英語で「たぶん」「もしかすると」と言いたいとき、perhaps、maybe、probably、possibly のどれを使えばよいか迷いやすいです。
どれも「はっきり断定しない」表現ですが、実際には確信の強さや文の雰囲気が少しずつ違います。
結論からいうと、まずは次のように整理するとわかりやすいです。
- perhaps は「たぶん」「もしかすると」で、少しかため
- maybe は「たぶん」「もしかして」で、会話で自然
- probably は「かなり高い確率でたぶん」
- possibly は「ひょっとすると」「もしかすると」で、可能性を控えめに示す
特に大事なのは、probably はかなり起こりそうなとき、
possibly は可能性はあるが、そこまで強くは言わないとき に使うことです。
この記事では、perhaps / maybe / probably / possibly の違いを、初心者にもわかりやすく整理しながら、意味・確信度・ニュアンス・自然な例文まで解説します。
副詞のニュアンス差に慣れたい方は、somewhat / rather / quite / a little の違い|意味とニュアンスの差を例文つきで解説もあわせて読むと理解しやすいです。
perhaps / maybe / probably / possibly の意味と結論
まずは4語の違いをざっくり表で見てみましょう。
| 単語 | 基本の意味 | ニュアンス |
|---|---|---|
| perhaps | たぶん、もしかすると | maybe より少しかたい |
| maybe | たぶん、もしかして | 会話で自然、やわらかい |
| probably | たぶん、おそらく | 起こる可能性が高い |
| possibly | もしかすると、ひょっとすると | 可能性はあるが控えめ |
たとえば、次のような違いがあります。
- Maybe he’s busy.
たぶん彼は忙しいのでしょう。 - Perhaps we should wait a little longer.
もう少し待ったほうがよいかもしれません。 - She will probably come.
彼女はたぶん来るでしょう。 - He could possibly be right.
彼が正しい可能性もあります。
この4語はどれも便利ですが、同じ気持ちでいつでも置き換えられるわけではありません。
perhaps / maybe / probably / possibly の違い・使い分け
perhaps は「たぶん」「もしかすると」で少しかため
perhaps は、意味としては maybe にかなり近いです。
ただし、少し落ち着いた書き言葉っぽさがあり、会話でも使えますが、maybe より少しかしこまった印象があります。
- Perhaps he forgot.
たぶん彼は忘れたのでしょう。 - Perhaps we should try again.
もう一度やってみたほうがよいかもしれません。
意見をやわらかく言いたいときにも使いやすい語です。
maybe は「たぶん」「もしかして」で会話的
maybe は日常会話でとてもよく使われる表現です。
perhaps よりもくだけていて、自然な口調になりやすいです。
- Maybe she’s at home.
たぶん彼女は家にいます。 - Maybe we can go tomorrow.
たぶん明日行けます。
会話では、まず maybe を覚えておくと使いやすいです。
probably は「かなり高い確率でたぶん」
probably は、4語の中でも比較的、可能性が高い と感じているときに使います。
- He’ll probably be late.
彼はたぶん遅れるでしょう。 - It will probably rain tonight.
今夜はたぶん雨が降るでしょう。
maybe や perhaps より、話し手の見込みが強いのがポイントです。
possibly は「もしかすると」「ひょっとすると」
possibly は、可能性があることを控えめに示す語です。
「ありえるけれど、まだはっきりしない」という感じが出やすいです。
- It could possibly happen.
それは起こる可能性があります。 - She may possibly know the answer.
彼女はその答えを知っているかもしれません。
また、possibly は単独で「たぶん」と言うより、could possibly や may possibly のような形で使われることも多いです。
例文で見る使い方
ここでは、4語の違いがわかりやすい例文を見ていきます。
perhaps の例文
- Perhaps he needs more time.
たぶん彼にはもう少し時間が必要です。 - Perhaps this is the best option.
たぶんこれが最善の選択肢です。 - Perhaps we should ask for help.
助けを求めたほうがよいかもしれません。
maybe の例文
- Maybe I left my phone at home.
たぶん家にスマホを置いてきました。 - Maybe they’ll join us later.
たぶん彼らはあとで合流するでしょう。 - Maybe you’re right.
たぶんあなたの言う通りです。
probably の例文
- She’s probably tired after work.
彼女は仕事のあとでたぶん疲れているでしょう。 - We’ll probably need more time.
