給食や大量調理では、食材の発注量を手計算すると、人数変更、廃棄率、在庫、発注単位などが重なって分かりにくくなることがあります。
たとえば、1人あたり40g使う食材を100食分用意する場合、単純に考えると4,000gが必要です。 しかし、野菜や果物のように皮・芯・ヘタなどの廃棄部分がある食材では、4,000gをそのまま発注すると足りなくなることがあります。
このページでは、人数、1人分量、廃棄率、在庫量、発注単位を入力して、給食・大量調理に必要な発注量を計算できます。 食材の発注前、献立の確認、仕込み量の見直しに使ってください。
この計算結果は目安です。実際の発注量は、施設の基準、在庫状況、提供人数の変動、調理時のロス、納品単位、過去の使用実績などを考慮して調整してください。
発注量計算ツール
人数、1人分量、廃棄率、在庫量、発注単位を入力して、必要な発注量を計算できます。
入力して「発注量を計算する」を押してください。
※この計算結果は目安です。実際の発注量は、施設の基準、在庫状況、提供人数の変動、発注単位、調理時のロスなどを考慮して調整してください。
発注量計算ツールの使い方
このツールでは、次の項目を入力して発注量を計算します。
| 入力項目 | 意味 | 入力例 |
|---|---|---|
| 人数・食数 | 何食分を作るか | 50 |
| 1人分量 | 1人あたりに必要な可食部量 | 40g |
| 廃棄率 | 皮・芯・ヘタなど、使えない部分の割合 | 20% |
| 在庫量 | すでに使える状態で手元にある量 | 500g |
| 発注単位 | 1袋・1ケース・1パックあたりの量 | 1,000g |
基本的には、人数と1人分量を入力すれば必要量を出せます。 野菜や果物のように廃棄部分がある場合は、廃棄率も入力してください。 在庫や発注単位が分かっている場合は、それも入力すると、実際の発注数に近い目安を確認できます。
発注量計算の基本式
発注量は、まず「人数分の可食部量」を出し、そこから廃棄率を考慮して購入量を逆算します。
| 計算したい内容 | 計算式 |
|---|---|
| 必要な可食部量 | 人数 × 1人分量 |
| 可食部率 | 100% − 廃棄率 |
| 廃棄率込みの購入量 | 必要な可食部量 ÷ 可食部率 |
| 在庫差し引き後の発注量 | 廃棄率込みの購入量 − 在庫量 |
| 発注単位数 | 在庫差し引き後の発注量 ÷ 発注単位を切り上げ |
廃棄率が0%の場合は、必要な可食部量と購入量は同じです。 廃棄率がある場合は、可食部率で割って、実際に購入する量を多めに見積もります。
具体例1:廃棄率なしで発注量を計算する
1人あたり30g使う食材を、80食分用意する場合です。 廃棄率がない食材として考えます。
- 人数・食数:80食
- 1人分量:30g
- 廃棄率:0%
必要量は次のように計算します。
80食 × 30g = 2,400g
この場合、必要な食材量は2,400g、つまり2.4kgです。
具体例2:廃棄率20%で発注量を計算する
1人あたり40gの可食部が必要で、50食分を用意する場合です。 廃棄率を20%として考えます。
- 人数・食数:50食
- 1人分量:40g
- 必要な可食部量:50食 × 40g = 2,000g
- 廃棄率:20%
- 可食部率:80%
購入量は次のように計算します。
2,000g ÷ 0.8 = 2,500g
この場合、可食部として2,000g必要でも、廃棄率を考慮すると購入量の目安は2,500gです。
具体例3:在庫を差し引いて発注量を計算する
廃棄率込みの購入量が2,500gで、使える在庫が600gある場合です。
2,500g − 600g = 1,900g
この場合、新しく発注する量の目安は1,900gです。 ただし、在庫は量だけでなく、状態、保存期間、使用できるかどうかを確認してください。
具体例4:1袋1kg単位で発注する
在庫を差し引いた発注量が1,900gで、1袋1kg単位でしか発注できない場合です。
1,900g ÷ 1,000g = 1.9袋
発注単位に合わせる場合は、端数を切り上げて2袋が目安になります。
発注量を計算するときの注意点
1人分量は「可食部量」として考える
このツールの1人分量は、基本的に実際に食べる・使う部分の量として入力します。 皮や芯などを取り除く前の購入量ではなく、料理に使う量として入力すると分かりやすくなります。
廃棄率は食材や下処理方法で変わる
同じ食材でも、皮のむき方、カット方法、納品状態、鮮度によって廃棄率は変わります。 廃棄率は固定値として考えず、施設の実績や現場の基準に合わせて調整してください。
在庫は「使える量」で入力する
在庫量は、実際に使える状態の量として入力してください。 すでに一部使用済み、傷みがある、使用期限が近いなどの場合は、そのまま全量を差し引かない方がよい場合があります。
発注単位は納品条件に合わせる
食材によっては、1kg袋、5kg箱、1ケース、1パックなど、決まった単位でしか注文できないことがあります。 ツールで出た必要量をそのまま注文できるとは限らないため、納品単位に合わせて調整してください。
食数が変わったら再計算する
欠席者、職員食、予備食、行事食などで食数が変わると、発注量も変わります。 食数を整理したい場合は、給食人数・食数計算ツールまとめも確認してください。
発注量計算と一緒に使いたいツール
- 発注量計算ツールまとめ|給食・大量調理の食材発注を自動計算
- 給食・大量調理の計算ツールまとめ|発注量・廃棄率・塩分・買い物リスト
- 発注量の計算方法|給食・大量調理で必要な食材量を出す基本
- 1人分から人数分の食材量計算ツール|10人・50人・100人分に変換
- 廃棄率込み発注量計算ツール|可食部量から購入量を逆算
- 在庫を差し引いた発注量計算ツール|必要量から在庫分を引いて計算
- ケース・袋・パック単位の発注数計算ツール|端数切り上げ対応
- 廃棄率・可食部率計算ツールまとめ|購入量と仕込み量を逆算
給食・大量調理の発注量をまとめて管理したい方へ
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よくある質問
発注量は人数と1人分量だけで計算できますか?
廃棄部分がない食材であれば、人数 × 1人分量で必要量を計算できます。 ただし、野菜や果物のように皮・芯・ヘタなどがある食材では、廃棄率や可食部率を考慮する必要があります。
廃棄率はどこに入力すればいいですか?
皮・芯・ヘタなど、通常使わずに取り除く部分の割合を廃棄率として入力します。 廃棄率が20%なら、可食部率は80%として計算します。
1人分量は購入前の量ですか?可食部量ですか?
基本的には、実際に使う可食部量として入力してください。 たとえば、料理に入れるにんじんが1人あたり40gなら、1人分量は40gです。 そのうえで、廃棄率を入力すると購入量を逆算できます。
在庫がある場合はどう計算しますか?
廃棄率込みの購入量を出したあと、使える在庫量を差し引きます。 ただし、在庫の状態や使用期限、施設の管理ルールを確認したうえで差し引いてください。
発注単位とは何ですか?
1袋、1ケース、1パックなど、実際に注文できる単位の量です。 たとえば1袋1kgなら、発注単位に1,000gと入力すると、必要な袋数の目安を計算できます。
計算結果をそのまま発注してもよいですか?
計算結果は目安です。 実際の発注では、施設の基準、在庫状況、納品単位、食数の変動、調理時のロス、過去の使用実績などを確認して調整してください。
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