英語で「そのため」「したがって」と言いたいとき、accordingly、therefore、thus、consequently のどれを使えばよいか迷いやすいです。
どれも前の内容を受けて結果を述べる表現ですが、実際にはニュアンスや使う場面が少しずつ違います。
まずは次のように整理するとわかりやすいです。
- accordingly は「それに応じて」「そのため」
- therefore は「したがって」と論理的に結論を出す
- thus は「このように」「したがって」で、やや書き言葉らしい
- consequently は「その結果」と、起きた結果をやや強めに示す
つまり、どれも「前を受けて後ろにつなぐ」表現ですが、
状況に応じる感じなのか、論理的な結論なのか、書き言葉として簡潔にまとめるのか、結果を強く示すのかで使い分けます。
この記事では、4語の意味の違い、使い分け、文中の位置、よくある例文、間違いやすいポイントまでわかりやすく整理します。
accordingly 単体の使い方から確認したい方は、accordingly の使い方|意味・therefore との違い・文中での位置を例文つきで解説もあわせて読むと理解しやすいです。
accordingly / therefore / thus / consequently の意味と結論
まずは4語の違いをざっくり表で見てみましょう。
| 単語 | 基本イメージ | よく使う場面 |
|---|---|---|
| accordingly | それに応じて、そのため | 状況に合わせる、対応する |
| therefore | したがって、それゆえに | 論理的な結論 |
| thus | このように、したがって | 書き言葉、簡潔な結論 |
| consequently | その結果、結果として | 原因から生じた結果 |
たとえば、次のような違いがあります。
- The schedule changed, so we adjusted our plans accordingly.
日程が変わったので、私たちはそれに応じて予定を調整しました。 - He had no ticket; therefore, he could not enter.
彼はチケットを持っていなかった。したがって、入場できなかった。 - The cost was too high, thus the plan was canceled.
費用が高すぎた。したがって、その計画は中止された。 - She missed the last train and consequently arrived late.
彼女は終電を逃し、その結果遅れて到着しました。
このように、似ていても少しずつ使いどころが違います。
accordingly / therefore / thus / consequently の違い・使い分け
accordingly は「それに応じて」「そのため」
accordingly は、前の事情に合わせて行動や対応をする感じが強い単語です。
単なる結果だけでなく、前の状況を受けて、それに合うように動くという感覚があります。
- Please act accordingly.
それに応じて行動してください。 - The weather may change, so dress accordingly.
天気が変わるかもしれないので、それに応じた服装をしてください。
もちろん「そのため」の意味でも使えますが、therefore ほど純粋に論理だけを押し出す感じではありません。
therefore は「したがって」と論理的に結論を出す
therefore は、前の内容から論理的に結論を導くときに使いやすい語です。
4語の中では、もっとも素直に「したがって」と覚えやすい表現です。
- The evidence was weak. Therefore, the claim was rejected.
証拠が弱かった。したがって、その主張は退けられた。 - She studied hard and therefore passed the exam.
彼女は一生懸命勉強したので、その結果試験に合格しました。
レポート、説明文、論理的な文章でもよく使われます。
thus は「したがって」「このように」でやや書き言葉
thus は therefore に近い意味がありますが、やや書き言葉らしく、少しかための印象があります。
また、「このように」という意味でも使われるため、文脈で判断する必要があります。
- The two lines are parallel; thus, they never meet.
その二本の線は平行である。したがって、交わることはない。 - He forgot the key and thus couldn’t open the door.
彼は鍵を忘れたため、ドアを開けられなかった。
簡潔に書きたい文章では便利ですが、日常会話では therefore や so のほうが自然なことが多いです。
consequently は「その結果」と結果を強めに示す
consequently は、原因から生じた結果を少しかために述べるときに使います。
therefore と近いですが、起きた結果そのものにやや目が向きやすい表現です。
- He invested too much money in one project and consequently faced serious losses.
彼は一つの計画に資金を入れすぎ、その結果大きな損失を抱えました。 - The road was blocked, and consequently we arrived late.
道がふさがれていて、その結果私たちは遅れて到着しました。
結果の重さや流れを少しはっきり出したいときに向いています。
例文で見る使い方
ここでは、4語の違いがわかりやすい例文を見ていきます。
accordingly の例文
- The rules have changed. Please update the document accordingly.
ルールが変わりました。それに応じて文書を更新してください。 - We were short on time, so we shortened the meeting accordingly.
時間が足りなかったので、それに応じて会議を短くしました。 - Prices may vary by season. Plan accordingly.
価格は季節によって変わることがあります。それに応じて計画してください。
therefore の例文
- This road is closed. Therefore, we need another route.
この道は通行止めです。したがって、別のルートが必要です。 - He was not on the list; therefore, he was denied entry.
