以前、「自分ルールを楽しめる人は個人開発に向いている」という記事を書きました。
世間的には評価されない・意味ないとされても自分にとっては楽しめる目標を設定してクリアすることが大事という内容です。
今回は、個人開発では自分ルールを作る時、どんなゲーム(目標)を設定すれば成功しやすいかを深掘りして考えてみました。大事なものが3つあると思います。以下はその要素と説明です。
コントロール可能な目標設定にする
自分ルールを作る時に気をつけないといけないのは、自分の行動で100%達成可能な目標にすることです。
「自分の行動で100%達成可能な目標」とは、因果関係の「原因→結果」の「原因」を目標にするべきであって、「結果」を目標にしてはいけないということです。
例を上げると、個人開発で作ったアプリで、月1万円の売り上げを上げたいと思ったら、原因は「個人開発アプリの開発・運営」で、結果は「月1万円の売り上げ」です。ここで自分ルールで「今月は月に3,000円を稼ぐ」とか「ユーザーの新規登録100人」とか設定してはならないということです。なぜなら「月3,000円の売り上げ」はユーザーに関連する事柄で、自分ではコントロールできない要因だからです。
そうではなく、月1万円を達成するためにはどうすれば良いか考えて、その原因を設定して、それを自分ルールにするのです。「今月中にユーザーのための新規機能を1つ作る」などは、自分が頑張れば必ず達成できるものです。
これが、自分の行動で100%達成可能な目標を自分ルールにすべし。という意味です。
自分が達成感を味わえる最小単位にする
自分ルールは、出来るだけ小さく区切って設定しましょう。
自分が満足感を得ることができる最小単位がオススメです。
例えば、新規アプリを作る時に、「年内に完成させる!」だと、多くの人にはルール範囲が広すぎます。
私の場合は、メインの自分ルールは「月に1つ新規アプリリリースか既存の個人開発の改善をする」としています。結構広めの単位になっていると思いますが、私個人の満足感を得る最小単位の自分ルールがこれなのです。
人によっては「今月中にこの機能を作る!」とか「毎日とにかくエディターを開いて一行コードを書く!」とかの人もいるでしょう。自分の達成感と満足感を得る一番小さな単位を見つけてください。
自分がやったぞ!と思える目標の一番小さなものを設定しましょう。
前に進んでいることが実感できる(実際に進んでいる)内容にする
自分ルールでは、必ずクリアしたら前に進む目標を設定しましょう。
前に進むとは、アプリが完成に近づく、認知度が上がる、技術のレベルが上がるなど、目に見える結果が現れることです。
逆に、「個人開発に関する情報を読む」「エディターを毎日開く」などは、必要なことですが、自分ルールに合った目標ではありせん。なぜなら、それは「結果」までの距離を近づける行動ではないからです。
自分ルールを設定してクリアしていったら、結果が出た。というのが良い自分ルールです。
ということで、ぜひ最適な自分ルールを作ってください。