個人開発のアイデアが浮かばない…?そんな人はカクテルパーティー効果と時間を味方につけろ

個人開発
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私の個人開発スタイルはとにかく作りたいものをじゃんじゃん作ってサービスを量産するタイプなのですが「よくそんなに作りたいアイデアが浮かびますね」と言われることが何度かありました。

仕事でプログラミングをしている人に多いように感じるのですが、「プログラミングはできるけど、何か作りたいアイデアが浮かばない。」という人がいます。

この人たちは「だから自分は個人開発に向いてない」と思ってしまう場合があるようですが、これは全く間違った考えです。

「何か作りたいアイデアが浮かばない。」のは、これから個人開発を始めようと思っている人なら当たり前の話だからです。

カクテルパーティー効果

少し言い方を変えると「今まで個人開発のことを考えてきていない人が、個人開発についてアイデアがないのは当然だ」ということです。

「カクテルパーティー効果」という言葉を知ってますか?

カクテルパーティー効果とは多くの音の中から、自分が必要としている情報や重要な情報を無意識に選択することができる脳の働きのことをいいます。 これは1953年にイギリスの認知心理学者のコリン・チェリー によって提唱され、音声の選択的聴取、選択的注意とも呼ばれています。

カクテルパーティー効果とは?

パーティーのような騒がしい会場でも、自分の名前が聞こえた時にはなぜかハッキリと聞き取れてしまうことから由来します。

人間の脳は、選択的に情報を取得しています。

いつもの通勤途中で、ふと今まで全く気づかなかった看板を見つけて「あれ?こんな看板あったっけ?」と不思議に思った経験はありませんか?いつも目では見てるはずなのに全く認識していなかったのです。

逆に、自分がいつもチェックしているお店は小さな変化でも気づいたりします。

つまり、人間は自分が注意を払い出して、そこから初めてその情報を集め出すのです。

自動車業界は、多額の予算を払ってテレビCMを打ちます。

この広告は、もちろんこれから車を買うと思っている人たちが見ることも想定していますが、そのCMを一番しっかり見ているのは、実はすでにその車を買っているユーザーです。

「こんなにオシャレでお金がかかったCMがテレビでやっている。やっぱり自分が買ったのは素晴らしい車だったのだ。」と思ってもらえるように、各社ブランディングしているのです。

こうして彼らは、次に車を乗り換えるときのリピーターになります。

個人開発というアンテナを立ててからがスタート

ここまでの話でわかってもらったと思いますが、「個人開発のアイデアが浮かばない」と嘆く人は、まだ個人開発をしようという具体的な意識を持つまでに到達していない可能性があります。

ですから、まずは「個人開発のアンテナ」を立てることから始めましょう。

「個人開発のアンテナ」といっても大層な話ではなく、日々の生活の中でうっすらと「何か困ってること」「毎日やっている習慣」「友人との会話でヒントはないかな?」「仕事で、毎回発生する面倒な作業はないか?」などを意識するだけです。

この意識を持つだけで、嘘みたいに沢山のアイデアが湧いてきます。そう、本当に湧いてきます。

注意がいるのは、初めの数週間、数ヶ月はあまりアイデアが浮かびません。

これは、空のコップに水を溜めても最初は溢れないのに似ています。

水がいっぱいになった途端、ドッとアイデアが湧いてくるイメージです。

まとめ

個人開発のアンテナを立てて、あとは時間をかけてじっくりとアイデアが湧いてくるのを待ちましょう。

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