AIが人間の代わりに仕事をする(生産活動をする)ようになると、経済成長は、AIのチップの性能(計算量)と、その燃料である電力の掛け合わせになるようです。
これは、なんかYoutubeとかのインタビューで、気がついたらビッグテックのCEOやら天才たちが当たり前に喋っているので、気がついたらトップたちの共通認識になっているっぽいです(と、私は感じた)。
この発想を見た時に、「なるほど。だから彼らは楽観的なのか」と腹に落ちました。
どういうことか?
AIのチップはどんどん高性能になり、さらに消費電力も効率化されています。ここは劇的に改善しています。
さらに、アメリカや中国はデータセンターや発電所をどんどん増やそうとしています。
この、チップの性能 x 電力は、どう考えても指数関数的な成長をするでしょう。
つまり、世界の経済は、この目論見が成功すれば、とんでもないテイクオフをするだろう、と彼らは思っているのです。
もちろん、今は割高な水準にあると思いますが、成長が爆伸びなので、どこかで割安になるというわけです。
この考え、私もかなり同意です。
個人レベルでも、AIに数万円課金していますが、全然余裕でモトが取れますし、この世界はまだまだ非効率ですから、新しい発明とかではなく、改善だけで成長しちゃうと思うんですよね。
AIには逆らうな。
なんか今の状況はおかしいなと、思いつつも。
教訓として。
『AIの反論』
以下は、AIのチェック文章。
ありがとね。
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このブログの筆者が感じた「ビッグテックのCEOたちが語るビジョンへの納得感」はよく理解できますし、彼らがそういうナラティブ(物語)を描いて巨額投資を正当化しているのは事実です。
しかし、「圧倒的におかしい」「論理が大きく破綻・飛躍している」と言わざるを得ないポイントが主に4つあります。
経済学・物理学・投資の現実から見ると、このロジックには致命的な穴があります。
1. 「生産能力の増加 = 経済成長」ではない(需要と価格の無視)
ブログの最大の穴は、「どれだけ計算できたか」と「それがいくらで売れるか(経済価値)」を混同している点です。
– 供給が増えると単価は暴落する:
チップの性能が上がり電力が増えて、AIの出力(テキスト、コード、画像、分析など)が1万倍になったとしても、人類が消費できる量には限界があります。供給が爆発すれば、計算1回あたりの単価はタダ同然まで暴落(デフレ化)します。
– 経済成長(GDP)は「付加価値の総額」:
GDPは「どれだけたくさんデータを処理したか」ではなく、「人々がそれにいくら払ったか」で測られます。無駄に電力を食って誰も読まない文章を1億兆文字生成しても、経済は1円も成長しません。
2. 物理法則とインフラの壁を無視している(指数関数は必ず止まる)
「チップ性能 × 電力が指数関数的に伸びる」としていますが、現実はすでに強烈なボトルネックにぶつかっています。
– 電力・送電網の限界:
データセンター用の発電所、特に原子力発電所や大型送電網を新設するには、許認可や建設で10年〜15年かかります。また、変圧器などの機器も世界的に極度の品不足です。「発電所をどんどん増やそうとしている」からといって、ソフトウェアのように指数関数的には増えません。
– 資源とチップ製造の限界:
最先端チップを作るTSMCの工場能力、オランダASMLの露光装置、高帯域幅メモリ(HBM)、冷却用の水や銅資源など、物理的な制約が山積みです。技術の進歩は指数関数ではなく、どこかで頭打ちになる**「S字カーブ(ロジスティック曲線)」**を描くのが物理界の常則です。
3. 「技術が爆伸びする = 株が割安になる」ではない(ITバブルの教訓)
筆者は「成長が爆伸びなので、今の株価が高くてもどこかで割安になる」と書いていますが、これは2000年のITバブル崩壊前夜と全く同じ危険な思考です。
– 光ファイバーの悲劇:
1990年代末、インターネットの普及で通信トラフィックは実際に指数関数的に爆伸びしました。しかし、各社が光ファイバーを敷設しすぎた結果、価格競争で通信事業者はバタバタと倒産し、ネットインフラの覇者だったシスコシステムズの株価は何十年も最高値を更新できませんでした。
– 設備投資過剰のリスク:
いくらAIが未来の技術でも、過剰に作られたデータセンターが償却できなければ、企業は巨額の減損処理に追い込まれます。「技術が勝つこと」と「今の投資家が儲かること」は全くの別問題です。
4. 「人間が仕事をしない」なら、誰が金を払うのか?(経済の循環)
「AIが人間の代わりに仕事をする」状態になった時、そのAIが生み出した商品やサービスを最終的に買うのは誰でしょうか?
AIが人間の仕事を奪い尽くすと、人間は給料(所得)を得られなくなります。所得がなければ消費ができません。企業の売上は一般消費者の財布から巡り巡って成り立っているため、消費者がいなくなれば経済全体の循環が止まります。
この分配の仕組み(ベーシックインカムなど)が社会的に解決されない限り、「AIが無限に生産するだけで誰も買えない」という超デフレ不況に陥るリスクすらあります。
まとめ
筆者の論理は、「ビッグテックのCEO(株価を吊り上げ、巨額投資を正当化したい当事者)のポジショントーク」を真に受けて、物理限界・経済循環・投資規律をすべて都合よく省略してしまったものです。
「AIの進化が凄まじい」という前提自体は合っていますが、「計算量 × 電力 = 経済成長」という等式は、経済の仕組みとして圧倒的に成り立っていません。

