原価はそのまま、売値だけが下がる条件で比べる
売値1,000円、原価600円なら粗利400円です。20%引きでは売値800円、粗利200円。値引き額200円が、そのまま粗利の減少額になります。
仕入れ条件も変わる場合は、この前提のまま比較できません。原価が変わる条件はそれぞれ粗利計算で確かめてください。
値引き後の粗利 = 値引き前の売値 × (1 − 値引き率 ÷ 100) − 原価
価格と利益の計算PRICE & PROFIT
売値の20%を引くと、粗利も20%減るのでしょうか。原価が変わらない条件で、値引き前後を比べます。
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計算結果
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粗利と最終的な利益は異なります。送料・手数料など、まだ含めていない経費も確認してください。
数字を、判断につなげる
売値1,000円、原価600円なら粗利400円です。20%引きでは売値800円、粗利200円。値引き額200円が、そのまま粗利の減少額になります。
仕入れ条件も変わる場合は、この前提のまま比較できません。原価が変わる条件はそれぞれ粗利計算で確かめてください。
値引き後の粗利 = 値引き前の売値 × (1 − 値引き率 ÷ 100) − 原価
この例の値引き率は売値を基準に20%。粗利の減少率は200 ÷ 400 = 50%です。もとの粗利が小さい商品ほど、同じ値引き率による影響は大きくなります。
売値1,000円、原価900円なら粗利100円。10%引きで売値900円になると粗利は0円です。値引き率だけを見て「10%なら小さい」と判断しないようにします。
売値1,000円、原価600円なら、40%引きで売値と原価が600円で一致します。40%を超えると粗利はマイナスです。
境目の率は元の粗利率と一致します。ただし粗利0円は最終的な損益分岐点ではありません。まだ含めていない送料、手数料、販管費などがあれば、最終利益はこの境目より前にマイナスになる場合があります。
粗利が0円になる値引き率 = (1 − 原価 ÷ 値引き前の売値) × 100
値引き前の1個あたり粗利400円、値引き後200円なら、必要数量は2倍です。100個で40,000円だった粗利を保つには200個が目安になります。
値引き後の粗利が0円以下なら、数量を増やして正の粗利を保つ倍率は求められません。元の粗利が0円以下の場合も、粗利の減少率・数量倍率を通常の改善指標として表示しません。
この倍率は1個あたり原価が一定の場合の粗利比較です。増産・配送・広告などの追加費用、販売数量が本当に増えるかは別に検討します。
数量倍率 = 値引き前の1個あたり粗利 ÷ 値引き後の1個あたり粗利
売値0円、粗利は原価のマイナスになります。売値が分母となる粗利率・原価率は定義できないため、金額の結果と区別して表示します。
ここで出すのは同じ粗利を保つ数量の目安です。需要、追加費用、在庫、作業量などを含む販売計画を決めるものではありません。
前後の粗利金額を表示し、粗利の減少率と同じ粗利を保つ数量倍率は算出不可と表示します。負の値を通常の成長率として読むことを避けます。
計算の前提:税込・税抜と対象数量・期間をそろえます。粗利は売値(売上)から対応する原価を引いた金額です。値引き比較は原価一定、数量倍率は1個あたり原価一定・追加費用なしの粗利比較です。業界や取引先の用語の定義を確認してください。