令和7年度の全国調査では、契約スマートフォン経由の平日インターネット利用は、中学生が平均180.3分(3時間00分)、高校生が242.8分(4時間03分)でした。よく見かける「中学生5時間24分」「高校生6時間44分」は、スマホだけではなく、複数機器のインターネット時間を合計した別の数字です。
- 平均は「ここまでなら安全」という上限ではない
- 平日の自己申告で、休日や端末全体の使用時間ではない
- 数字が多くても、睡眠・勉強・家族関係への影響を別に確認する
令和7年度調査の中学生・高校生の時間
| 学校段階 | 契約スマートフォン経由のネット利用 | 利用機器合計のネット利用 | 条件 |
|---|---|---|---|
| 中学生 | 180.3分(3時間00分) 回答 n=1,025 | 324.3分(5時間24分) | 平日1日平均。10〜17歳の青少年を対象とする2025年11〜12月調査。機器ごとに自己申告。 |
| 高校生 | 242.8分(4時間03分) 回答 n=951 | 404.0分(6時間44分) |
出典は、こども家庭庁「令和7年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」です。全国の10〜17歳5,000人と同居保護者5,000人を計画標本とし、青少年3,060人、保護者3,158人から有効回答を得ています。
「利用機器合計」は、スマートフォン、タブレット、ゲーム機など、機器ごとの回答時間を足した値です。同時にスマホで動画を流しながらゲーム機を使えば重なり得ます。iPhoneのスクリーンタイムと1対1で比べる数字ではありません。
別の調査で数字が違うのは、矛盾ではない
NTTドコモ モバイル社会研究所が2024年11月に全国の小中学生と親1,300組を対象に行った調査では、中学生のスマホ利用は1日平均145分でした。勉強目的とそれ以外を含むスマホ単体の値ですが、公開記事には平日・休日の区分が明示されていません。
こども家庭庁の180.3分と違うのは、時期、質問文、対象者、平日指定などが異なるためです。平均を見るときは「誰に・いつ・何を・どの機器で聞いたか」をセットにします。
平均より長ければ「使いすぎ」なのか
平均より長いだけでは判定できません。学級連絡、地図、音楽、調べ学習も含まれます。一方、平均より短くても、寝る直前の1時間で睡眠が削られたり、勉強開始が毎日遅れたりするなら、本人は困っています。
次の4項目のうち、変えたいものがあるかを見ます。
- 就寝時刻が予定より遅れ、朝起きにくい
- 勉強を始める前に、予定外で開く
- 閉じた直後に目的なくまた開く
- 利用時間や解除をめぐって家族と衝突する
時間そのものを可視化したいなら、スクリーンタイム年間計算で自分の値だけを換算できます。結果は良し悪しを判定しません。
iPhoneで自分のスクリーンタイムを確認する
- 「設定」を開く
- 「スクリーンタイム」を開く
- 「すべてのアプリとWebサイトのアクティビティ」を見る
- 合計だけでなく、時間帯・よく使うアプリ・持ち上げ・通知を確認する
一日だけだとテストや休日に左右されるため、一週間の傾向を見ます。「22時以降の動画」など、生活に影響する場面を一つ見つければ十分です。夜が問題なら中高生の夜スマホと睡眠、勉強中なら勉強中のスマホ対策へ進んでください。
よくある質問
中学生のスマホは1日何時間までが普通ですか?
普通を一つの上限にする公的な基準はありません。令和7年度調査のスマホ経由ネット利用は平日平均3時間00分ですが、推奨時間ではありません。睡眠、勉強開始、予定外利用への影響から家庭の目安を決めます。
高校生は6時間44分スマホを使っていますか?
その数字は、複数機器のインターネット利用時間を合計した平日平均です。同じ調査の契約スマートフォン経由は4時間03分です。
家庭の制限時間は平均に合わせるべきですか?
平均に合わせる必要はありません。連絡・学校用途を残し、睡眠や勉強を守れる時間帯から逆算します。具体例は中学生のスマホルールの作り方で説明しています。
関連記事
最終確認:2026年7月18日。出典:こども家庭庁 令和7年度調査、モバイル社会研究所 2024年親と子の調査。定義の異なる値は同一系列として比較していません。

