katonobo

季節と暦 A YEAR, NOTICED.

小さな変化に、名前がある。

鳥の声、葉の色、水の動き。七十二の名前を、読み・意味・身近で見つけるヒントから探します。

表記・読み・意味・観察のヒントを検索します。七十二候の日付は算出目安です。

72候

春 / 立春 / 初候2月4日ごろ〜

東風解凍

はるかぜこおりをとく

春の風が氷をゆるめるころ。

身近な景色で、考える

氷そのものがなくても、水たまりの縁や軒の滴に目を向ける。止まっていた水が動く場所を探します。

立春の観察と季語へ
春 / 立春 / 次候2月9日ごろ〜

黄鶯睍睆

うぐいすなく

うぐいすの鳴き声が聞こえ始めるころ。

身近な景色で、考える

声が聞こえたら、姿を追う前に方向と間隔を聞く。見つからない日は、身近な鳥の声の違いを記録します。

立春の観察と季語へ
春 / 立春 / 末候2月14日ごろ〜

魚上氷

うおこおりをいずる

ゆるんだ氷のあたりへ、魚が動き出すころ。

身近な景色で、考える

水面のきらめきと、水の中の動きを分けて見る。魚が見えなければ、流れで動く落葉を追ってみます。

立春の観察と季語へ
春 / 雨水 / 初候2月19日ごろ〜

土脉潤起

つちのしょううるおいおこる

土が湿り気を帯び、ほぐれていくころ。

身近な景色で、考える

植木鉢の土の色を、水をやる前後で比べる。表面に残る湿り気を、濃淡・匂い・くぼみの三つから拾います。

雨水の観察と季語へ
春 / 雨水 / 次候2月23日ごろ〜

霞始靆

かすみはじめてたなびく

遠くの景色に霞がかかり始めるころ。

身近な景色で、考える

近くの電柱と遠い建物で、輪郭のはっきりし方を比べる。空の白さと、物の見え方を別々に記録します。

雨水の観察と季語へ
春 / 雨水 / 末候2月28日ごろ〜

草木萌動

そうもくめばえいずる

草木の芽が動き、育ち始めるころ。

身近な景色で、考える

芽の先、外側の皮、付け根を見る。開く前の形にも、先週と違う部分があるか確かめます。枝に沿って芽が並ぶ間隔も見てみます。

雨水の観察と季語へ
春 / 啓蟄 / 初候3月5日ごろ〜

蟄虫啓戸

すごもりむしとをひらく

冬の間に隠れていた虫が、外へ動き始めるころ。

身近な景色で、考える

鉢の縁や道の端の小さな動きを見る。石や土を無理に動かさず、見える範囲を観察します。動きが止まる場所と、また進む方向を追います。

啓蟄の観察と季語へ
春 / 啓蟄 / 次候3月10日ごろ〜

桃始笑

ももはじめてさく

桃の花がほころび始めるころ。

身近な景色で、考える

「笑う」は開花を表す言い方。花があれば、開いた花びらとまだ閉じたつぼみを一つずつ比べます。

啓蟄の観察と季語へ
春 / 啓蟄 / 末候3月15日ごろ〜

菜虫化蝶

なむしちょうとなる

葉を食べる幼虫が育ち、蝶になるころ。

身近な景色で、考える

蝶を見たら飛ぶ高さと止まる場所を観察する。変態を見ていないときは、想像と見た事実を分けて書きます。

啓蟄の観察と季語へ
春 / 春分 / 初候3月20日ごろ〜

雀始巣

すずめはじめてすくう

すずめが巣作りを始めるころ。

身近な景色で、考える

くわえたものや往復の動きに注目する。巣には近づかず、遠くから見える行動と、その繰り返しを一つ記録します。

春分の観察と季語へ
春 / 春分 / 次候3月26日ごろ〜

桜始開

さくらはじめてひらく

桜の花が開き始めるころ。

身近な景色で、考える

地域や品種で開花時期は違います。一本の枝にある花とつぼみを比べ、「満開」以外の段階を探します。

春分の観察と季語へ
