katonobo

季語 WORDS FOR A SEASON.

風光るという、景色。

春の明るい日差しの中で、風まで輝くように感じられること。

かぜひかる

春天文5音

どこに、目を向けるか。

見えない風を、光を返しながら動く物から描きます。光の描写と動きの描写が一つになっているかを見ます。

風そのものは見えません。光を返す葉や、ひるがえる白いシャツから風の通り道を描きます。

描写の例から、考える。

干したシャツの袖が返り、白い面が一瞬こちらを向く。動かない白と比べて、風の通過を感じる描写です。

katonoboの描写例。既存の俳句の引用ではありません。

いま見た景色を、言葉へ。

風が動かしたものは、どんな光を返しましたか。

風が動かした物を三つ挙げ、いちばん光の変化が見えた一つを選びます。

選ぶ前に、確かめる。

春の強風ならすべて風光るとは限りません。明るさの手がかりがない場面では、春の風など別の語も考えます。

似た語との違い。

風光ると山笑ふ

風光るは風に動かされる光、山笑ふは春の山の明るさ。白いシャツの一瞬を描くか、山肌の広がりを描くかという距離の違いです。

季節の参照:季語一覧 PDF 1–6ページ · 分類・音数の前提