この記事では、Excelで減価償却費を計算する方法を解説します。
取得価額、耐用年数、取得月、事業使用割合を入力すれば、定額法による減価償却費をExcelでも計算できます。
Excelで使う基本の計算式
定額法の基本式は以下です。
=取得価額*償却率
耐用年数から償却率を簡易的に計算する場合は、以下のように入力できます。
=ROUNDUP(1/耐用年数,3)
たとえば、取得価額がB2、耐用年数がC2に入っている場合、1年分の償却額は以下のように計算できます。
=ROUNDDOWN(B2*ROUNDUP(1/C2,3),0)
初年度を月割りするExcel式
初年度の使用月数がD2に入っている場合は、以下のように計算できます。
=ROUNDDOWN(B2*ROUNDUP(1/C2,3)*D2/12,0)
たとえば、取得価額300,000円、耐用年数4年、使用月数9か月の場合、以下のようになります。
=ROUNDDOWN(300000*ROUNDUP(1/4,3)*9/12,0)
事業使用割合を反映するExcel式
事業使用割合がE2に入っている場合は、以下のように計算できます。E2には「70」のようにパーセントの数値を入力します。
=ROUNDDOWN(B2*ROUNDUP(1/C2,3)*D2/12*E2/100,0)
年度別表を作るときの列例
Excelで年度別の償却表を作る場合は、以下のような列を用意すると確認しやすくなります。
| 列 | 項目 |
|---|---|
| A列 | 年度 |
| B列 | 使用月数 |
| C列 | 償却額(按分前) |
| D列 | 事業分償却額 |
| E列 | 未償却残高 |
Excelで計算するときの注意点
Excelでは計算式を自由に作れますが、耐用年数、償却率、端数処理、取得月、事業使用割合を間違えると結果も変わります。
また、資産の取得時期や税務上の特例によって、通常の定額法とは異なる処理が必要な場合があります。
ブラウザで簡単に計算したい場合
Excelの表を作らずにすぐ計算したい場合は、ブラウザで使える減価償却費計算ツールをご利用ください。
取得価額、取得年月、耐用年数、事業使用割合を入力するだけで、年度別償却額と未償却残高を自動表示できます。
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まとめ
Excelでも、取得価額、償却率、使用月数、事業使用割合を使えば、減価償却費を計算できます。
ただし、年度別表や未償却残高まで管理する場合は、入力ミスが起こりやすくなります。簡単に確認したい場合は、減価償却費計算ツールを使うと便利です。