春 / 春分 / 末候3月31日ごろ〜

雷乃発声

かみなりすなわちこえをはっす

春の雷が聞こえ始めるころ。

身近な景色で、考える

雷を聞いた記憶があれば、雨の前後や室内の静けさを思い出す。雷の最中に外へ観察に出る必要はありません。

春分の観察と季語へ
春 / 清明 / 初候4月5日ごろ〜

玄鳥至

つばめきたる

つばめが渡ってくるころ。

身近な景色で、考える

見かけたら、電線に止まる姿と飛ぶ姿を比べる。巣に近づかず、尾の形や飛行の向きを遠くから見ます。

清明の観察と季語へ
春 / 清明 / 次候4月10日ごろ〜

鴻雁北

こうがんかえる

雁が北へ戻っていくころ。

身近な景色で、考える

渡り鳥が見えなければ、いつもいる鳥との違いを考える。空いた場所や聞こえなくなった声も観察になります。

清明の観察と季語へ
春 / 清明 / 末候4月15日ごろ〜

虹始見

にじはじめてあらわる

雨上がりに虹を見るころ。

身近な景色で、考える

虹を待つより、雨のあとで明るくなった方角を確認する。水滴の光と、空に出る虹は分けて描きます。

清明の観察と季語へ
春 / 穀雨 / 初候4月20日ごろ〜

葭始生

あしはじめてしょうず

水辺の葭が芽を出し始めるころ。

身近な景色で、考える

水辺が身近になければ、湿った土に出る芽を見る。生えている場所と葉の細さを、名前と分けて記録します。

穀雨の観察と季語へ
春 / 穀雨 / 次候4月25日ごろ〜

霜止出苗

しもやんでなえいずる

霜が少なくなり、苗が育つころ。

身近な景色で、考える

霜の終わりには地域差があります。苗の新しい葉と古い葉を比べ、色と大きさ、葉の厚みの差を観察します。

穀雨の観察と季語へ
春 / 穀雨 / 末候4月30日ごろ〜

牡丹華

ぼたんはなさく

牡丹の花が咲くころ。

身近な景色で、考える

大きな花に出会ったら、花びらの重なりと影を見る。花全体の色より、一枚の縁に焦点を絞ります。

穀雨の観察と季語へ
夏 / 立夏 / 初候5月5日ごろ〜

蛙始鳴

かわずはじめてなく

蛙の声が聞こえ始めるころ。

身近な景色で、考える

水辺の声を、近い音と遠い音に分けて聞く。蛙のいない場所では、雨のあとの音の変化を記録します。

立夏の観察と季語へ
夏 / 立夏 / 次候5月11日ごろ〜

蚯蚓出

みみずいずる

みみずが土の中から姿を現すころ。

身近な景色で、考える

雨上がりの土の表面を見る。生きものを掘り出さず、土粒の集まりや小さな筋から動きを想像してみます。

立夏の観察と季語へ
夏 / 立夏 / 末候5月16日ごろ〜

竹笋生

たけのこしょうず

たけのこが伸びるころ。

身近な景色で、考える

店頭や食卓のたけのこでも、皮の重なりや切り口を観察できます。産地や種類による時期の違いも意識します。

立夏の観察と季語へ
夏 / 小満 / 初候5月21日ごろ〜

蚕起食桑

かいこおきてくわをはむ

蚕が桑の葉を食べて育つころ。

身近な景色で、考える

蚕の飼育を見ていなければ、身近な葉の育ちを観察する。暮らしと植物のつながりを、服や布から考える入口にもなります。

小満の観察と季語へ
夏 / 小満 / 次候5月26日ごろ〜

紅花栄

べにばなさかう

紅花が盛んに咲くころ。

身近な景色で、考える

見つかれば、細い花びらの集まりと色の濃淡を見る。写真を使う場合は、実際に見た景色とは分けて記録します。

小満の観察と季語へ
夏 / 小満 / 末候5月31日ごろ〜

麦秋至

むぎのときいたる

麦が実り、収穫のころを迎える。

身近な景色で、考える

麦秋の「秋」は実りの時期のこと。夏の暦の中にあります。穂があれば、色と揺れ方から成熟を見ます。

