テーパー比とは、一定の長さに対して、高さ・厚み・径などがどれだけ変化するかを表す比率です。図面や加工では「1:10」「1:20」「1:30」のように表されることがあります。
任意のテーパー比や底辺・高さから角度を求めたい場合は、テーパー角度計算サイトをご利用ください。
テーパー比とは?
テーパー比は、長さに対する変化量を比率で表したものです。
たとえば、1:10のテーパーは、底辺10に対して高さ1だけ変化することを意味します。1:20なら、底辺20に対して高さ1の変化です。
数値が大きいほど傾きはゆるくなり、数値が小さいほど傾きは急になります。
1:10のテーパーとは
1:10のテーパーは、10の長さに対して1だけ高さや径が変化する比率です。
角度を求める場合は、底辺10、高さ1の直角三角形として考えます。
角度 = arctan(1 ÷ 10) × 180 ÷ π ≒ 5.71°
つまり、1:10のテーパー角度は約5.71度です。
テーパー比と角度の早見表
| テーパー比 | 角度の目安 | 勾配% | 傾きの印象 |
|---|---|---|---|
| 1:5 | 約11.31° | 20.00% | 急な傾き |
| 1:10 | 約5.71° | 10.00% | 中程度 |
| 1:20 | 約2.86° | 5.00% | ゆるい傾き |
| 1:30 | 約1.91° | 3.33% | かなりゆるい |
| 1:50 | 約1.15° | 2.00% | 小さな傾き |
| 1:100 | 約0.57° | 1.00% | 非常に小さな傾き |
テーパー比から角度を求める式
テーパー比が1:nの場合、角度は次の式で求めます。
角度 = arctan(1 ÷ n) × 180 ÷ π
たとえば、1:20の場合は次のようになります。
角度 = arctan(1 ÷ 20) × 180 ÷ π ≒ 2.86°
テーパー比と勾配%の関係
テーパー比1:nの勾配%は、次の式で求められます。
勾配% = 1 ÷ n × 100
1:10なら10%、1:20なら5%、1:50なら2%です。
勾配%・比率・角度の変換を詳しく知りたい場合は、勾配と角度の違い|%・比率・度数の変換方法もご覧ください。
直径差から考える場合の注意点
軸や円すい形状のテーパーでは、直径差を使うことがあります。この場合、直径差全体を高さとして扱うのか、片側の変化量として扱うのかで角度が変わります。
たとえば、直径が20から10に変わる場合、直径差は10です。しかし片側の変化量は5です。図面上でどちらを角度計算に使うのかを確認してください。
まとめ
テーパー比は、長さに対する変化量を表す比率です。1:10なら底辺10に対して高さ1の変化を意味し、角度は約5.71度です。
任意の底辺・高さ・比率で角度を確認したい場合は、テーパー角度計算サイトをご利用ください。

