投資脳【書評】

読書
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上岡正明さんの『投資脳』を読んだ書評です。

投資脳 一生お金に困らない頭を手に入れる方法 上岡 正明 ebook

投資脳 一生お金に困らない頭を手に入れる方法 上岡 正明 ebook

投資リテラシーを身につける

本書の内容を自分なりにまとめると、人間には「消費脳」と「投資脳」の二種類あり、消費脳的な発想だけで生きると人生は搾取されてしまうので、日々の生活において投資脳の考え方を身につけましょう。というものです。投資脳の知識を投資リテラシーと呼びます。

本書では、その投資リテラシーを身につけて実践することで、お金と時間を獲得することを目的とします。

自分が持っている3つの資源「頭脳資産」「経験資産」「金融資産」をうまく活用する方法が書かれています。

内容は一般的なノウハウ本と似ていますが、少し違うのは、他の投資本では、「お金」にフォーカスしている場合は多いですが、本書では、それよりも広範囲に投資をとらえており、自分の頭脳の使い方や経験も大切な投資であり、3つの資産の最大化こそ投資リテラシーであると指摘しています。

例えば、経験資産で言えば、「失敗」自体がものすごい価値があるものだと言います。成功したらラッキーだし、失敗しても経験自体に価値が生まれているので、行動すること自体プラスリターンなのです。

また、10回に1回の確率で成功するのは、どう考えても美味しい投資であると書かれており、自分が常日頃思っていることだったので、「そうそう!」と相槌を打ちながら読めました。

著書も面白い経歴の持ち主

本書を読むまで、上岡正明さんのことを存じてなかったのですが、とても面白い経歴の方でした。

20代では放送作家と脚本家として働き、「笑っていいとも!」や「めざましテレビ」を担当されたそうです。

コンサルティング会社も運営し「パンケーキブーム」を起こしたそうです。

経営の傍でMBAを取得して脳科学の論文を発表されており、それらの知識を活用してベストセラー作家にもなっています。

また、株式投資でも成功し、現在は5億円を運用しているそうです。

このように、とても器用なオールラウンダーなタイプだと思いましたが、一貫して自分の価値を高めて楽しく生きる姿勢が垣間見えました。

一貫した姿勢だから、とても読みやすく説得力がある文章だと思いました。

王道の内容

本書で書かれていることは、まさに人生の自由を手に入れるための王道の方法といった感じで、すぐに実践に移せる内容でした。

特に、

自分が将来実現したいことを紙に書く

これは、様々な成功者とその成功者が書いた本でよく見かける内容です。相当効果があるようです。

私はすでに実践していることも多くありましたが、再確認できて有意義な読書ができたと満足でした。

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