that の使い方まとめ|接続詞・関係代名詞・指示代名詞の違いを例文つきで解説

英語の使い方

that は英語でとてもよく使われる単語です。

ただ、日本語にすると「それ」「あれ」「〜ということ」「〜するところの」など、文によって意味が変わるため、英語初心者には少しわかりにくい単語でもあります。

たとえば、次の文を見てください。

  • That is my bag.
  • I think that he is right.
  • This is the book that I bought yesterday.

どれも that が使われていますが、働きはそれぞれ違います。

  • That is my bag. の that は「あれ・それ」
  • I think that… の that は「〜ということ」
  • the book that… の that は「本を説明する働き」

この記事では、that の基本的な使い方を、英語初心者にもわかりやすく整理します。

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that の使い方をざっくり分けると

that の主な使い方は、次の3つです。

使い方意味のイメージ例文
指示代名詞あれ・それThat is my house.
接続詞〜ということI think that he is right.
関係代名詞名詞を後ろから説明するThe book that I bought is interesting.

まずは、この3つを押さえれば十分です。

  • That is… なら「あれは・それは」
  • I think that… なら「〜ということ」
  • 名詞 + that… なら「前の名詞を説明している」

1. 指示代名詞の that|「あれ・それ」

もっとも基本的な that は、あれ・それという意味です。

少し離れたもの、人、前に出てきた内容などを指すときに使います。

例文

That is my bag.
あれは私のバッグです。

Who is that?
あの人は誰ですか。

That sounds good.
それはよさそうですね。

I like that.
私はそれが好きです。

この that は、日本語の「あれ」「それ」に近い使い方です。

this と that の違い

that を理解するには、this との違いも大切です。

単語意味距離感
thisこれ近いもの
thatあれ・それ少し離れたもの、前に出た内容

This is my pen.
これは私のペンです。

That is your pen.
あれはあなたのペンです。

物理的に遠いものだけでなく、会話の中で前に出た内容を指すときにも that はよく使われます。

I passed the exam.
試験に合格したよ。

That is great!
それはすごいね。

2. 接続詞の that|「〜ということ」

that は、文と文をつなぐ接続詞としても使われます。

この場合、that + 主語 + 動詞 の形で、「〜ということ」という意味になります。

例文

I think that he is right.
私は彼が正しいと思います。

She said that she was tired.
彼女は疲れていると言いました。

I know that English is important.
私は英語が大切だと知っています。

He believes that the story is true.
彼はその話が本当だと信じています。

この that は、前の動詞の内容を説明しています。

  • think that…:〜だと思う
  • say that…:〜だと言う
  • know that…:〜だと知っている
  • believe that…:〜だと信じている

接続詞の that は省略できることが多い

接続詞の that は、日常会話では省略されることも多いです。

I think that he is right.
私は彼が正しいと思います。

I think he is right.
私は彼が正しいと思います。

どちらも自然です。

She said that she was tired.
彼女は疲れていると言いました。

She said she was tired.
彼女は疲れていると言いました。

このように、think、say、know などの後ろに来る that は、省略しても意味が通じることが多いです。

3. 関係代名詞の that|名詞を後ろから説明する

that は、関係代名詞として使われることもあります。

この場合、前にある名詞を、後ろから説明します。

たとえば、次の文を見てください。

This is the book that I bought yesterday.
これは私が昨日買った本です。

この文では、that I bought yesterdaythe book を説明しています。

つまり、

  • the book:その本
  • that I bought yesterday:私が昨日買った

という関係です。

例文

The man that lives next door is kind.
隣に住んでいる男性は親切です。

This is the movie that I watched last night.
これは私が昨夜見た映画です。

The song that she likes is famous.
彼女が好きな歌は有名です。

I found the key that I lost yesterday.
私は昨日なくした鍵を見つけました。

関係代名詞の that は、前の名詞を詳しく説明する働きをします。

接続詞の that と関係代名詞の that の見分け方

that が難しく感じる理由の一つは、接続詞の that と関係代名詞の that が同じ形だからです。

見分け方は、that の前を見るとわかりやすいです。

that の前働き例文
動詞 + that + 文think / say / know などの動詞接続詞I think that he is right.
名詞 + that + 文book / man / thing などの名詞関係代名詞The book that I bought is interesting.

ざっくり言うと、

  • 動詞の後ろの that は「〜ということ」になりやすい
  • 名詞の後ろの that は「前の名詞を説明する」ことが多い

例文で比べてみましょう。

I know that he is honest.
私は彼が正直だと知っています。

この that は、know の内容を説明しているので接続詞です。

I know the man that helped you.
私はあなたを助けた男性を知っています。

この that は、the man を説明しているので関係代名詞です。

関係代名詞 that と which / who の違い

関係代名詞には、that のほかに whichwho もあります。

関係代名詞主に説明するもの
whothe girl who lives here
whichもの・動物the book which I bought
that人・ものの両方に使えるthe book that I bought / the girl that lives here

that は、人にもものにも使えるため、会話や基本的な英文ではよく使われます。

The boy that is standing there is my brother.
そこに立っている男の子は私の弟です。

The bag that I bought yesterday is very useful.
昨日買ったバッグはとても便利です。

ただし、フォーマルな文章では、人には who、ものには which を使う方が自然な場合もあります。

関係代名詞 that を省略できる場合

関係代名詞の that は、省略できる場合があります。

特に、that の後ろに 主語 + 動詞 が続いていて、that が目的語の働きをしている場合は、省略されやすいです。

This is the book that I bought yesterday.
これは私が昨日買った本です。

This is the book I bought yesterday.
これは私が昨日買った本です。

どちらも自然です。

一方で、that が主語の働きをしている場合は、省略できません。

The man that lives next door is kind.
隣に住んでいる男性は親切です。

△ The man lives next door is kind.

