時間を味方につける行動をとる
私は、時間を味方につける行動を意識的に取れるかどうかが、人生を成功させる要因の一つだと思ったりします。
時間を味方につけるとは、時間が経過するごとに、どんどん効果が積み上がっていくアクションのことです。
例えば、スポーツは、長年続けると技術が向上し、初心者の時には想像もつかないくらいに上手くなったりします。これは、日々の鍛錬が積み重なることで実現します。
株式投資は、長期投資をすることで複利を味方につけることができると言われていますね。
子供の時はできたのに…
よく考えると「時間を味方につける行動」って、大人になると避けたりしますよね。
サラリーマンなら、毎日の業務がルーティーン化して時間が経過してもスキルが身に付かなかったり、仕事が忙しくて読書やスポーツができず、家でネットフリックスを見るので精一杯になったりします。
子供の時は、毎日新しい遊びにチャレンジしたり、部活に入って何か一つを継続して練習しました。これらはアクションは時間を味方につける行動です。
大人になると子供の時には当たり前にできたことが、相当強い意志を持たないと継続できません。
けど、時間を味方につけないと効果が積み上がらないので、自転車操業のような状態に陥る危険があります。
ここで、時間を味方につける行動と時間を味方につけない行動を挙げてみます。
時間を味方につける行動
- 読書
- 勉強
- 資格取得
- 事業(個人開発も含む)
- 長期投資
- 人生経験(旅行・思い出づくり)
時間を味方につけない行動
- 実績が残らないサラリーマン
- 短期投資(デイトレ・FX)
- レバレッジ投資
- 100%意味のない飲み会
- 目的意識なく見るテレビ・Youtube
私がサラリーマンをしていた時「このままじゃヤバいな…」と危機感を覚えたことの一つに、
自分の実績が経歴面で積み上がらない
という問題がありました。
金融関係の仕事って、基本的に守秘義務があるので、どんな仕事をして、どんな成果を上げたかを大々的に宣伝できません。
そのため、もし長らく働いて、いざその仕事を辞めた時には、スカスカな経歴になる危険があると思ったのです。
そのことを想像した時にサァーっと血の気が引いたのを覚えています。
クリエイターは、20代で「何とか賞」を取ったり、作品が残せたりしますので、実力も経歴も時間を味方につけることができます。
でも、守秘義務があるサラリーマンはそれを残せないのです。これは、個人的に受け入れられるリスクではありませんでした。
そんなわけで、私は時間が味方になってくれる個人開発に舵を切ったのでした。
何かを生み出すこと
時間を味方につける行動って本質的には「価値を生み出す正の循環」です。
例としては、勉強がわかりやすいと思います。
もし「足し算」を覚えると、将来ずっと「足し算」がずっとできます。
足し算ができると、買い物ができたり、商売ができたり、生活が楽になりますよね。
このように、足し算を覚えることで、将来にわたってずっと価値を生み出してくれます。
これが勉強の威力であり、時間を味方につける行動です。
株式投資は、将来にわたって価値を生み出そうと行動する組織の所有権を一部持つことで、その企業が将来にわたって生み出すだろう価値の一部を、配当や値上がり益として受け取ることができます。
これもまさに時間を味方につける行動でしょう。
個人開発でも、1週間で作ったアプリが毎月数百円とか継続して稼いでくれますから、1週間で将来おそらく継続的に数百円を生み出してくれる存在を作ったと言えます。
思い出づくりも時間を味方につける行動ですよ。思い出はその時の経験がふとしたきっかけで何かに生きたり(結構ある)、生きる糧になりますから。
意識して行動
このように、大人になってから「時間を味方につける行動」を意識的に選べるかどうかで、相当な差が生まれると思います。
今まで意識してなかった人は、ぜひ「これは時間を味方につける行動かな?」と思いながら生活してみてください。