私はiPhoneユーザーなのですが、iPhoneって、
「今週、このくらいアプリを開いていましたよ」
というレポートみたいなものが届くんですね。
スクリーンタイムという機能です。
それを見て驚きました。
SNSを一日2〜3時間見ている。
すげー見てる、SNS。
特にX。
私は最近、書き込みこそ減ったものの、仕事の合間などに、ほぼ無意識にサッとXを開いてしまいます。
少し仕事をしたらX。
考えがまとまらなかったらX。
何か新しい情報が出ていないか気になってX。
一度閉じたのに、数分後にはまたX。
もはや、自分の意思で開いているのかすら怪しい。
Xはやめたい。でも、新しい情報は見たい
Xは、新しい情報を得るには最適です。
今はAIの進化も激しいので、昨日までなかったものが、今日には発表されていることも珍しくありません。
だから、どうしても確認しないわけにはいかない。
そう思っているうちに、イーロン・マスクの策略に、しっかりハマっていたわけです。
隙間時間にSNS。
これはもう、依存に近いです。
そもそも、世界中の優秀な人たちが、
「どうすれば、何度もアプリを開いてもらえるか」
を考えて作っているんですから、普通に戦って勝てるはずがありません。
スマホを遠くに置いたり、アプリを削除したり、利用時間を制限したりする方法もあります。
でも、私は新しい情報も見たい。
SNSから完全に離れたいわけではない。
だから、どうしてもSNSをやめられない。
しかし、悔しいじゃないですか。
ただ時間とお金を奪われるのは。
SNS依存を逆手に取れないだろうか
そこで、私も一矢報いるために妙案を考えました。
SNSの依存がそれほど強力なら、逆にそれを利用できないだろうか。
私は、習慣化についての本を読んだり、実際に試したりするのが好きです。
そこでよく出てくるのが、
新しい習慣を定着させるには、すでにある習慣の中に組み込む。
という考え方です。
例えば、歯を磨いたあとに薬を飲む。
朝のコーヒーを入れたら、本を1ページ読む。
すでに毎日やっている行動の直後に、新しい行動をくっつけるわけです。
なるほど。
では、SNSを開く前に、何か自分にとってプラスになる習慣を挟めばいいのではないか。
SNSを開く習慣そのものは、ものすごく強い。
一日に何度も、ほぼ自動的に発生する。
それなら、その強力な習慣に勉強を相乗りさせればいい。
そう考えました。
最初に「宅建ロック」を作った
最初に作ったのが、「宅建ロック」です。

これは、ある意味では実験でした。
宅建は人気のある資格試験ですが、問題文も難しく、勉強を続けるのがかなり大変です。
参考書を買ったものの、途中で開かなくなる。
勉強しようと思いながら、気がついたらSNSを見ている。
試験が近づいてから焦る。
資格試験の勉強では、よくあることだと思います。
では、宅建の問題をSNSの前に挟んだらどうなるのか。
もしSNSを開くたびに宅建の問題を解くようになれば、かなり画期的なのではないかと思ったわけです。
SNSを開こうとすると、問題が出てくる
宅建ロックでは、あらかじめXやYouTubeなど、制限したいアプリを選びます。
そのアプリを無意識に開こうとすると、ロックがかかっている。
宅建の問題を解くと、10分だけロックが解除される。
10分が過ぎたら、また問題を解かないといけない。
普通の勉強なら、
「面倒だから、やーめた」
となります。
でも、SNSの場合は違います。
SNSを見たいという誘惑が、問題を解く面倒くささよりも強い。
だから、問題を解いてしまう。
その結果、学習が少しずつ進みます。
実際に自分でもテストしていますが、かなり良いです。
おそらく、これはまだ多くの人が体験したことのない感覚なので、文章だけでは分かりにくいかもしれません。
そうですね。
YouTubeの広告の、自分にとって良い版みたいな感じでしょうか。
YouTubeの広告も、続きが気になるから、意外と我慢して見られるじゃないですか。
その広告の時間に、自分にとってプラスになる問題が出てくる。
そんなイメージです。
しかも広告と違って、問題を解いた分だけ自分に残ります。
これは革命だ。
少なくとも私は、そう思いました。
大人でもSNSをやめられないのに、子どもだけ我慢できるだろうか
そして、この仕組みをもっとも必要としているのは誰だろうと考えました。
そこで思いついたのが、子どもの勉強に困っている親御さんです。
大人の私ですら、XやYouTubeをやめられません。
それなのに、子どもに対して、
「スマホばかり見ないで勉強しなさい」
と言ったところで、簡単に我慢できるとは思えません。
スマホの向こうには、動画、ゲーム、友達とのやり取り、無限に流れてくる情報があります。
それを全部我慢して、代わりに英単語帳を開きなさい。
かなり無理のある勝負です。
それなら、スマホを完全に取り上げるのではなく、スマホを使う前に少しだけ勉強する仕組みにした方がいい。
SNSを使ってはいけないのではない。
英単語を1問解けば使える。
その方が、子どもにとっても納得しやすいのではないかと思いました。
SNSを開く前に英単語を解く「英単語ロック」
そこで作ったのが、「英単語ロック」です。

英単語ロックは、XやYouTube、ゲームなどのアプリを開く前に、英単語の問題を出すアプリです。
問題に正解すると、設定した時間だけロックが解除されます。
やることはシンプルです。
スマホを開きたい。
英単語を解く。
正解したらスマホを使える。
これを繰り返します。
子どもは、もっとSNSやYouTubeを見たい。
だから、問題を解く。
そして、ただ問題を出すだけではなく、きちんと英単語を覚えやすいように、間違えた単語や苦手な単語を復習できる仕組みにしています。
英単語は、一度見ただけではなかなか覚えられません。
忘れた頃にもう一度出会い、何度も思い出すことが大切です。
英単語ロックでは、スマホを開くという日常の行動を、その復習のきっかけに変えます。
スマホを禁止するより、勉強を相乗りさせる
子どもに、
「SNSをやめなさい」
「YouTubeを見るのをやめなさい」
「ゲームを我慢して勉強しなさい」
と言っても、実際には難しいと思います。
それなら、一日1〜2時間はスマホを使ってもいい。
ただし、その間に何度か英単語を解く。
その方が、ただSNSや動画を見るだけより、数万倍マシですよね。
スマホを使うこと自体を悪いことにするのではなく、スマホを使うたびに少し勉強が進む。
やめられないことを責めるのではなく、やめられない力を利用する。
私は、その方が現実的だと思っています。
意志が弱いなら、意志が弱いまま進めばいい
私は今も、意志が強い人間ではありません。
Xを開きたくなることもあります。
仕事の合間に、無意識にスマホを手に取ることもあります。
でも、意志が弱いなら、意志が弱いまま前に進める仕組みを作ればいい。
一日に何十回もSNSを開いてしまうなら、それは見方を変えれば、何十回もの学習機会です。
悪い習慣を完全になくすことは難しい。
それなら、悪い習慣に良い習慣を相乗りさせる。
SNS依存に勝てないなら、SNS依存を味方につける。
そんな発想で、私は「ロックシリーズ」を作っています。
英単語ロックは、無料で試すことができます。
子どものスマホ利用や英単語学習に困っている方は、ぜひ一度試してみてください。


