個人開発者が使える最強の参入障壁がある 「アプリは一日100円稼いでくれればそれで良い」の強さとは?

個人開発
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参入障壁という概念があります。

参入障壁とは、その名の通り、新しいビジネスに参入しようとした時に、既存のプレイヤーが築いている優位性(防壁)のことです。

参入障壁が高い産業は、例えばインフラ産業。電力事業などは新規に参入するには、厳格な法規制をクリアすることや莫大な資本が必要で非常に困難です。

参入障壁が低い代表の産業は、インターネット業界があります。

少ない資本で(ほぼゼロ)、誰でもアプリやWebサービスを作りビジネスを行うことができます。

もちろん、いくら参入障壁が低いと言っても、誰かにアプリを作ってもらうならその制作費、つまり人件費がかかりますし、運営していくなら人を雇うので、月々の人件費や事務所費などがかかるでしょう。

…、実は個人開発ではここが最強の強みなのです。

経費を考えたら絶対に赤字になるから、誰も作りもしない領域。これが個人開発者にとって最強の参入障壁です。

ベンチャー企業、ましてや大手企業の視界にも入らない世界があるのです。

「1日100円」稼いでくれるなら作る価値がある

私はアプリを作るとき、もし「1日100円」くらいは稼げそうなシンプルなアプリのアイデアが浮かんだら作ってしまいます。

1日100円だと、月の収益は3,000円です。

もしベンチャー企業でこんなアプリのアイデアを出したら頭引っ叩かれますよね。マーケットが小さすぎる。というかマーケットはないという判断になるでしょう。

これは、ベンチャー企業が毎月運営するためにかかる費用が3,000円なんかじゃ全然賄えないからです。

しかし、個人開発ならどうでしょうか?

収入ゼロからいきなり専業の個人開発者になったら毎月の生活費がかかりますから話は違いますが、普通は本業の傍に始めるので生活に困ることはありません。

アプリを開発するのも運営するのも自分なので費用ゼロです。

つまり、作ったそばから黒字確定なのです。

「1日100円」稼いでくれるアプリは、月なら3,000円ですが、年間なら36,000円を稼いでくれます。どうでしょうか?すごく大きいですよね?

さらに、10個くらい似たようなアプリを作ると、今まで書いたコードを引用できるので最短だと1日程度でリリースできるようになり、開発スピードが爆速になります。

こうなると、「1日100円」稼いでくれるアプリは、

1日で年間36,000円をもたらしてくれるアプリ

に進化するのです。

それでも企業ならまず作らないでしょうが、個人なら十分美味しい金額です。

つまり、企業という形態だと参入してこない(できない)、個人開発者にとっては美味しい領域が無数に広がっているのです。

ある意味この参入障壁は障壁とも言えないような代物で、誰からも無視されている最弱の障壁です。…だからこそ最強なのです。

以上、個人開発者だけが使える最強の参入障壁がある。という話でした。

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