katonobo

季語 WORDS FOR A SEASON.

霧という、景色。

細かな水滴が空中に漂い、見通しを遮ること。季語としては秋に分類します。

きり

秋天文2音

どこに、目を向けるか。

輪郭が消える距離と、霧の中でも届く音を分けます。全部が白いとまとめず、見えた手前の物を一つ置きます。

橋の途中から先が見えない。ぼんやりした景色より、見える距離の限界を一つ示します。

描写の例から、考える。

橋の向こうは見えないが、車の音は近づいてくる。視覚と聴覚の届く範囲が違う場面です。

katonoboの描写例。既存の俳句の引用ではありません。

いま見た景色を、言葉へ。

霧の向こうから、姿より先に届いたものはありましたか。

見える範囲の一番遠い物を書き、その先から聞こえる音を一つ添えてみます。

選ぶ前に、確かめる。

霧と霞を季節の字面だけで交換すると、実景を変えてしまうことがあります。見通しを遮る粒か、遠景の淡いぼやけかを確かめます。

似た語との違い。

霧と霞

霧は秋、霞は春の分類を採用します。霧は見通しを遮る水滴、霞は遠景の淡いぼやけを捉える語。単に曇った景色の置き換えにはしません。

季節の参照:季語一覧 PDF 14–19ページ · 分類・音数の前提