天才的閃き、爆誕
最近、嫌な気分になることが多いですよね。
人生は一度きり。それなのに、怒りや嫌悪感や嫉妬心を持って生活するのは勿体無いと思いませんか?
そこで、私は閃きました。
嫌な気分になった時に、強制的に気持ちよくなれば良いのだ!と。
『快感回路』という書籍によると、人間には快感回路という回路が存在しており、そこを電気で刺激してあげれば、気持ちよくなることが判明しています。
ロバート・ガルブレイス・ヒース博士は、1972年にある人体実験の結果を論文に載せました。
それは、「患者の脳に電極を指し、ボタンを押して電気刺激が与えると多幸感に包まれる。」というものでした。
“本人に電気刺激の発生器の操作をまかせると、彼はまるでテレビゲームに夢中になった8歳の子供のようにボタンを叩き始めた”そうです。(昔の実験、「不適切にもほどがある」より不適切にも程がありますね…。)
恐ろしいことに、この電気スイッチは、止めないと寝食を忘れて、ずっと押してしまうそうです。同じような実験で、ラットは1時間に7,000回もレバーを押したそうです。
このことから分かることは、強制的に多幸感や至福感を得ることは可能だということです。
嫌な気持ちになったら強制的にスイッチオン
まず、あなたの脳に電極をブッ指します。そして、あなたが生活する中で、怒りを感じたり、嫌な気持ちになった時に、電気ボタンのスイッチがオンされます。
すると、どうでしょうか。嫌な気持ちはどこかに吹き飛び、あなたは多幸感に満たされるのです。
これで、あなたは嫌な気持ちにならずに、充実した生活を送ることができます。
え?幸福なのはボタンを押した時だけで、すぐに多幸感がなくなってしまう?
大丈夫。その時はもう一度、電気ボタンを押せば良いのです。
SNSと怒りと幸福
想像してください。ツイッター、TikTok、インスタグラムをやっている貴方を。
インスタグラムでは、何で金を稼いでいるのか分からない奴らが、豪華な邸宅を背景に、美男美女をハベらかして、シャンパン片手にハシャいでいます。
はい、電気スイッチオン。
TikTokでは、陰謀論が世界の本当の敵は誰なのか、そしてどれだけ我々を欺いているか、”真実”を教えてくれています。
はい、電気スイッチオン。
ツイッターのおすすめを見てください。
はい、電気スイッチオン。
ツイッターなんて、もう3の倍数でアホになる芸の、30台を数える時の世界のナベアツ状態ですね。
電気スイッチオン、電気スイッチオン、電気スイッチオン…。
目を覚そう
もうお分かりですね。
SNSにハマって怒ったり嫉妬して何かを書き込んだりシェアしているあなた。もうすでに、仮想の電気スイッチを埋め込まれていますよ。
わざわざ自分から嫌なことを見て怒って、それを発散するためにシェアや書き込み(電気スイッチ)を押して、気持ちよくなっています。
貴方がどれだけ毎日怒りを感じたり嫉妬したりしているか、そして、その原因が現代の生活スタイルにが原因であるかが、このブログ記事で気づいたはずです。
SNSやインターネットの基本原則は、どれだけインプレッション(バズり)が獲得できるかです。
そして、一番簡単にインプレッションを獲得できる方法は、人を怒らせたりネガティブな感情を想起させることです。
10秒で人を感動させることは至難の業ですが、10秒で人を怒らせることは簡単です。
だから、インプレッションを伸ばすことが命題のビジネスは、すべからく「怒り増幅器」となるのです。
すぐにそのスイッチを切るようにしてください。
悪い天才たちが作った電気スイッチをひたすら押すラットにならないようにしましょう。
終わり。