啓蟄の意味と、読み方。
冬の間に隠れていた虫が動き始める、という節気。土や低い場所の変化を見る入口になります。
この日にすべての虫が出てくるわけではありません。土の温度や日当たり、種類によって活動の時期は違います。
啓蟄は、いつ。
2026年の啓蟄
3月5日
節入り 22:59(日本標準時)
期間:3月5日〜3月19日
国立天文台・暦要項
年によって日付が変わります。日付検索では、節入りの時刻を含む日を終日その節気として表示します。
啓蟄の、三つの候。
候の期間は太陽の視黄経を5度ごとに分けた算出目安です。
初候 · 3月5日ごろ〜
蟄虫啓戸
すごもりむしとをひらく
冬の間に隠れていた虫が、外へ動き始めるころ。
鉢の縁や道の端の小さな動きを見る。石や土を無理に動かさず、見える範囲を観察します。動きが止まる場所と、また進む方向を追います。
次候 · 3月10日ごろ〜
桃始笑
ももはじめてさく
桃の花がほころび始めるころ。
「笑う」は開花を表す言い方。花があれば、開いた花びらとまだ閉じたつぼみを一つずつ比べます。
末候 · 3月15日ごろ〜
菜虫化蝶
なむしちょうとなる
葉を食べる幼虫が育ち、蝶になるころ。
蝶を見たら飛ぶ高さと止まる場所を観察する。変態を見ていないときは、想像と見た事実を分けて書きます。
暮らしで、見つける。
01 / 光と空
日向と日陰で、地面の色や乾き方が違うか見る。暖かさを測る代わりに、表面の変化を観察できます。
02 / 身近なもの
植木鉢の縁や道端の土に目を近づける。生きものを無理に掘り出さず、小さな動きや芽を探します。
03 / 暮らし
ベランダを掃いたあとに残った土粒や葉。春の手入れで目にしたものを一つ選びます。
自分の景色を、言葉へ。
書き始める問い
大きな景色を見ずに、足元の数センチだけを描くなら?
鉢の縁に沿って、小さな影が動いた。しゃがむと、乾いた土の下に新しい緑が見えた。
katonoboの描写例まず、見たものを一つ選びます。例の景色をなぞるより、形・音・光・動きのうち、自分が気づいた違いを一つ書き残してください。
この季節の、言葉を選ぶ。
暦の季節と歳時記の分類には違いがあります。日付だけで季語を選ばず、意味と実際の景色を確かめてください。