小満の観察と季語へ
夏 / 芒種 / 初候6月6日ごろ〜

蟷螂生

かまきりしょうず

小さなかまきりが生まれるころ。

身近な景色で、考える

草の上の小さな姿を見つけたら、体と葉の大きさを比べる。見つからなくても、葉の上に落ちる小さな影を探せます。

芒種の観察と季語へ
夏 / 芒種 / 次候6月11日ごろ〜

腐草為蛍

くされたるくさほたるとなる

蛍が飛ぶころを、古い考え方で表した名前。

身近な景色で、考える

蛍が腐った草から生まれるわけではありません。蛍を見た経験があれば、光が点く間隔と暗い時間を分けて思い出します。

芒種の観察と季語へ
夏 / 芒種 / 末候6月16日ごろ〜

梅子黄

うめのみきばむ

梅の実が黄色く熟すころ。

身近な景色で、考える

同じ枝や店頭で、緑の実と黄色い実を比べる。表面の色だけでなく、匂いに変化があるか観察します。

芒種の観察と季語へ
夏 / 夏至 / 初候6月21日ごろ〜

乃東枯

なつかれくさかるる

夏枯草とも呼ばれるうつぼぐさの花穂が、枯れた色になるころ。

身近な景色で、考える

全部の草が枯れるという意味ではありません。緑の中に茶色い花穂を探し、一本の中の色の境目を見ます。

夏至の観察と季語へ
夏 / 夏至 / 次候6月26日ごろ〜

菖蒲華

あやめはなさく

あやめの仲間の花を眺めるころ。

身近な景色で、考える

花の呼び名には混同があります。葉の形、花の模様、生えている場所を記録し、分からない名前は断定しません。

夏至の観察と季語へ
夏 / 夏至 / 末候7月2日ごろ〜

半夏生

はんげしょうず

半夏、すなわちカラスビシャクが育つころ。

身近な景色で、考える

同名の植物ハンゲショウや、雑節の半夏生と区別します。細い花の形や、葉の付け根などを見てみます。

夏至の観察と季語へ
夏 / 小暑 / 初候7月7日ごろ〜

温風至

あつかぜいたる

暖かさを越えて、熱を帯びた風が吹くころ。

身近な景色で、考える

風が葉を動かしていても涼しいとは限りません。揺れるものと、袖や肌で感じた温度を別々に記録します。

小暑の観察と季語へ
夏 / 小暑 / 次候7月12日ごろ〜

蓮始開

はすはじめてひらく

蓮の花が開き始めるころ。

身近な景色で、考える

池があれば、花と水面のあいだの高さを見る。水面に近い睡蓮との違いを、位置から確かめられます。

小暑の観察と季語へ
夏 / 小暑 / 末候7月17日ごろ〜

鷹乃学習

たかすなわちわざをならう

若い鷹が飛ぶことを覚えるころ。

身近な景色で、考える

鷹を見つけることにこだわらず、鳥の飛び立ちを見る。助走、羽ばたき、滑る時間を分けて記録します。

小暑の観察と季語へ
夏 / 大暑 / 初候7月23日ごろ〜

桐始結花

きりはじめてはなをむすぶ

桐が次の花の芽を作るころ。

身近な景色で、考える

その場で花が咲くという意味ではありません。葉の間にある芽を、前の季節の実や花の跡と分けて観察します。

大暑の観察と季語へ
夏 / 大暑 / 次候7月28日ごろ〜

土潤溽暑

つちうるおうてむしあつし

土が湿り、蒸し暑さを感じるころ。

身近な景色で、考える

乾いた日陰と、湿った日陰を比べる。温度を数値で説明せず、土の色や匂い、服の感触から描けます。

大暑の観察と季語へ
夏 / 大暑 / 末候8月2日ごろ〜

大雨時行

たいうときどきにふる

強い雨がときおり降るころ。

身近な景色で、考える

安全な室内から、雨の音が変わる場所を聞く。屋根・窓・地面で音が違うことを、雨がやんだあとに記録します。

大暑の観察と季語へ