彼は名簿に載っていませんでした。したがって、入場できませんでした。 - The machine is broken and therefore unusable.
その機械は壊れており、したがって使えません。
thus の例文
- She had no experience, thus the job was difficult for her.
彼女には経験がなかった。したがって、その仕事は彼女には難しかった。 - The demand increased, thus prices rose.
需要が増えた。したがって、価格が上がった。 - He left early and thus avoided the traffic.
彼は早く出発し、その結果渋滞を避けられました。
consequently の例文
- He forgot to save the file and consequently lost his work.
彼はファイルを保存し忘れ、その結果作業内容を失いました。 - The company cut costs and consequently reduced staff.
会社はコストを削減し、その結果人員も減らしました。 - She didn’t sleep enough and consequently felt tired all day.
彼女は十分に眠らなかったため、その結果一日中疲れていました。
よくある間違い
1. 4語をすべて同じ意味だと思ってしまう
どれも「そのため」と訳せることがありますが、細かい感覚は違います。
- accordingly は「それに応じて」
- therefore は「論理的に結論」
- thus は「やや書き言葉」
- consequently は「結果として」
日本語訳だけで覚えると混ざりやすいので、役割ごとに覚えるのがおすすめです。
2. accordingly をただの therefore として使う
accordingly には「前の事情に合わせて」の感覚があります。
そのため、次のような文では accordingly が特に自然です。
- Please prepare accordingly.
それに応じて準備してください。
ここを therefore にすると不自然です。
逆に、純粋に論理的な結論を言いたいなら therefore のほうがわかりやすいことがあります。
3. thus を会話で多用する
thus は間違いではありませんが、日常会話では少しかたい響きがあります。
- I was tired, thus I went home.
文法的には大きな問題はなくても、会話なら
- I was tired, so I went home.
のほうが自然です。
thus は説明文、論説文、少しかしこまった英語で見かけやすい語です。
4. consequently を軽い話にも多用する
consequently は少しかためで、結果の流れをはっきり見せる語です。
軽い会話で何度も使うと不自然に感じることがあります。
迷ったときの使い分け
どれを使えばよいか迷ったら、次の基準で考えると整理しやすいです。
「それに応じて」と言いたいなら accordingly
- act accordingly
- adjust accordingly
- plan accordingly
前の状況に合わせて対応するなら accordingly が自然です。
論理的に「したがって」と言いたいなら therefore
- The evidence is insufficient. Therefore, we cannot decide yet.
証拠が不十分です。したがって、まだ判断できません。
レポートや説明文でも使いやすい標準的な語です。
書き言葉で簡潔にまとめたいなら thus
- The risk was high, thus the plan was rejected.
リスクが高かった。したがって、その計画は却下された。
少しかしこまった印象にしたいときに向いています。
「その結果こうなった」と結果を強めに出したいなら consequently
- He ignored the warning and consequently made a serious mistake.
彼は警告を無視し、その結果重大なミスをしました。
原因から生じた結果の流れを見せたいときに便利です。
どれを使えばいいか迷ったときの目安
最後に、かなり実用的な目安をまとめます。
- accordingly = それに応じて、そのため
- therefore = したがって
- thus = したがって、このように
- consequently = その結果
たとえば、
- 状況に合わせて予定を変える → accordingly
- 理由から結論を述べる → therefore
- 少しかたい文章で簡潔につなぐ → thus
- 起きた結果を強めに示す → consequently
この4語は、どれも「前を受けて後ろにつなぐ」表現ですが、
対応・論理・文体・結果のどこに重心があるかで使い分けると整理しやすいです。
なお、accordingly の単体の使い方をもっと詳しく見たい方は、accordingly の使い方|意味・therefore との違い・文中での位置を例文つきで解説も参考になります。
また、意味が近い副詞のニュアンス差に慣れたい方は、perhaps / maybe / probably / possibly の違い|意味とニュアンスを例文つきでわかりやすく解説や、somewhat / rather / quite / a little の違い|意味とニュアンスの差を例文つきで解説もあわせて読むと理解が深まります。
まとめ
accordingly / therefore / thus / consequently は、どれも「そのため」「したがって」と訳されることがありますが、意味と使いどころは同じではありません。
ポイントを整理すると、次のとおりです。
- accordingly は「それに応じて」
- therefore は「論理的な結論として、したがって」
- thus は「やや書き言葉で、したがって」
- consequently は「その結果」
特に大事なのは、次の区別です。
- 状況への対応 → accordingly
- 論理的な結論 → therefore
- かためで簡潔な書き方 → thus
- 結果を強めに示す → consequently
まずはこの4つを役割ごとに覚えると、かなり使い分けしやすくなります。
日本語訳だけでなく、どんな流れの文で使うかまで意識すると、自然な英文に近づけます。

