英語で「提案する」と言いたいとき、suggest、recommend、advise、propose のどれを使えばいいか迷いやすいです。
どれも近い意味を持ちますが、実際にはニュアンスや文型が少しずつ違います。
結論からいうと、まずは次のように考えると整理しやすいです。
- suggest は「案を出す」「こうしたらどう?」と提案する
- recommend は「よいと思うものを勧める」
- advise は「助言する」「こうしたほうがいいと忠告する」
- propose は「正式に提案する」「案として提示する」
つまり、同じ「提案する」でも、
軽い提案なのか、おすすめなのか、助言なのか、正式な提案なのかで使い分けます。
この記事では、4語の意味の違い、使い分け、よくある文型、自然な例文をまとめてわかりやすく解説します。
個別の使い方を先に確認したい方は、suggest の使い方|意味・語法・suggest doing / that節を例文つきでわかりやすく解説もあわせて読むと理解しやすいです。
suggest / recommend / advise / propose の意味と結論
まずは4語の違いを表で整理します。
| 単語 | 基本イメージ | よく使う場面 |
|---|---|---|
| suggest | 案を出す | 軽い提案、アイデア |
| recommend | 良いものとして勧める | 商品、方法、店、本、選択肢 |
| advise | 助言する、忠告する | 専門家の助言、注意、判断 |
| propose | 提案する、提示する | 会議、企画、正式な提案 |
たとえば、同じ「提案」でも次のように違います。
- I suggest taking a break.
少し休憩することを提案します。 - I recommend this restaurant.
このレストランをおすすめします。 - I advise you to be careful.
気をつけたほうがいいと助言します。 - They proposed a new plan.
彼らは新しい案を提案しました。
この4つは似ていますが、何を目的に、どのくらいの重さで言うかが違います。
suggest / recommend / advise / propose の違い・使い分け
suggest は「案を出す」
suggest は、「こうしてはどうですか」と案を出すときに使います。
相手に強く勧めるというより、一つの考えとして示す感じです。
- I suggest leaving early.
早めに出発することを提案します。 - She suggested that we wait a little longer.
彼女はもう少し待とうと提案しました。
suggest は、会話でも文章でも使いやすい標準的な語です。
「思いつきを出す」「やんわり提案する」と覚えるとわかりやすいです。
recommend は「おすすめする」
recommend は、「これがよいと思うので勧める」という意味です。
suggest よりも、相手に向いている・価値があると判断して勧める感じがあります。
- I recommend this book to beginners.
初心者にはこの本をおすすめします。 - My friend recommended trying that cafe.
友人はそのカフェに行ってみることを勧めてくれました。
商品、レストラン、本、勉強法などを勧めるときによく使います。
advise は「助言する・忠告する」
advise は、相手のためを思って「こうしたほうがいい」と助言するときに使います。
recommend よりも、判断や行動へのアドバイスという感じが強いです。
- I advise you to check the contract carefully.
契約書をよく確認するよう助言します。 - The doctor advised me to get more sleep.
医者は私にもっと睡眠を取るよう助言しました。
専門家、上司、親、先生などが使うと自然です。
少しフォーマルで、状況によっては「忠告」に近い響きもあります。
propose は「正式に提案する」
propose は、案や計画をはっきり提示するときの語です。
会議、ビジネス、企画、制度変更など、ややかたい場面でよく使われます。
- They proposed a new strategy.
彼らは新しい戦略を提案しました。 - I’d like to propose a different approach.
別のやり方を提案したいと思います。
日常会話でまったく使えないわけではありませんが、suggest よりも重く、正式な印象があります。
例文で見る使い方
ここでは、4語の違いを例文で見ていきます。
suggest の例文
- I suggest going by train.
電車で行くことを提案します。 - He suggested that we start earlier.
彼はもっと早く始めようと提案しました。 - Can I suggest another idea?
別の案を提案してもいいですか。
recommend の例文
- I recommend this movie.
この映画はおすすめです。 - She recommended staying at that hotel.