秋 / 立秋 / 初候8月7日ごろ〜

涼風至

すずかぜいたる

涼しい風の気配を感じ始めるころ。

身近な景色で、考える

昼には暑くても、朝夕の風を別に見ます。扇風機の一定の風と、窓から入る途切れた風の違いを考えてみます。

立秋の観察と季語へ
秋 / 立秋 / 次候8月13日ごろ〜

寒蝉鳴

ひぐらしなく

ひぐらしの声が聞こえるころ。

身近な景色で、考える

朝夕の声を、連なり方や余韻で聞く。蝉の種類を確かめられないときは、声の特徴をそのまま書きます。

立秋の観察と季語へ
秋 / 立秋 / 末候8月18日ごろ〜

蒙霧升降

ふかききりまとう

霧が立ち、景色を包むころ。

身近な景色で、考える

手前の物と奥の物の見え方を比べる。霧がない日には、湿った窓越しの輪郭との違いを考えられます。

立秋の観察と季語へ
秋 / 処暑 / 初候8月23日ごろ〜

綿柎開

わたのはなしべひらく

綿の実を包む部分が開き、白い綿が見えるころ。

身近な景色で、考える

花が咲くこととは違います。綿の実や写真を見るなら、硬い殻と柔らかい中身の境目に注目します。

処暑の観察と季語へ
秋 / 処暑 / 次候8月28日ごろ〜

天地始粛

てんちはじめてさむし

空と地に、涼しさや静けさが増すころ。

身近な景色で、考える

毎日の気温が下がり続けるわけではありません。同じ場所で、夕方に聞こえる声の種類や数を比べます。

処暑の観察と季語へ
秋 / 処暑 / 末候9月2日ごろ〜

禾乃登

こくものすなわちみのる

稲などの穀物が実るころ。

身近な景色で、考える

田があれば、穂の角度と色を観察する。田がなければ、食卓の米から収穫と暮らしのつながりを考えます。

処暑の観察と季語へ
秋 / 白露 / 初候9月7日ごろ〜

草露白

くさのつゆしろし

草についた露が、白く光って見えるころ。

身近な景色で、考える

葉の先に並ぶ粒を、違う方向から見る。霜と混同せず、水滴が光を返して白く見えることを確かめます。

白露の観察と季語へ
秋 / 白露 / 次候9月13日ごろ〜

鶺鴒鳴

せきれいなく

せきれいの声が聞こえるころ。

身近な景色で、考える

鳥が見つかれば、尾の動きと地面を歩く速さを見る。声だけで名前が分からないときは断定せず記録します。

白露の観察と季語へ
秋 / 白露 / 末候9月18日ごろ〜

玄鳥去

つばめさる

つばめが南へ渡っていくころ。

身近な景色で、考える

よく見ていた電線や軒に、姿があるか確かめる。「いない」ことで気づく季節も、以前の景色と並べると描けます。

白露の観察と季語へ
秋 / 秋分 / 初候9月23日ごろ〜

雷乃収声

かみなりすなわちこえをおさむ

雷の季節が静まっていくころ。

身近な景色で、考える

雷が二度と鳴らないという意味ではありません。夕方の空の変化や、聞こえる音の入れ替わりを観察します。

秋分の観察と季語へ
秋 / 秋分 / 次候9月28日ごろ〜

蟄虫坏戸

むしかくれてとをふさぐ

虫が冬に備え、隠れるころ。

身近な景色で、考える

虫を探し出すより、減った動きや声を確かめる。道端の同じ場所を、昼と夕方に見て比べます。以前に聞いた音との違いを一つ残します。

秋分の観察と季語へ
秋 / 秋分 / 末候10月3日ごろ〜

水始涸

みずはじめてかるる

田の水を落とし、乾き始めるころ。

身近な景色で、考える

川が全国で干上がるという意味ではありません。水のあった場所の筋や土の色に、残った跡を見つけます。

秋分の観察と季語へ
秋 / 寒露 / 初候10月8日ごろ〜

鴻雁来

こうがんきたる

雁が渡ってくるころ。

身近な景色で、考える

