「服を買うのに着ていく服がない」デッドロック状態になってはいけない

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デッドロック(詰み)を避けよ

ネットで時折見かける笑い話に

ユニクロの服を買いに行こうと思ったが、来て行く服がない

というのがあります。

これは一見すると笑い話ですが、結構笑えない、重要な考え方です。

どういうことか?

実は、この「服を買うのに着ていく服がない状態」は、服以外の分野にも数多く存在しているのです。

例えば、財布に身分証を全部入れて持ち歩いていると、その財布を無くした時、本人確認ができる書類がないので、身分証の再発行ができません。

先ほどの「ユニクロの服を買いに行こうと思ったが、来て行く服がない」と同じように、

「身分証を再発行しようとしたら、その身分を証明する身分証ない」

という状態になるわけです。

ですから、身分証を全部財布に入れて持ち運ぶことは、絶対に避けなくてはいけません。

このような「服を買うのに着ていく服がない状態」になると、そこから脱出するのに異常な労力が必要となる、いわゆるデッドロック(詰み)が発生します。

デッドロック(Deadlock)とは、システムや状況において、複数のプロセスや行動が互いに進行を妨げ合い、どちらも先に進むことができない状態を指します。これにより、すべてのプロセスが停止してしまうことを言います。

要するに「詰み」状態です。

ここから脱するのは至難の業です。多くの場合、イレギュラーな行動や、裏技的なテクニックが必要になります。

それが思いつかない or できない場合は、ずっとその「詰み」状態で生きることになってしまいます、最悪です。

要するに、デッドロックには嵌まらないように注意するべきです。

このデッドロックは、上記のような具体的なイベントだけでなく、人生全般で起きる可能性があり、特にお金と時間の関係で頻繁に発生します。

例えば、歯の治療代が払えない人がいたとします。

虫歯を放置していると、ずっと歯が痛い状態で暮らすことになりますが、その歯の痛みのせいで仕事で治療代を稼げなくなります。

他にも、ブラック企業で長時間労働をしていると、仕事以外の時間が全く取れなくて、自己研鑽の勉強も、キャリアアップの転職活動もできません。生活するだけで給料は消えるので、お金がたまらず、時間を買う行動も取れないはずです。これもデッドロック状態です。(おそらくブラック企業は狙ってやっているのでタチが悪いですね)

あと、キラキラしたインフルエンサーたちが言ってる

「やりたいことがあるなら、全ても捨てて、背水の陣でリスクをとれ!」みたいなのもデッドロックへの道です。

よく調べると、そう言ってる人たちは、実家や配偶者がお金持ちで、失敗しても何とでもなる人だったり、そう言って人を煽ることで儲けている人間だったりします。(要するに、彼らは本当はリスクなんて取っていないのです。)

その言葉を鵜呑みにして、安定した企業を退職して、いきなり夢を追って起業するべきではありません。

本業を安定的な収入を得ながら、副業で売り上げを立て、その事業が十分に回りだしてから退職しても何も遅いことはないのです。

対策は?

それで、対策としては、何度も言うように

デッドロック状態には絶対に陥るな!

ということです。

心の片隅のどこかに、常に自分がデッドロック状態に陥る危険が迫っていないか警戒する心を持ち続けてください。

それでも、もしデッドロックに陥ってしまったのなら、そこから早急に脱出する道筋を立てなくてはいけません。

おそらく、デッドロックから抜け出すには、相当なエネルギーが必要です。そのエネルギーを捻出するくらいなら、そのままデッドロック状態の方がマシだと思えるほどです。

ですが、そこで諦めずに、脱出することに全力を出してください。

終わり。

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