katonobo

季節と暦 A YEAR, NOTICED.

穀雨という、季節の目印。

穀物を育てる雨のころ、という節気。春の終わりを、湿り気と育つものから眺めます。

穀雨の意味と、読み方。

穀物を育てる雨のころ、という節気。春の終わりを、湿り気と育つものから眺めます。

雨量や農作業の開始日を定めるものではありません。畑のない暮らしでも、濡れた土や鉢の芽から雨の働きを観察できます。

穀雨は、いつ。

2026年の穀雨

4月20日

節入り 10:39(日本標準時)

期間:4月20日〜5月4日

国立天文台・暦要項

年によって日付が変わります。日付検索では、節入りの時刻を含む日を終日その節気として表示します。

穀雨の、三つの候。

候の期間は太陽の視黄経を5度ごとに分けた算出目安です。

初候 · 4月20日ごろ〜

葭始生

あしはじめてしょうず

水辺の葭が芽を出し始めるころ。

水辺が身近になければ、湿った土に出る芽を見る。生えている場所と葉の細さを、名前と分けて記録します。

次候 · 4月25日ごろ〜

霜止出苗

しもやんでなえいずる

霜が少なくなり、苗が育つころ。

霜の終わりには地域差があります。苗の新しい葉と古い葉を比べ、色と大きさ、葉の厚みの差を観察します。

末候 · 4月30日ごろ〜

牡丹華

ぼたんはなさく

牡丹の花が咲くころ。

大きな花に出会ったら、花びらの重なりと影を見る。花全体の色より、一枚の縁に焦点を絞ります。

暮らしで、見つける。

01 / 光と空

雨の前後で、空と地面の明るさがどう入れ替わるか見る。曇りでも葉だけが明るく見えることがあります。

02 / 身近なもの

鉢の土が水を吸う瞬間を観察する。黒くなる、くぼむ、匂いが立つという変化を順に拾います。

03 / 暮らし

洗濯物を取り込む指先や傘をたたむ手。雨を、暮らしの動作で描いてみます。

自分の景色を、言葉へ。

書き始める問い

雨を「降る」と書かず、雨が残した変化だけで伝えるなら?

鉢の乾いた色が、端から濃くなっていく。土の匂いが、雨の音より先に届いた。

katonoboの描写例

まず、見たものを一つ選びます。例の景色をなぞるより、形・音・光・動きのうち、自分が気づいた違いを一つ書き残してください。

この季節の、言葉を選ぶ。

暦の季節と歳時記の分類には違いがあります。日付だけで季語を選ばず、意味と実際の景色を確かめてください。