増加率の計算方法|増減率の求め方をわかりやすく解説
増加率とは、もとの数値に対して、どれだけ増えたかを割合(%)で表したものです。
このページでは、
増加率の計算方法、計算式、具体例、増減率との違い、見方をわかりやすく解説します。
たとえば、次のような場面で使えます。
- 売上が前年より何%増えたか知りたい
- 利用者数がどれくらい増えたか割合で見たい
- 価格や数量がどの程度増えたか確認したい
- 増減率との違いを整理したい
増加率とは?
増加率とは、ある数値が、もとの値に対して何%増えたかを示す割合です。
たとえば、100人だった利用者が120人になった場合、20人増えたことになります。
この20人が、もとの100人に対して何%にあたるかを表したものが増加率です。
増加率は、売上、会員数、来店数、価格、体重、資産額など、さまざまな数値の伸びを確認するときに使われます。
増加率の計算方法
増加率は、次の式で求められます。
増加率(%) = (現在の値 – もとの値) ÷ もとの値 × 100
計算の手順
- もとの値を確認する
- 現在の値を確認する
- 現在の値からもとの値を引く
- 増えた分を、もとの値で割る
- 最後に100をかけて%にする
例
もとの値が100、現在の値が120の場合
- 120 – 100 = 20
- 20 ÷ 100 = 0.2
- 0.2 × 100 = 20
つまり、増加率は20%です。
増加率の計算例
売上が100万円から120万円に増えた場合
- もとの売上:100万円
- 現在の売上:120万円
- 増加額:20万円
(120 – 100)÷ 100 × 100 = 20%
この場合の増加率は、20%です。
利用者数が500人から575人に増えた場合
- もとの人数:500人
- 現在の人数:575人
- 増加人数:75人
(575 – 500)÷ 500 × 100 = 15%
この場合の増加率は、15%です。
価格が3000円から3600円に上がった場合
- もとの価格:3000円
- 現在の価格:3600円
- 増加額:600円
(3600 – 3000)÷ 3000 × 100 = 20%
この場合も、増加率は20%です。
増加率と増減率の違い
増加率と増減率は似ていますが、意味は少し違います。
増加率
数値が増えた場合だけに使う表現です。
よくある例
- 売上の増加率
- 会員数の増加率
- 利用者数の増加率
- 資産額の増加率
増減率
数値が増えたか減ったかを含めて表す、より広い言い方です。
よくある例
- 売上の増減率
- 人口の増減率
- 在庫数の増減率
ざっくりした使い分け
- 増えたことをはっきり表したい → 増加率
- 増えたか減ったかをまとめて扱いたい → 増減率
たとえば、今年の売上が前年より増えたことを伝えたいなら「売上増加率」が自然です。
一方で、毎月の変化を一括で見たいなら「売上増減率」という言い方が便利です。
増加率と減少率の違い
増加率は「増えた割合」、減少率は「減った割合」です。
どちらも考え方は似ていますが、式の引き算の向きが逆になります。
増加率
(現在の値 – もとの値) ÷ もとの値 × 100
減少率
(もとの値 – 現在の値) ÷ もとの値 × 100
現在の値がもとの値より大きいなら増加率、
小さいなら減少率で考えるとわかりやすいです。
増加率が使われる場面
増加率は、いろいろな分野で使われます。
売上
前年比や前月比で売上が何%増えたかを見る
人数
来店数、会員数、利用者数、フォロワー数などの伸びを見る
数量
生産数、注文数、在庫数などの増え方を見る
価格
価格改定後に何%上がったかを見る
体重や資産
体重増加や資産額の増加を割合で確認する
増加率を計算するときの注意点
分母はもとの値
増加率を出すときは、必ずもとの値を基準にします。
現在の値を分母にすると、意味が変わってしまいます。
もとの値が0のときは計算できない
0を基準にすると割り算ができないため、増加率は求められません。
減った場合は増加率ではない
現在の値の方が小さい場合、計算結果はマイナスになります。
その場合は、増加率ではなく減少率として考える方が自然です。
比率だけでなく実数も見る
20%増でも、もとの規模によってインパクトは違います。
割合だけでなく、実際にいくつ増えたのかもあわせて見るのがおすすめです。
増加率の見方
増加率を見るときは、%の大きさだけでなく、もとの値も一緒に確認するのが大切です。
5%未満の増加
小さな伸びです。
日々の変動や季節要因の範囲に収まることもあります。
5%〜10%程度の増加
やや伸びている状態です。
改善や成長の兆しとして見やすい水準です。
10%以上の増加
はっきりした伸びといえます。
施策の効果や需要増加が出ている可能性があります。
20%以上の増加
大きな伸びです。
一時要因か継続的な成長かを分けて見ると判断しやすくなります。
よくある質問
増加率はどうやって計算しますか?
(現在の値 – もとの値)÷ もとの値 × 100 で計算できます。
増加率と増減率は同じですか?
同じではありません。
増加率は増えた場合に使い、増減率は増えた場合も減った場合も含めて使う広い表現です。
売上が増えたときは増加率と増減率のどちらですか?
売上が増えたことをはっきり表したいなら増加率が自然です。
一方で、増えた月も減った月もまとめて扱うなら増減率が便利です。
100が120になったら増加率は何%ですか?
20%です。
増加率と前年比は同じですか?
前年比は「去年と比べた変化」を表す比較方法で、増加率は「どれだけ増えたか」という割合そのものです。前年比で増えていれば、その増え方を示すのが増加率です。
まとめ
増加率とは、もとの数値に対して、どれだけ増えたかを%で表したものです。
計算式は次の通りです。
増加率(%) = (現在の値 – もとの値)÷ もとの値 × 100
増加率を使うと、次のような変化を割合で把握できます。
- 売上の伸び
- 人数の増加
- 数量の増加
- 価格の上昇
- 体重や資産の増加
また、増減率との違いは、増えた場合に限定するか、減った場合も含めるかにあります。
- 増えたことを表す → 増加率
- 増えたか減ったかをまとめて表す → 増減率
数値の変化を整理したいときは、割合で見ることで大きさを比較しやすくなります。

