減少率の計算方法|削減率との違いもわかりやすく解説
減少率とは、もとの数値に対して、どれだけ減ったかを割合(%)で表したものです。
このページでは、
減少率の計算方法、計算式、具体例、削減率との違い、使い分けをわかりやすく解説します。
たとえば、次のような場面で使えます。
- 売上が前年より何%減ったか知りたい
- 人数がどれくらい減ったか割合で見たい
- 価格や数量の落ち込みを確認したい
- 削減率との違いを整理したい
減少率とは?
減少率とは、ある数値が、もとの値に対して何%減ったかを示す割合です。
たとえば、100人いた利用者が80人になった場合、20人減ったことになります。
この20人が、もとの100人に対して何%にあたるかを表したものが減少率です。
減少率は、売上、人口、利用者数、在庫、価格など、さまざまな数値の変化を見るときに使われます。
減少率の計算方法
減少率は、次の式で求められます。
減少率(%) = (もとの値 – 現在の値) ÷ もとの値 × 100
計算の手順
- もとの値を確認する
- 現在の値を確認する
- もとの値から現在の値を引く
- 減った分を、もとの値で割る
- 最後に100をかけて%にする
例
もとの値が100、現在の値が80の場合
- 100 – 80 = 20
- 20 ÷ 100 = 0.2
- 0.2 × 100 = 20
つまり、減少率は20%です。
減少率の計算例
売上が100万円から80万円に減った場合
- もとの売上:100万円
- 現在の売上:80万円
- 減少額:20万円
(100 – 80)÷ 100 × 100 = 20%
この場合の減少率は、20%です。
利用者数が500人から450人に減った場合
- もとの人数:500人
- 現在の人数:450人
- 減少人数:50人
(500 – 450)÷ 500 × 100 = 10%
この場合の減少率は、10%です。
価格が3000円から2400円に下がった場合
- もとの価格:3000円
- 現在の価格:2400円
- 減少額:600円
(3000 – 2400)÷ 3000 × 100 = 20%
この場合も、減少率は20%です。
減少率と削減率の違い
減少率と削減率は、計算式自体はほぼ同じです。
どちらも「もとの値からどれだけ減ったか」を割合で表します。
ただし、使われる場面やニュアンスに違いがあります。
減少率
数値が減ったことを、広く一般的に表す言い方です。
よくある例
- 売上の減少率
- 人口の減少率
- 利用者数の減少率
- 在庫数の減少率
削減率
コストや時間、人員などを意図的に減らした場面で使われやすい言い方です。
よくある例
- コスト削減率
- 作業時間の削減率
- 人件費の削減率
- 経費削減率
ざっくりした使い分け
- 自然に減った、結果として減った → 減少率
- 意図して減らした、改善して減らした → 削減率
たとえば、売上が落ちた場合は「売上減少率」と言う方が自然です。
一方で、通信費を見直して支出を減らした場合は「通信費の削減率」と言う方が自然です。
減少率と割引率の違い
減少率と割引率も似ていますが、使う場面が異なります。
減少率
売上、人数、価格、数量など、幅広い数値の減り方に使います。
割引率
主に商品の価格やサービス料金が、何%安くなったかを表すときに使います。
たとえば、
商品価格が5000円から4000円に下がったとき、計算上は減少率も20%ですが、買い物の文脈では20%オフ、割引率20%と表現する方が自然です。
減少率が使われる場面
減少率は、いろいろな分野で使われます。
売上
前年比や前月比で売上が何%減ったかを見る
人数
来店数、利用者数、会員数、人口などの減り方を見る
数量
在庫数、生産数、注文数などの減少を見る
価格
価格がどの程度下がったかを見る
※ 買い物では割引率と表現することも多いです
減少率を計算するときの注意点
分母はもとの値
減少率を出すときは、必ずもとの値を基準にします。
現在の値を分母にすると、意味が変わってしまいます。
もとの値が0のときは計算できない
0を基準にすると割り算ができないため、減少率は求められません。
増えた場合は減少率ではない
現在の値の方が大きい場合、計算結果はマイナスになります。
その場合は、減少率ではなく増加率として考える方が自然です。
比率だけでなく実数も見る
20%減でも、もとの規模によってインパクトは違います。
割合だけでなく、実際にいくつ減ったのかもあわせて見るのがおすすめです。
よくある質問
減少率はどうやって計算しますか?
(もとの値 – 現在の値)÷ もとの値 × 100 で計算できます。
減少率と削減率は同じですか?
計算方法はほぼ同じですが、使う場面が少し違います。
減少率は広い意味で使い、削減率は意図的に減らした場面で使われやすいです。
売上が減ったときは減少率と削減率のどちらですか?
通常は減少率の方が自然です。
売上は意図して減らすものではなく、結果として減る数値だからです。
コストが減ったときは減少率と削減率のどちらですか?
コスト見直しや節約の文脈なら、削減率の方が自然です。
減少率と割引率の違いは何ですか?
割引率は主に価格の値下げで使う表現です。
減少率は、価格以外も含めた幅広い数値に使えます。
まとめ
減少率とは、もとの数値に対して、どれだけ減ったかを%で表したものです。
計算式は次の通りです。
減少率(%) = (もとの値 – 現在の値)÷ もとの値 × 100
減少率を使うと、次のような変化を割合で把握できます。
- 売上の落ち込み
- 人数の減少
- 数量の減少
- 価格の下落
また、削減率との違いは、計算式よりも使う文脈の違いにあります。
- 広い意味で数値が減る → 減少率
- 意図的に減らす改善文脈 → 削減率
数値の変化を整理したいときは、割合で見ることで大きさを比較しやすくなります。

