まず、完成品から部材へ分ける。
棚の外寸だけを入力すると、板厚や接合分を数え忘れる場合があります。外幅600mmの左右に12mm板を立て、その間へ横板を挟む構成なら、横板の長さは600−12×2=576mmです。部材寸法は完成品の構成から先に決めます。
このツールは家具の設計や接合強度を計算しません。必要な形を「側板」「棚板」「背板」などへ分け、各部材の切り出し寸法と数量を入力します。
加工代と刃厚を混ぜない。
仕上がり576×300mmの四辺を2mmずつ削って整えるなら、切り出し寸法は580×304mmです。加工代は部材側へ先に加えます。ツールが加工代を自動で足す機能はありません。
切り出し寸法を登録したうえで、刃厚は切断時に失われる間隔として別に入力します。親材外周の捨て寸は、各部材の加工代ではなく、親材側で使わない領域です。
カットリストの書き方。
例:側板 900×300mmを2枚、棚板 576×300mmを3枚、背板 900×600mmを1枚。材質と厚さが異なる背板は別の計画にします。数字の単位はmmに揃え、部材の名前を図面と一致させます。
表計算ソフトからの貼り付けは、1行に「部材名・長さ・幅・数量」をタブ区切りで並べます。木取りでは「部材名・長さ・数量」です。取り込む前に一覧を確認し、現在の部材を置き換える操作として確定します。
加工を依頼するときは条件を添える。
店舗には材質・親材寸法・部材の切り出し寸法・数量・木目・刃厚を確認してもらいます。計算した切断順が、店舗の機械や対応寸法に合うとは限りません。加工できる最小寸法や持ち込みの可否は、その依頼先で確かめます。
CSVは部材と配置位置の一覧、印刷は親材ごとの図と切断リストです。店舗の指定様式がある場合は、その様式へ転記します。指示に使う前に、部材名・枚数と完成品の図面を最後に照合してください。
方式・参照資料
確認日:2026年10月10日。計算式と具体例は、このツールの入力条件に基づく説明です。
- ノダ:合板の取扱製品・寸法
寸法表示と製品ごとのサイズ例。寸法が同じでも用途や等級は別に確認する。
- マキタ:切断工具カタログ・刃物の寸法表
鋸身厚と刃先厚が別項目で表示されることの確認。使用する刃・機械の実値に置き換える。
- このツールの計算方式
katonoboの計算モデル。長尺材は3候補、板材は8候補を比較するヒューリスティック。最小購入数や最安値の証明ではない。