彼女はそのホテルに泊まることを勧めました。 - Which laptop would you recommend?
どのノートパソコンをおすすめしますか。
advise の例文
- I advise you to save your work often.
こまめに保存することをおすすめします。/助言します。 - His lawyer advised him not to say anything.
彼の弁護士は、何も言わないよう助言しました。 - We strongly advise caution.
十分に注意するよう強く助言します。
propose の例文
- The committee proposed a new rule.
委員会は新しい規則を提案しました。 - She proposed holding the event in May.
彼女は5月にそのイベントを開く案を出しました。 - I’d like to propose a solution.
解決策を提案したいと思います。
よくある間違い
1. suggest のあとに人をそのまま置く
これはとても多いミスです。
不自然な例
- I suggested him to go.
suggest は、suggest 人 to do の形を基本的には取りません。
自然な例は次のようになります。
- I suggested going.
行くことを提案しました。 - I suggested that he go.
彼が行くことを提案しました。
この点は特に重要です。
suggest の詳しい文型は、suggest の使い方|意味・語法・suggest doing / that節を例文つきでわかりやすく解説でも整理できます。
2. recommend と advise を同じ感覚で使う
recommend は「おすすめ」、advise は「助言」です。
近い場面もありますが、完全には同じではありません。
- I recommend this app.
このアプリはおすすめです。 - I advise you to back up your data.
データをバックアップしておくよう助言します。
前者は「よいものの紹介」、後者は「相手のための判断への助言」です。
3. propose を日常の軽い提案に使いすぎる
propose は少しかためです。
友達に「じゃあ映画でもどう?」という軽い提案なら suggest のほうが自然なことが多いです。
- I suggest watching a movie tonight.
今夜は映画を見るのはどう?
一方で、会議や企画なら propose がよく合います。
- I propose changing the schedule.
スケジュール変更を提案します。
迷ったときの使い分け
どれを使えばいいか迷ったら、次の基準で考えると判断しやすいです。
軽く案を出したいなら suggest
- suggest doing
- suggest that …
- suggest an idea
「こうしてみたら?」という感覚なら suggest が使いやすいです。
よいものをおすすめしたいなら recommend
- recommend a book
- recommend a restaurant
- recommend doing
相手に向いているものを勧めたいなら recommend が自然です。
相手の行動に助言したいなら advise
- advise 人 to do
- advise caution
- advise against doing
少しフォーマルに、相手のために助言するなら advise が合います。
会議や企画で正式に提案したいなら propose
- propose a plan
- propose a solution
- propose doing
やや重めで正式な提案なら propose が向いています。
どれを使えばいいか迷ったときの目安
最後に、かなり実用的な目安をまとめます。
- suggest = 案を出す
- recommend = よいものとして勧める
- advise = 助言する
- propose = 正式に提案する
たとえば、
- 旅行先としてこの町をおすすめする → recommend
- 会議で新しい案を出す → propose
- 友人に「早く寝たほうがいいよ」と助言する → advise
- 「別の方法もあるのでは」と提案する → suggest
この基準だけでも、かなり使い分けしやすくなります。
また、英語では「意味が近いけれど文型が違う語」を一緒に覚えることが大切です。
発話表現の整理をしたい方は、say / tell / speak / talk の違い|意味と使い分けを例文つきでわかりやすく解説も参考になります。
まとめ
suggest / recommend / advise / propose は、どれも「提案する」に関係する語ですが、役割は少しずつ違います。
ポイントを整理すると、次のとおりです。
- suggest は軽く案を出す
- recommend はよいものとして勧める
- advise は相手のために助言する
- propose は正式に提案する
さらに、文型にも違いがあります。
- suggest doing / suggest that …
- recommend 名詞 / recommend doing
- advise 人 to do
- propose 名詞 / propose doing
意味だけでなく、どういう形で使うかまでセットで覚えると、英作文がかなり安定します。
特に suggest と advise は混ざりやすいので、文型ごと覚えるのがおすすめです。

