結露・湿度・露点 AIR, WATER, TEMPERATURE.
窓の温度は、露点より低い?
室温だけでは、結露するかは決まりません。室温・湿度から求めた露点と、窓や壁の表面温度を比べます。
元の計算式・使い方を読む ↓室温・相対湿度・表面温度を入力すると、露点温度、絶対湿度、結露リスクを計算します。
ここに計算結果が表示されます。
数字を、自分の条件に当てはめる。
結果の読み方と、確かめること。
表面温度は、外気温ではありません。
窓の内側・サッシ・壁など、確認したい場所そのものの温度を使います。外気が5℃でも、窓の内側が何℃かは断熱性能や暖房で変わります。ガラスと金属枠も別々に確かめてください。
20℃・60%なら、露点は約12℃。
窓10℃は露点より約2℃低いので、結露の条件に入ります。窓15℃なら約3℃高くなります。同じ室温・湿度でも、表面温度によって判定が変わる例です。
下げるのは湿度。上げるのは表面温度。
同じ20℃・窓10℃で湿度を45%にすると、露点は約7.7℃まで下がります。湿度60%のまま窓を15℃にする方法とも比較できます。換気・除湿と、断熱・窓まわりの空気の流れでは、変える条件が違います。
元の計算式・使い方を読む
このページでは、室温と相対湿度から露点温度・絶対湿度を計算し、窓や壁などの表面温度で結露するかどうかを判定できる「結露計算ツール」を用意しています。
気温、相対湿度、表面温度を入力すると、露点温度、絶対湿度、表面温度との差、結露リスクを自動で計算できます。窓ガラスの結露、壁の結露、押し入れやクローゼットの湿気対策を考えるときに役立ちます。
結露計算ツール
結露とは?
結露とは、空気中に含まれる水蒸気が冷やされ、水滴として現れる現象です。身近な例では、冬の窓ガラス、冷たい飲み物のコップ、浴室の鏡などに水滴がつく状態が結露です。
結露が起きるかどうかは、単純な「室内と外気の温度差」だけでは決まりません。重要なのは、空気中の湿度と、窓や壁などの表面温度が「露点温度」以下になるかどうかです。
露点温度について詳しく知りたい場合は、関連記事の露点温度とは?結露との関係をわかりやすく解説も参考にしてください。
露点温度とは?
露点温度とは、空気を冷やしていったときに、水蒸気が水滴に変わり始める温度のことです。
たとえば、室温20℃・相対湿度60%の空気では、露点温度はおよそ12℃前後になります。この場合、窓ガラスや壁の表面温度が12℃以下になると、結露が発生しやすくなります。
結露の計算式
結露計算では、まず気温と相対湿度から露点温度を求めます。代表的には、以下のような近似式が使われます。
γ = ln(RH ÷ 100) + 17.27 × T ÷ (237.7 + T) 露点温度 = 237.7 × γ ÷ (17.27 - γ)
ここで、Tは気温(℃)、RHは相対湿度(%)です。
絶対湿度は、空気1m³あたりに含まれる水蒸気の量を表します。
飽和水蒸気圧 = 6.1078 × 10^(7.5 × T ÷ (T + 237.3)) 水蒸気圧 = 飽和水蒸気圧 × 相対湿度 ÷ 100 絶対湿度 = 216.7 × 水蒸気圧 ÷ (T + 273.15)
計算式をより詳しく確認したい方は、結露の計算式|露点温度・絶対湿度の求め方をご覧ください。
結露の計算例
たとえば、室温20℃、相対湿度60%、窓ガラスの表面温度10℃の場合を考えます。
室温:20℃ 相対湿度:60% 露点温度:約12.0℃ 窓の表面温度:10℃
この場合、窓の表面温度10℃は露点温度12℃より低いため、結露が発生しやすい状態です。
反対に、窓の表面温度が15℃であれば、露点温度より高いため、同じ室温・湿度でも結露は起きにくくなります。
結露は何度差で起きる?
結露は「室温との差が何度あるか」だけでは判断できません。同じ室温20℃でも、湿度が40%なら結露しにくく、湿度が80%なら結露しやすくなります。
見るべきポイントは、室温と表面温度の差ではなく、表面温度が露点温度を下回っているかどうかです。
温度差の考え方を詳しく知りたい方は、結露は何度差で起きる?室温・湿度・窓の表面温度の考え方も参考にしてください。
結露計算ツールの使い方
- 室温を℃で入力します。
- 相対湿度を%で入力します。
- 窓ガラスや壁など、調べたい場所の表面温度を入力します。わからない場合は空欄でも計算できます。
- 「計算する」ボタンを押します。
- 露点温度、絶対湿度、結露リスクが表示されます。
結露を計算するときの注意点
温度差だけで判断しない
「室温と窓の温度差が何度あるか」だけでは、結露するかどうかは判断できません。湿度が高いほど露点温度も高くなり、結露しやすくなります。
表面温度は場所によって違う
同じ部屋でも、窓ガラス、サッシ、壁、床、押し入れの奥では表面温度が異なります。正確に確認したい場合は、非接触温度計などで表面温度を測ると判断しやすくなります。
絶対湿度と相対湿度は意味が違う
相対湿度は、その温度で空気が含める水蒸気量に対する割合です。一方、絶対湿度は空気1m³あたりに含まれる水蒸気の量です。湿度そのものを計算したい場合は、既存記事の湿度の計算ツールも参考になります。
よくある質問
結露はどうやって計算しますか?
室温と相対湿度から露点温度を求め、窓や壁の表面温度が露点温度以下かどうかで判定します。表面温度が露点温度以下なら、結露が発生しやすい状態です。
結露は何度差で起きますか?
結露は、室温との差だけでは決まりません。たとえば室温20℃でも、湿度が高いと露点温度が上がり、少し表面温度が下がっただけでも結露しやすくなります。
露点温度とは何ですか?
露点温度とは、空気中の水蒸気が水滴に変わり始める温度です。表面温度が露点温度以下になると、結露が起こりやすくなります。
結露量や結露水量も計算できますか?
このツールでは、空気が表面温度まで冷えた場合に発生しうる水分量の目安も表示します。ただし、実際の結露量は換気、空気の流れ、表面素材、時間によって変わるため、あくまで目安としてご利用ください。
Excelでも結露計算はできますか?
はい。Excelでも露点温度の近似式を使って計算できます。詳しくはExcelで結露計算をする方法|露点温度を求める計算式をご覧ください。
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- 露点温度とは?結露との関係をわかりやすく解説
- 結露の計算式|露点温度・絶対湿度の求め方
- 結露は何度差で起きる?室温・湿度・窓の表面温度の考え方
- Excelで結露計算をする方法|露点温度を求める計算式
まとめ
結露は、室温と表面温度の差だけでなく、相対湿度と露点温度によって決まります。
この結露計算ツールを使えば、室温と湿度から露点温度を求め、窓や壁の表面温度で結露するかどうかを簡単に確認できます。冬の窓ガラス、押し入れ、クローゼット、浴室まわりの湿気対策に活用してください。
計算の前提・参照資料
図と逆算は、室温・表面温度0〜50℃の水面を基準にした日常的な比較です。氷点下の霜、壁の内部結露、実際の結露水の総量を判定するものではありません。温度・湿度計の誤差や測る場所による違いも考慮してください。
露点は既存ツールと同じMagnus型の近似(a=17.27、b=237.7)、絶対湿度はTetens型の飽和水蒸気圧から計算します。文献ごとに係数・適用範囲が異なるため、小さな差が生じます。
内容・計算の確認:2026年10月7日

