所を、昼と夕方に見て比べます。以前に聞いた音との違いを一つ残します。
秋分の観察と季語へ秋 / 秋分 / 末候10月3日ごろ〜
水始涸
みずはじめてかるる
田の水を落とし、乾き始めるころ。
身近な景色で、考える
川が全国で干上がるという意味ではありません。水のあった場所の筋や土の色に、残った跡を見つけます。
秋分の観察と季語へ秋 / 寒露 / 初候10月8日ごろ〜
鴻雁来
こうがんきたる
雁が渡ってくるころ。
身近な景色で、考える
雁に出会わなければ、空を渡る鳥のまとまりを見る。群れの形、距離、進む向きを一つずつ記録します。
寒露の観察と季語へ秋 / 寒露 / 次候10月13日ごろ〜
菊花開
きくのはなひらく
菊の花が咲くころ。
身近な景色で、考える
園芸品種で咲く時期は違います。花びらの重なりや、一本の茎の花の向きを見て、同じ花の中の差を探します。
寒露の観察と季語へ秋 / 寒露 / 末候10月18日ごろ〜
蟋蟀在戸
きりぎりすとにあり
戸の近くでも、秋の虫の声が聞こえるころ。
身近な景色で、考える
ここでは伝統的な読みを使っています。現代の種名と同じと決めず、室内まで届く音の距離を観察します。
寒露の観察と季語へ秋 / 霜降 / 初候10月23日ごろ〜
霜始降
しもはじめてふる
霜が降り始めるころ。
身近な景色で、考える
初霜には地域差があります。白い部分を見つけたら、露の粒と氷の結晶の違いを、見える範囲で確かめます。
霜降の観察と季語へ秋 / 霜降 / 次候10月28日ごろ〜
霎時施
こさめときどきふる
小雨がときおり通り過ぎるころ。
身近な景色で、考える
雨が止んだあとの地面で、乾いた所と濡れた所の境を見る。時間の短い雨を、残った跡から描きます。
霜降の観察と季語へ秋 / 霜降 / 末候11月2日ごろ〜
楓蔦黄
もみじつたきばむ
楓や蔦の葉が色づくころ。
身近な景色で、考える
木全体より、一枚の葉の中の緑・黄・赤の境を見る。地域や日当たりによって色づく時期は変わります。
霜降の観察と季語へ冬 / 立冬 / 初候11月7日ごろ〜
山茶始開
つばきはじめてひらく
山茶花の花が咲き始めるころ。
身近な景色で、考える
伝統的な読みは「つばき」ですが、ここでは山茶花を指します。花びらが一枚ずつ散る姿にも目を向けます。
立冬の観察と季語へ冬 / 立冬 / 次候11月12日ごろ〜
地始凍
ちはじめてこおる
地面が凍り始めるころ。
身近な景色で、考える
凍るかどうかは地域と天候で変わります。凍っていなければ、朝の土の硬さや乾き方を前日と比べます。
立冬の観察と季語へ冬 / 立冬 / 末候11月17日ごろ〜
金盞香
きんせんかさく
水仙の花を表す名前。金色の杯を思わせる花の中心にちなみます。
身近な景色で、考える
春の花キンセンカと取り違えないようにします。水仙を見つけたら、白い部分と中心の色の対比を観察します。
立冬の観察と季語へ冬 / 小雪 / 初候11月22日ごろ〜
虹蔵不見
にじかくれてみえず
虹を見かけにくくなるころ。
身近な景色で、考える
冬には虹が出ないという意味ではありません。雨のあとに戻る光や、空の色の少なさを観察する手がかりにします。
小雪の観察と季語へ冬 / 小雪 / 次候11月27日ごろ〜
朔風払葉
きたかぜこのはをはらう
北からの風が葉を払うころ。
身近な景色で、考える
風向きを確かめられなければ断定せず、葉が集まる場所を見ます。角や溝にたまる形から風の動きを描けます。
小雪の観察と季語へ冬 / 小雪 / 末候12月2日ごろ〜
橘始黄
たちばなはじめてきばむ
橘の実が黄色くなるころ。
身近な景色で、考える
身近に橘がなければ、柑橘の実を比較してみる。ただし、見た品種を橘と呼び替えず、名前と色を分けて記録します。
小雪の観察と季語へ冬 / 大雪 / 初候12月7日ごろ〜
