自分だけのデータを活かそう【個人開発】

自分だけのデータが個人開発では大切 個人開発
スポンサーリンク

個人でサービスをリリースすると、自分だけの生データを得ることができます。

生データとは、加工前のデータのことで、料理で言えば素材です。

例えば、個人でアプリをリリースすると、Appleが提供しているApp Store Connectから「インプレッション数」「ダウンロード数」「売り上げ」などがわかりますし、外部のサービスを使えばさらに細かい情報を得られます。

この情報は、自分だけが持っている【宝の地図】のようなものです。

この【宝の地図】を活用すれば、効率よくヒットするアプリを狙うことができます。

情報の活用方法

例えば、iOSアプリで

  • 有料アプリは、大体いくらの売り上げでカテゴリーランキングに載るの?
  • 無料アプリではカテゴリーランキングに載るには一日何ダウンロード必要なの?
  • 自分のアプリの継続率は平均より上?下?
  • どんなタイプのアプリが一人当たりの売り上げが良いの?

などは、自分でアプリをリリースすると何となくわかりますが、どれもネット上で探すのは難しい情報だと思います。

私の例を出すと、「カテゴリーのランキングに載っている有料アプリが月にどれくらい売れているのだろうか?」と思って、実際に自分で有料アプリをリリースし、売り上げを確認しました。

自分で得たデータから「なるほど、有料アプリはこんな相場なのか。」とわかりましたし、この情報を手に入れたことで、有料アプリを出しているアプリの戦略だったり、多くの開発者が無料+広告でアプリをリリースする理由なども見えてきました。

数日でリリースできるようなアプリなら、出そうか出すまいか迷うくらいなら貴重なデータが手に入る分お得だと思っても良いくらいだと思います。

自分だけが手に入れているアプリのデータは、個人開発者の持つ強力な武器ですから、ぜひうまく活用してください。

自分だけのデータがアプリの方向性や目標を示す

自分だけのデータを得ることで、アプリの進むべき方向性が見えてくることがあります。

例えば、私の一つの目標は、Life Time Value(ライフ タイム バリュー)が50円を上回るツール系アプリを作ることです。この目標は、自分が得てきたデータから導き出した一つの結論です。

Life Time Value(ライフ タイム バリュー)は、ざっくり言えば1ダウンロードでいくら稼げるかと言う指標です。(Life Time Valueの算出方法はネットで調べると大まかな方法が書かれています。)

言い換えると、私は1ダウンロードで50円を稼ぐアプリを作りたいということです。

Google検索でゲーム系のアプリを調べると、LTVも広告のコストももっと高いようですね。ツール系アプリだと色んなタイプがあるので一概には言えません。

私が50円に設定している理由は、外部サービスなどが絡むので詳しく言えないのですが、端的に言うと私が作りたいタイプのツール系アプリの1ダウンロードにかかる広告コストを上回ることができる数値だからです。

この目標は私が作るタイプのアプリにだけの通用する指標です。

もしネット上の情報だけから判断すれば、Life Time Valueが数百円ないと広告はペイできないだろうと最初から諦めてしまう可能性があった訳です。

しかし、自分だけのデータを得ることができれば、一般的な常識に囚われずに自分だけの目標や指針が得ることができます。

これは一つの例です。

データを見れば、もっと沢山の自分だけの指針が見えてくるでしょう。

ぜひ、個人開発で得た自分だけのデータをうまく活用してください。

【お知らせ】

これまで書き溜めた個人開発に関するコツをまとめたkindle本を出しました。ご興味ある方はぜひお読みください。

個人開発で毎月1万円を稼ぐコツ(Kindle)

タイトルとURLをコピーしました