受験生でも、スマホを完全に解約・没収する必要はありません。先に残す用途を決め、勉強ブロックと就寝前だけ強く守り、入試後に戻す日まで予定に入れます。「一生やめる」より、受験期の期間限定ルールにした方が現実的です。
まず「残すもの」を決める
- 家族・学校・塾からの連絡
- 交通、防災、地図、決済など生活に必要な機能
- 辞書、学習動画、出願や入試情報
- 決めた時間の友人との連絡
残す用途が決まると、禁止の話から運用の話へ変わります。学習動画を開いたまま関連動画へ移るなら、「学習用ブラウザは机、娯楽動画は21時から」のように場面を分けます。
受験までの時期で強さを変える
3か月以上前
一週間だけ利用状況を見て、予定外の起動が多いアプリを一つ選ぶ。まず20〜25分の勉強ブロックを作る。
1〜3か月前
連絡を残し、SNSや動画の時間帯を固定。模試・過去問中は別室へ置く。週1回だけ条件を見直す。
直前1〜2週間
新しい厳しい仕組みを増やさず、睡眠と持ち物を優先。試験会場への連絡・交通は必ず使える状態にする。
今夜から使える設定
- 次の勉強を「英単語20個」ではなく「5個をテスト」と小さく書く
- 家族の連絡先を例外にして、25分だけ集中モード
- スマホは手の届かない場所へ置く
- 休憩5分は動画以外にする
- 確認時間を21時などに予約する
自分が通知・無意識・課題回避・終われない視聴のどれに近いかは、スマホ誘惑タイプチェックで整理できます。より細かい対策は勉強中にスマホを触るときの7段階を見てください。
睡眠は「勉強時間の残り」ではない
厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」は、中高生に8〜10時間を参考として睡眠時間を確保するよう勧めています。個人差はありますが、夜のスマホを削って勉強を延長し、翌日の集中を落とすのは得策ではありません。
合計時間より、就寝前と寝室への持ち込みを先に変えます。詳しくは中高生の夜スマホと睡眠へ。
英単語だけは、スマホの入口に置ける
受験期に英単語が必要なら、SNSを開く習慣へ1問を相乗りさせる方法があります。英単語ロックは、選んだSNSやゲームなどの前に英単語を出し、問題を終えると決めた時間だけ使えるアプリです。無料版は250語、Premiumは3,000語です。
英単語の復習方法そのものは思い出す回数を増やす英単語学習で説明しています。アプリを入れるだけで受験勉強全体が終わるわけではありません。
開きたくなる回数を、英単語の接触回数へ。最初は1問5分・無料250語で、受験勉強の邪魔にならないか試せます。App Storeで見る ↗受験後に戻す約束も決める
制限を始める日に、緩める日もカレンダーへ入れます。「合格まで無期限」ではなく、模試翌日や入試翌日に見直す。守れなかった日は原因を一つ直し、罰を積み上げない。自分で管理する練習は、失敗後の戻り方も含みます。
眠れない、朝起きられない、学校生活が崩れている、強い苦痛が続く場合は、スマホ制限だけで解決しようとせず、保護者、学校、医療機関など信頼できる大人へ相談してください。
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最終確認:2026年7月18日。睡眠の参考:厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」。