閉塞成冬
そらさむくふゆとなる
空が閉ざされたように、冬の気配が濃くなるころ。
身近な景色で、考える
曇りの多さは地域によって違います。晴れた日でも、窓の外と室内の明るさの違いから冬の空気を描けます。
大雪の観察と季語へ冬 / 大雪 / 次候12月12日ごろ〜
熊蟄穴
くまあなにこもる
熊が冬ごもりへ入るころ。
身近な景色で、考える
熊を見に出るための候ではありません。暮らしの中で「しまう」「備える」動作を探し、冬への準備を考えます。
大雪の観察と季語へ冬 / 大雪 / 末候12月17日ごろ〜
鱖魚群
さけのうおむらがる
鮭が川をのぼるころを表す名前。
身近な景色で、考える
種類や川によって時期が違います。映像で知ったことと実際に見たことを分け、水の流れと魚の向きを考えます。
大雪の観察と季語へ冬 / 冬至 / 初候12月22日ごろ〜
乃東生
なつかれくさしょうず
うつぼぐさが、次の季節へ向けて芽を出すころ。
身近な景色で、考える
夏至の「乃東枯」と対になる名前。枯れたものの近くに低い芽がないか、同じ地面で新旧を探します。
冬至の観察と季語へ冬 / 冬至 / 次候12月27日ごろ〜
麋角解
さわしかのつのおつる
鹿の仲間の角が落ちるころを表す古い名前。
身近な景色で、考える
すべての鹿がこの時期に落角するわけではありません。実際の種類や季節差と、伝統の名前を分けて読んでください。
冬至の観察と季語へ
Warning: Trying to access array offset on null in
/home/katonobo/katonobo.com/public_html/wp-content/plugins/katonobo-koyomi/katonobo-koyomi.php on line
121
冬 / 冬至 / 末候1月1日ごろ〜
雪下出麦
ゆきくだりてむぎのびる
雪の下でも麦が育つころ。
身近な景色で、考える
雪の下を掘らず、見える草の先や窓辺の芽を見る。見えない生長を想像した部分と、観察できた部分を分けます。
冬至の観察と季語へ冬 / 小寒 / 初候1月5日ごろ〜
芹乃栄
せりすなわちさかう
芹が育つころ。
身近な景色で、考える
食卓の芹でも、葉の切れ込みや茎の向きを観察できます。野草を食べる判断には、この索引を使わないでください。
小寒の観察と季語へ冬 / 小寒 / 次候1月10日ごろ〜
水泉動
しみずあたたかをふくむ
地中の水が動く気配を思うころ。
身近な景色で、考える
気温が暖かくなるという予報ではありません。冬の水の流れや、凍らずに動く部分へ目を向けます。
小寒の観察と季語へ冬 / 小寒 / 末候1月15日ごろ〜
雉始雊
きじはじめてなく
雉の声が聞こえるころ。
身近な景色で、考える
雉が見つからなくても、冬の朝の鳥の声を聞く。姿を見た事実と、声から想像した姿を分けて記録します。
小寒の観察と季語へ冬 / 大寒 / 初候1月20日ごろ〜
款冬華
ふきのはなさく
ふきのとうが姿を見せるころ。
身近な景色で、考える
雪や地面の近くにある小さな芽を見る。見つからなければ、店頭のふきのとうの苞と中の形を観察できます。
大寒の観察と季語へ冬 / 大寒 / 次候1月25日ごろ〜
水沢腹堅
さわみずこおりつめる
沢や水辺の氷が厚くなるころ。
身近な景色で、考える
氷がない地域では、水の冷たさを感じた動作を記録する。氷の上へ入らず、岸や道から見える縁を観察します。
大寒の観察と季語へ冬 / 大寒 / 末候1月30日ごろ〜
鶏始乳
にわとりはじめてとやにつく
鶏が卵を産むころを表す名前。
身近な景色で、考える
現代の飼育環境では産卵の季節性が違います。食卓の卵を入口に、自然の周期と暮らしの仕組みの違いを考えてみます。
大寒の観察と季語へ