この場合、that を省略すると文の形が崩れてしまいます。

強調構文の that

that は、強調構文でも使われます。

形は次のようになります。

It is / was + 強調したい語 + that + 文

例文

It was Momotaro that defeated the ogres.
鬼を倒したのは桃太郎でした。

It was yesterday that I bought this book.
私がこの本を買ったのは昨日でした。

It is this point that is important.
重要なのはこの点です。

この that は、文の一部を強調するために使われます。

初心者のうちは、まず It is / was … that … の形を見たら「〜なのは…だ」と読むとわかりやすいです。

so … that の that|「とても〜なので…」

that は、so … that の形でもよく使われます。

意味は「とても〜なので…」です。

例文

The peach was so big that the old woman was surprised.
その桃はとても大きかったので、おばあさんは驚きました。

He was so tired that he went to bed early.
彼はとても疲れていたので、早く寝ました。

This book is so easy that beginners can read it.
この本はとても簡単なので、初心者でも読めます。

この形では、

  • so + 形容詞 / 副詞:とても〜
  • that + 文:その結果…

という流れになります。

that を使ったよくある表現

that は、決まった表現の中にもよく出てきます。

That’s why…

That’s why I like this story.
だから私はこの話が好きです。

That’s why he was angry.
だから彼は怒っていたのです。

That’s because…

That’s because he was tired.
それは彼が疲れていたからです。

That’s because English has many short words.
それは英語に短い単語が多いからです。

that is why / that is because

書き言葉では、短縮せずに that is whythat is because と書くこともあります。

That is why this rule is important.
だからこのルールは大切です。

That is because the word has two meanings.
それは、その単語に2つの意味があるからです。

診断記事での使われ方

英語の物語文では、that は特に 名詞を後ろから説明する形でよく出てきます。

たとえば、桃太郎の英語診断記事では、次のような文が出てきます。

While the old woman was washing clothes by the river, she noticed a huge peach that was floating toward her.

この文では、that was floating toward hera huge peach を説明しています。

  • a huge peach:大きな桃
  • that was floating toward her:彼女の方へ流れてきていた

つまり、a huge peach that was floating toward her は「彼女の方へ流れてきていた大きな桃」という意味になります。

このように、that の後ろから前の名詞を説明する形に慣れると、Level 3 以降の英文がかなり読みやすくなります。

実際に英文を読んで、自分がどこでつまずくか確認したい方は、桃太郎で英語レベル診断|中1・中2・中3英語でどこから読めないかチェックもあわせて試してみてください。

that の関係代名詞としての使い方を理解してから診断記事に戻ると、Level 3 の英文が読みやすくなるはずです。

よくある間違い

間違い1:that をすべて「あれ」と訳してしまう

I think that he is right.

この that は「あれ」ではありません。

I think that he is right.
私は彼が正しいと思います。

この場合の that は、「彼が正しい」という内容を導いています。

間違い2:関係代名詞の that を見落とす

This is the book that I bought yesterday.

この文を「これは本です。それを私は昨日買いました」と分けて読むと不自然です。

the book that I bought yesterday で「私が昨日買った本」とまとまりで読むのがポイントです。

間違い3:省略できない that を省略する

○ The boy that lives next door is my friend.
隣に住んでいる男の子は私の友達です。

△ The boy lives next door is my friend.

この that は、後ろの節で主語の働きをしているため、省略できません。

間違い4:接続詞の that と関係代名詞の that を混同する

I know that he is kind.
私は彼が親切だと知っています。

I know the boy that is kind.
私は親切な男の子を知っています。

1つ目は「know の内容」を表す接続詞の that。 2つ目は「the boy を説明する」関係代名詞の that です。

that の例文まとめ

英文日本語訳that の働き
That is my bag.あれは私のバッグです。指示代名詞
I think that he is right.私は彼が正しいと思います。接続詞
She said that she was tired.彼女は疲れていると言いました。接続詞
This is the book that I bought yesterday.これは私が昨日買った本です。関係代名詞
The man that lives next door is kind.隣に住んでいる男性は親切です。関係代名詞
The peach was so big that she was surprised.その桃はとても大きかったので、彼女は驚きました。so … that 構文
That’s why I like English.だから私は英語が好きです。決まった表現

関連記事

that とあわせて、次の表現も復習しておくと英文が読みやすくなります。

まとめ

that は、英語で非常によく使われる単語です。

主な使い方は、次の3つです。

  • 指示代名詞:あれ・それ
  • 接続詞:〜ということ
  • 関係代名詞:前の名詞を後ろから説明する

that を見分けるときは、まず that の前に何があるか を見るとわかりやすいです。

  • That is… なら「あれは・それは」
  • think / say / know + that… なら「〜ということ」
  • 名詞 + that… なら「前の名詞を説明する」

英語の読解では、特に 名詞 + that… の形でつまずく人が多いです。

その場合は、that の後ろを前の名詞にかけて、the book that I bought を「私が買った本」、a peach that was floating toward her を「彼女の方へ流れてきていた桃」と、まとまりで読む練習をしてみましょう。

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