この記事では、有利子負債倍率の意味と、EBITDA有利子負債倍率との違いをわかりやすく解説します。
名前が似ている指標が多いため、「有利子負債倍率」「有利子負債比率」「EBITDA有利子負債倍率」「DEレシオ」を混同しないように整理しておきましょう。
有利子負債倍率とは?
有利子負債倍率とは、有利子負債が、利益やキャッシュフローなどの基準に対してどのくらいあるかを見る考え方です。
ただし、「有利子負債倍率」という言葉は、文脈によって分母に使う数値が異なることがあります。そのため、実際に確認するときは、どの計算式を使っているかを見ることが大切です。
EBITDA有利子負債倍率とは?
EBITDA有利子負債倍率は、有利子負債倍率の中でも、分母にEBITDAを使って返済能力を確認する指標です。
EBITDA有利子負債倍率(倍) = (有利子負債 - 現金及び預金) ÷ EBITDA
簡易的には、EBITDAを以下のように計算します。
EBITDA = 営業利益 + 減価償却費
そのため、実務上は次の式で計算されることが多くあります。
EBITDA有利子負債倍率(倍) = (有利子負債 - 現金及び預金) ÷ (営業利益 + 減価償却費)
有利子負債倍率とEBITDA有利子負債倍率の違い
| 項目 | 見るポイント |
|---|---|
| 有利子負債倍率 | 有利子負債が、何らかの基準に対してどのくらいあるかを見る考え方です。 |
| EBITDA有利子負債倍率 | 純有利子負債がEBITDAの何倍あるかを見て、返済能力を確認します。 |
| 有利子負債比率 | 有利子負債が自己資本に対してどのくらいあるかを確認します。 |
| DEレシオ | 負債と自己資本のバランスを確認します。 |
有利子負債比率との違い
有利子負債比率は、有利子負債を自己資本などで割って、財務構造を確認する指標です。
EBITDA有利子負債倍率が「返済能力」を見やすいのに対して、有利子負債比率は「自己資本に対する借入依存度」を見やすい指標です。
有利子負債比率を計算したい場合は、有利子負債比率計算ツールをご利用ください。
DEレシオとの違い
DEレシオは、負債と自己資本のバランスを見る指標です。
DEレシオ = 有利子負債 ÷ 純資産
借入による資金調達にどの程度依存しているかを見たい場合は、DEレシオ計算ツールも役立ちます。
EBITDA有利子負債倍率を計算したい場合
実際に数値を入力して確認したい場合は、EBITDA有利子負債倍率計算ツールをご利用ください。
有利子負債、現金及び預金、営業利益、減価償却費を入力するだけで、純有利子負債、EBITDA、倍率を自動で計算できます。
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まとめ
有利子負債倍率は、有利子負債が一定の基準に対してどのくらいあるかを見る考え方です。
その中でも、EBITDA有利子負債倍率は、純有利子負債をEBITDAで割って返済能力を確認する指標です。似た指標と混同しないよう、何を分母にしているかを確認しましょう。