雁に出会わなければ、空を渡る鳥のまとまりを見る。群れの形、距離、進む向きを一つずつ記録します。

寒露の観察と季語へ
秋 / 寒露 / 次候10月13日ごろ〜

菊花開

きくのはなひらく

菊の花が咲くころ。

身近な景色で、考える

園芸品種で咲く時期は違います。花びらの重なりや、一本の茎の花の向きを見て、同じ花の中の差を探します。

寒露の観察と季語へ
秋 / 寒露 / 末候10月18日ごろ〜

蟋蟀在戸

きりぎりすとにあり

戸の近くでも、秋の虫の声が聞こえるころ。

身近な景色で、考える

ここでは伝統的な読みを使っています。現代の種名と同じと決めず、室内まで届く音の距離を観察します。

寒露の観察と季語へ
秋 / 霜降 / 初候10月23日ごろ〜

霜始降

しもはじめてふる

霜が降り始めるころ。

身近な景色で、考える

初霜には地域差があります。白い部分を見つけたら、露の粒と氷の結晶の違いを、見える範囲で確かめます。

霜降の観察と季語へ
秋 / 霜降 / 次候10月28日ごろ〜

霎時施

こさめときどきふる

小雨がときおり通り過ぎるころ。

身近な景色で、考える

雨が止んだあとの地面で、乾いた所と濡れた所の境を見る。時間の短い雨を、残った跡から描きます。

霜降の観察と季語へ
秋 / 霜降 / 末候11月2日ごろ〜

楓蔦黄

もみじつたきばむ

楓や蔦の葉が色づくころ。

身近な景色で、考える

木全体より、一枚の葉の中の緑・黄・赤の境を見る。地域や日当たりによって色づく時期は変わります。

霜降の観察と季語へ
冬 / 立冬 / 初候11月7日ごろ〜

山茶始開

つばきはじめてひらく

山茶花の花が咲き始めるころ。

身近な景色で、考える

伝統的な読みは「つばき」ですが、ここでは山茶花を指します。花びらが一枚ずつ散る姿にも目を向けます。

立冬の観察と季語へ
冬 / 立冬 / 次候11月12日ごろ〜

地始凍

ちはじめてこおる

地面が凍り始めるころ。

身近な景色で、考える

凍るかどうかは地域と天候で変わります。凍っていなければ、朝の土の硬さや乾き方を前日と比べます。

立冬の観察と季語へ
冬 / 立冬 / 末候11月17日ごろ〜

金盞香

きんせんかさく

水仙の花を表す名前。金色の杯を思わせる花の中心にちなみます。

身近な景色で、考える

春の花キンセンカと取り違えないようにします。水仙を見つけたら、白い部分と中心の色の対比を観察します。

立冬の観察と季語へ
冬 / 小雪 / 初候11月22日ごろ〜

虹蔵不見

にじかくれてみえず

虹を見かけにくくなるころ。

身近な景色で、考える

冬には虹が出ないという意味ではありません。雨のあとに戻る光や、空の色の少なさを観察する手がかりにします。

小雪の観察と季語へ
冬 / 小雪 / 次候11月27日ごろ〜

朔風払葉

きたかぜこのはをはらう

北からの風が葉を払うころ。

身近な景色で、考える

風向きを確かめられなければ断定せず、葉が集まる場所を見ます。角や溝にたまる形から風の動きを描けます。

小雪の観察と季語へ
冬 / 小雪 / 末候12月2日ごろ〜

橘始黄

たちばなはじめてきばむ

橘の実が黄色くなるころ。

身近な景色で、考える

身近に橘がなければ、柑橘の実を比較してみる。ただし、見た品種を橘と呼び替えず、名前と色を分けて記録します。

小雪の観察と季語へ
冬 / 大雪 / 初候12月7日ごろ〜

閉塞成冬

そらさむくふゆとなる

空が閉ざされたように、冬の気配が濃くなるころ。

身近な景色で、考える

曇りの多さは地域によって違います。晴れた日でも、窓の外と室内の明るさの違いから冬の空気を描けます。

