どこに、目を向けるか。
花の数と、視線の高さを分けて見る。満開の桜は面として、一枚の花びらは点として景色に入ります。
枝の花と、その下を通る人を一緒に見る。満開の全景と一枚の花びらでは、視線の距離が変わります。
描写の例から、考える。
橋の手すりに、花びらが一枚貼りついている。川の桜の全景を入れず、雨で離れない一枚に寄る描写です。
katonoboの描写例。既存の俳句の引用ではありません。
いま見た景色を、言葉へ。
見上げた花ですか、足もとに落ちた花ですか。視線の高さを決めてみましょう。
同じ桜を遠くから一文、近くから一文で書き、必要な方だけを残します。
選ぶ前に、確かめる。
桜を見たから必ず寂しい、嬉しいとは決めません。色のない形容を増やす前に、花がどこにあるかを置きます。
似た語との違い。
桜と梅
梅は早春の枝と香り、桜は花のまとまりや散る姿に焦点を合わせやすい語です。色だけで選ばず、見た花の種類を確かめます。
季節の参照:季語一覧 PDF 1–6ページ · 分類・音数の前提