どこに、目を向けるか。
降る直前、最中、やんだ後のどこを切り取るか決めます。全部を詰めるより、一つの物の変化が場面を作ります。
店の軒に駆け込む数歩、跳ねる水、通り過ぎた後の光。降る前後で一つの物を見比べます。
描写の例から、考える。
軒から一歩だけ出した靴の先が濡れる。強い雨を説明する代わりに、出られる距離を描く方法です。
katonoboの描写例。既存の俳句の引用ではありません。
いま見た景色を、言葉へ。
雨の前と後で、道の色や人の位置はどう変わりましたか。
同じ道の雨の前と後を一文ずつ書き、色、音、人の位置のどれが変わったかを選びます。
選ぶ前に、確かめる。
短時間の雨なら何でも夕立とはしません。冬の降ったりやんだりする雨と取り替えると、季節が変わります。
似た語との違い。
夕立と虹
夕立は急な雨とその変化、虹は空の色の帯。同じ出来事の前後でも、軒に駆け込む動きと見上げる動きでは焦点が違います。
夕立と時雨
時雨は晩秋から初冬の降る・やむの変化、夕立は夏の急な強雨。短い雨というだけで交換せず、季節と降り方を確かめます。
季節の参照:季語一覧 PDF 7–13ページ · 分類・音数の前提