大雪の観察と季語へ
冬 / 大雪 / 次候12月12日ごろ〜

熊蟄穴

くまあなにこもる

熊が冬ごもりへ入るころ。

身近な景色で、考える

熊を見に出るための候ではありません。暮らしの中で「しまう」「備える」動作を探し、冬への準備を考えます。

大雪の観察と季語へ
冬 / 大雪 / 末候12月17日ごろ〜

鱖魚群

さけのうおむらがる

鮭が川をのぼるころを表す名前。

身近な景色で、考える

種類や川によって時期が違います。映像で知ったことと実際に見たことを分け、水の流れと魚の向きを考えます。

大雪の観察と季語へ
冬 / 冬至 / 初候12月22日ごろ〜

乃東生

なつかれくさしょうず

うつぼぐさが、次の季節へ向けて芽を出すころ。

身近な景色で、考える

夏至の「乃東枯」と対になる名前。枯れたものの近くに低い芽がないか、同じ地面で新旧を探します。

冬至の観察と季語へ
冬 / 冬至 / 次候12月27日ごろ〜

麋角解

さわしかのつのおつる

鹿の仲間の角が落ちるころを表す古い名前。

身近な景色で、考える

すべての鹿がこの時期に落角するわけではありません。実際の種類や季節差と、伝統の名前を分けて読んでください。

冬至の観察と季語へ

Warning: Trying to access array offset on null in /home/katonobo/katonobo.com/public_html/wp-content/plugins/katonobo-koyomi/katonobo-koyomi.php on line 121
冬 / 冬至 / 末候1月1日ごろ〜

雪下出麦

ゆきくだりてむぎのびる

雪の下でも麦が育つころ。

身近な景色で、考える

雪の下を掘らず、見える草の先や窓辺の芽を見る。見えない生長を想像した部分と、観察できた部分を分けます。

冬至の観察と季語へ
冬 / 小寒 / 初候1月5日ごろ〜

芹乃栄

せりすなわちさかう

芹が育つころ。

身近な景色で、考える

食卓の芹でも、葉の切れ込みや茎の向きを観察できます。野草を食べる判断には、この索引を使わないでください。

小寒の観察と季語へ
冬 / 小寒 / 次候1月10日ごろ〜

水泉動

しみずあたたかをふくむ

地中の水が動く気配を思うころ。

身近な景色で、考える

気温が暖かくなるという予報ではありません。冬の水の流れや、凍らずに動く部分へ目を向けます。

小寒の観察と季語へ
冬 / 小寒 / 末候1月15日ごろ〜

雉始雊

きじはじめてなく

雉の声が聞こえるころ。

身近な景色で、考える

雉が見つからなくても、冬の朝の鳥の声を聞く。姿を見た事実と、声から想像した姿を分けて記録します。

小寒の観察と季語へ
冬 / 大寒 / 初候1月20日ごろ〜

款冬華

ふきのはなさく

ふきのとうが姿を見せるころ。

身近な景色で、考える

雪や地面の近くにある小さな芽を見る。見つからなければ、店頭のふきのとうの苞と中の形を観察できます。

大寒の観察と季語へ
冬 / 大寒 / 次候1月25日ごろ〜

水沢腹堅

さわみずこおりつめる

沢や水辺の氷が厚くなるころ。

身近な景色で、考える

氷がない地域では、水の冷たさを感じた動作を記録する。氷の上へ入らず、岸や道から見える縁を観察します。

大寒の観察と季語へ
冬 / 大寒 / 末候1月30日ごろ〜

鶏始乳

にわとりはじめてとやにつく

鶏が卵を産むころを表す名前。

身近な景色で、考える

現代の飼育環境では産卵の季節性が違います。食卓の卵を入口に、自然の周期と暮らしの仕組みの違いを考えてみます。

大寒の観察と季語へ