個人開発はピンチと大チャンスの時代に

個人開発
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SNSなどを拝見すると、個人開発はどんどんチャンスが減っていると主張する意見をよく見かけます。

確かに、一昔前と違ってスマホアプリは飽和状態ですし、Webサービスでは最近では個人が作ったようなサイトはGoogle検索の上位に載らなくなっています。さらにここに来て生成AIが一気に普及して、今あるアプリやサービスの多くはAIに取って代わるようになります。

ある分野やアプリでは間違いなくピンチが訪れるでしょう。

けど私は、個人開発はそれ以上にチャンスが増えていると思っています。

そう思う理由は、個人開発では、AIの脅威以上にAIの力をフル利用できるからです。

生成AIは24時間使える優秀な部下

OpenAIを代表する生成AIを駆使すれば、今や個人開発規模の小さなアプリは比較的簡単に作ることができます。大手企業では財産である自社のコードを読み込ませたり、情報漏洩をコントロールできないので業務で使ってはいけないなど規制がありますが、個人開発者にはそんなルールはないので、どんどんAIを利用してサービスをガンガン構築できます。

ChatGPT-4に課金すれば、月3,000円で超優秀な部下を雇って働かせているようなものです。

個人開発にこんな強力な仲間が今までいたでしょうか?

個人開発のスクラップアンドビルドのスピードをどんどん加速させることができます。

つまり、隠れた金脈を見つける可能性を格段に上げることができようになったのです。

私も、昔なら「この実装は大変そうだから止めておくか」とストップする場合が多かったのですが、今はAIの力を借りてガンガン乗り越えられるようになりました。

AIを使ってアプリを開発するのはもちろん、AI自体を使ったサービスもチャンスがあります。

OpenAIのAPIは非常に使いやすいのですが、これを利用すれば、今までは実現不可能だったサービスを作ることができます。

現在は使用料が高額であるため、採算が取れず作りたいサービスを実現できない場合もありますが、今後価格競争で値段は下がるはずなので、今からポジションを取るなど仕込んでおくことも考えられます。

ニッチ分野・継続系・専門分野・経験分野系に恩恵あり

特に個人的に狙い目だと思っているのは「ニッチ領域」「時間が跨る継続系サービス」「専門分野」「経験分野のサービス」です。

これらの分野は「せっかく自分たちがサービスを作っても、本家や誰かが無料で作っちゃう危険」を回避できる可能性が高いジャンルだと思います。

ニッチ分野では、本家がカバーしきれないようなニッチなジャンルに絞れば、個人開発はいくらでも戦えますし、可能性は無限に広がっています。個人開発はニッチ分野との相性がコーラとピザくらい合うので、やらない手はないです。

「時間が跨る継続系サービス(継続を補助するサービス)」とは、例えば英単語を暗記をサポートする暗記アプリだったり、毎日の運動記録アプリなど、ユーザーがサービスを継続して利用することで価値を提供するものを言います。

AIは「点」の問題解決は得意ですが、「線」の解決はまだ苦手です。というか、そういうある一定の時間をカバーするようなことはAIには求められていないと個人的には感じます。

専門分野・経験分野は、要するにAIより自分が体験している、知ってるなど、言ってみれば、AIが学習する元ネタを提供する側に立つ感じです。AIは現実世界の体験はまだできませんから人間からの情報を受ける必要があります。また専門分野は、正直AIに任せっきりにするのは心配です。

このように、AIだからなんでも代替できるわけではなく、AIが苦手な分野にちょっと自分のアレンジを加えれば、魅力的なサービスを作れるようになっています。

今こそ個人開発の時代

ということで、実は今こそ個人開発の黄金期が到来したと個人的にはワクワクしています。

ぜひ素晴らしいサービスを開発しましょう!

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