私たちはたぶんもっと時間が必要になるでしょう。 - He probably knows the answer.
彼はたぶん答えを知っています。
possibly の例文
- This could possibly be a mistake.
これはひょっとすると間違いかもしれません。 - We can’t possibly finish by noon.
正午までに終えるのはとても無理です。 - He may possibly agree.
彼が同意する可能性もあります。
最後の例のように、possibly は「可能性」を少し控えめに言いたいときに合います。
なお、can’t possibly は「どう考えても無理だ」「とても〜できない」という強い表現になるので、ここは少し特別です。
よくある間違い
1. probably と possibly を同じ意味で考える
これはよくある混同です。
- probably = かなり起こりそう
- possibly = 起こる可能性はある
たとえば、
- He will probably come.
彼はたぶん来るでしょう。
は、かなり来そうだと思っています。
一方で、
- He could possibly come.
彼が来る可能性はあります。
は、可能性の話にとどまっています。
確信の強さがかなり違います。
2. maybe と perhaps の差を大きく考えすぎる
この二つはかなり近い意味です。
大きな違いは、maybe のほうが会話的、perhaps のほうが少しかたい という点です。
- Maybe we should leave now.
- Perhaps we should leave now.
どちらも自然ですが、前者のほうが日常会話っぽく聞こえます。
3. possibly を単独で多用する
possibly は使えますが、単独で「たぶん」の意味を全部まかなう語ではありません。
日常会話では maybe や probably のほうがずっと使いやすいです。
4. 確信度を考えずに選ぶ
この4語は、日本語にすると似ていても、確信の高さが違います。
そこを意識しないと、不自然な英語になりやすいです。
迷ったときの使い分け
どれを使えばよいか迷ったら、次の基準で考えると整理しやすいです。
会話で自然に「たぶん」と言いたいなら maybe
- Maybe he’s busy.
- Maybe we can try later.
日常会話では、まず maybe が使いやすいです。
少しかために「たぶん」と言いたいなら perhaps
- Perhaps this will help.
- Perhaps we should reconsider.
書き言葉や落ち着いた口調に向いています。
かなり高い確率で「おそらく」と言いたいなら probably
- It will probably rain.
- She’ll probably call you later.
かなりそうなりそうだと思っているときに使います。
「可能性はある」と控えめに言いたいなら possibly
- It could possibly work.
- He may possibly know.
確信よりも、可能性の存在を示したいときに向いています。
どれを使えばいいか迷ったときの目安
最後に、かなり実用的な目安をまとめます。
- maybe = 会話で自然な「たぶん」
- perhaps = 少しかたい「たぶん」
- probably = かなり高い確率の「おそらく」
- possibly = 控えめな「もしかすると」
たとえば、
- 友達との会話で「たぶん行ける」 → maybe
- 少し落ち着いた文で「たぶん必要だ」 → perhaps
- かなりの確率で雨が降りそう → probably
- そうなる可能性はあるが断定できない → possibly
この4語は、どれも「断定しない」ための表現ですが、
話し言葉か、書き言葉か、確信が高いか、可能性を控えめに言うか で使い分けると整理しやすいです。
また、英語ではこうした副詞のニュアンス差をつかむことが大切です。
程度を表す副詞もあわせて整理したい方は、somewhat / rather / quite / a little の違い|意味とニュアンスの差を例文つきで解説も参考になります。
結果を表す副詞の違いも知りたい方は、accordingly / therefore / thus / consequently の違い|意味と使い分けを例文つきでわかりやすく解説もあわせて読むと、英語の副詞感覚がかなり整理しやすくなります。
まとめ
perhaps / maybe / probably / possibly は、どれも「たぶん」「もしかすると」と訳されることがありますが、意味とニュアンスは同じではありません。
ポイントを整理すると、次のとおりです。
- perhaps は少しかたい「たぶん」
- maybe は会話で自然な「たぶん」
- probably は高い確率の「おそらく」
- possibly は控えめな「もしかすると」
特に大事なのは、次の区別です。
- 日常会話の「たぶん」 → maybe
- 落ち着いた文の「たぶん」 → perhaps
- かなり起こりそう → probably
- 可能性はあるが弱め → possibly
まずはこの4つを、確信の強さと文の雰囲気で覚えると、かなり使い分けしやすくなります。
日本語訳だけでなく、「どのくらい本気でそう思っているか」まで意識すると、自然な英語に近づけます。

