katonobo

季節と暦 A YEAR, NOTICED.

小満という、季節の目印。

草木などが育ち、少しずつ満ちていくころを表す節気。生長の途中を観察する目印です。

小満の意味と、読み方。

草木などが育ち、少しずつ満ちていくころを表す節気。生長の途中を観察する目印です。

何もかもが完成する、という意味ではありません。大きくなる途中の葉や実、まだ色の薄い部分も、この時期の景色になります。

小満は、いつ。

2026年の小満

5月21日

節入り 09:37(日本標準時)

期間:5月21日〜6月5日

国立天文台・暦要項

年によって日付が変わります。日付検索では、節入りの時刻を含む日を終日その節気として表示します。

小満の、三つの候。

候の期間は太陽の視黄経を5度ごとに分けた算出目安です。

初候 · 5月21日ごろ〜

蚕起食桑

かいこおきてくわをはむ

蚕が桑の葉を食べて育つころ。

蚕の飼育を見ていなければ、身近な葉の育ちを観察する。暮らしと植物のつながりを、服や布から考える入口にもなります。

次候 · 5月26日ごろ〜

紅花栄

べにばなさかう

紅花が盛んに咲くころ。

見つかれば、細い花びらの集まりと色の濃淡を見る。写真を使う場合は、実際に見た景色とは分けて記録します。

末候 · 5月31日ごろ〜

麦秋至

むぎのときいたる

麦が実り、収穫のころを迎える。

麦秋の「秋」は実りの時期のこと。夏の暦の中にあります。穂があれば、色と揺れ方から成熟を見ます。

暮らしで、見つける。

01 / 光と空

木の葉が増えて、先月見えていた向こうの建物が隠れていないか確かめます。

02 / 身近なもの

枝先の新しい葉と、古い葉の大きさや硬さを比べる。一本の植物の中にある時間差を見ます。

03 / 暮らし

窓越しに届く風の匂い、日陰で休む時間。外出の途中に生まれた余白を拾います。

自分の景色を、言葉へ。

書き始める問い

「育った」と説明せず、何が見えなくなったかで伝えるなら?

向かいの白い壁が、葉の向こうへ隠れていた。いつもの窓から見える空が、少し狭くなった。

katonoboの描写例

まず、見たものを一つ選びます。例の景色をなぞるより、形・音・光・動きのうち、自分が気づいた違いを一つ書き残してください。

この季節の、言葉を選ぶ。

暦の季節と歳時記の分類には違いがあります。日付だけで季語を選ばず、意味と実際の景色を確かめてください。