古い本や時代小説、歴史資料、料理、茶道、真珠、昔の商取引などを調べていると、「一貫」「一匁」「一斤」「一両」といった重さの単位が出てくることがあります。
たとえば、「一貫は何キロ?」「一匁は何グラム?」「一斤は600gなのに、食パンの一斤はなぜ340g以上なの?」「一両はお金ではなく重さでも使うの?」という疑問です。
このページでは、貫・匁・斤・両を、グラム、キログラム、ミリグラムに変換できるツールを用意しました。
時代小説を読むとき、歴史小説を書くとき、古い資料を読むとき、真珠や茶道、昔の料理・商売の単位を確認したいときにご利用ください。
貫・匁・斤・両の重さ変換ツール
下のツールでは、貫・斤・両・匁を、g・kg・mgにまとめて変換できます。
また、「2貫3斤5両10匁」のように複数の単位を合計する計算や、食パンの斤、真珠の匁、重さの両とお金の両の違いも確認できます。
貫・匁・斤・両の重さ変換ツール
貫・匁・斤・両を、g・kg・mgに変換できます。複合入力、食パンの斤、真珠の匁にも対応しています。
貫・匁・斤・両を変換
数値と単位を選ぶと、g・kg・mg・貫・斤・両・匁にまとめて変換します。
「2貫3斤5両10匁」のように合計
貫・斤・両・匁をまとめて入力して、合計の重さを計算します。
食パンの斤をグラムに換算
現代の包装食パンの「1斤」は、尺貫法の600gとは異なります。ここでは1斤あたりの重さを指定して計算できます。
真珠の匁をグラムに換算
真珠で使われる匁、mommeをグラムに換算します。1匁は3.75gです。
貫・匁・斤・両の早見表
| 単位 | 読み方 | グラム換算 | キログラム換算 | 関係 |
|---|---|---|---|---|
| 1貫 | いっかん | 3,750g | 3.75kg | 100両、1000匁 |
| 1斤 | いっきん | 600g | 0.6kg | 16両、160匁 |
| 1両 | いちりょう | 37.5g | 0.0375kg | 10匁 |
| 1匁 | いちもんめ | 3.75g | 0.00375kg | 1貫の1000分の1 |
尺貫法の重さでは、1貫=100両=1000匁=3.75kg、1斤=16両=160匁=600g、1両=10匁=37.5g、1匁=3.75gとして整理できます。
一貫は何キロ?
一貫は、3.75kgです。
グラムにすると、
1貫 = 3,750g
です。
一貫は、かなり重い単位です。現代の感覚では、米袋の小さめサイズ、重めの荷物、昔の人の体重表現などを読むときに出てくることがあります。
たとえば、
| 貫 | kg | 現代感覚 |
|---|---|---|
| 1貫 | 3.75kg | 手で持つと少し重い荷物 |
| 5貫 | 18.75kg | かなり重い荷物 |
| 10貫 | 37.5kg | 子どもや小柄な人の体重くらい |
| 16貫 | 60kg | 大人の体重くらい |
昔の人物の体重表現で「十六貫」と出てきた場合、現代では約60kgです。
一匁は何グラム?
一匁は、3.75gです。
匁は、貫の1000分の1にあたる重さです。
1匁 = 3.75g
です。
匁は小さな重さを表す単位なので、薬、茶、香、銀、真珠、釣りのオモリなど、細かい重さの文脈で出てくることがあります。
特に真珠の重さでは、現在でも「匁」「momme」という単位が使われることがあります。計量史年表でも、真珠の計量用として「もんめ」が1匁=3.75gで扱われたことが示されています。
| 匁 | グラム | 読み方の目安 |
|---|---|---|
| 1匁 | 3.75g | かなり小さな重さ |
| 5匁 | 18.75g | 少量の茶・香・薬など |
| 10匁 | 37.5g | 1両と同じ重さ |
| 100匁 | 375g | まとまった小物・食品の重さ |
一斤は何グラム?
尺貫法の重さでは、一斤は600gです。
1斤 = 600g = 0.6kg
です。
ただし、ここで注意したいのが、現代の食パンの「一斤」です。
尺貫法の一斤は600gですが、包装食パンの表示では、1斤は340g以上として扱われます。日本パン公正取引協議会の表示基準でも、「1斤」は340g以上のものについて表示されると説明されています。
つまり、検索でよく混同されるポイントは次の通りです。
| 表現 | 重さの目安 | 注意点 |
|---|---|---|
| 尺貫法の1斤 | 600g | 昔の重さの単位 |
| 包装食パンの1斤 | 340g以上 | 表示上の保証内容重量 |
| 半斤 | 尺貫法なら300g | 食パンでは商品表示に従う |
歴史資料や古い単位としての「斤」は600g、スーパーやパン屋で見る「食パンの一斤」は340g以上と分けて考えるとわかりやすいです。
一両は何グラム?
重さの単位としての一両は、37.5gです。
1両 = 37.5g
です。
ただし、「両」はお金の単位としても有名です。
時代劇で「一両」「十両」「百両」と出てくる場合、多くはお金の単位です。一方、重さの単位として出てくる場合は、1両=37.5gとして考えます。
| 両の使い方 | 意味 | このページでの扱い |
|---|---|---|
| 重さの両 | 1両=37.5g | このツールで変換可能 |
| お金の両 | 江戸時代などの貨幣単位 | 現在価値換算は別扱い |
江戸時代のお金の「一両」が今のいくらかを知りたい場合は、こちらの昔の単位変換ツールも参考にしてください。
貫・匁・斤・両の関係
貫・斤・両・匁は、次のような関係で覚えるとわかりやすいです。
1貫 = 100両 = 1000匁 = 3.75kg
1斤 = 16両 = 160匁 = 600g
1両 = 10匁 = 37.5g
1匁 = 3.75g
貫を基準にすると、1貫は1000匁です。匁を基準にすると、10匁で1両、160匁で1斤、1000匁で1貫になります。
「一貫」と「寿司の一貫」は違う?
重さの単位としての「一貫」は、3.75kgです。
しかし、寿司でいう「一貫」は、重さの一貫とは別の使われ方です。
寿司屋で「一貫」と言う場合、一般には寿司の数え方として使われます。店によって一貫が一個を指す場合も、二個一組を指す場合もあり、重さ3.75kgという意味ではありません。
そのため、
| 表現 | 意味 |
|---|---|
| 重さの一貫 | 3.75kg |
| 寿司の一貫 | 寿司の数え方。重さの単位ではない |
と分けて考えてください。
小説・時代物で出てきたときの読み方
時代小説や歴史小説で昔の重さの単位が出てきたときは、単にグラムに直すだけでなく、作中でどのくらいの重さとして扱われているかを見ると理解しやすくなります。
たとえば、「十貫の荷」とあれば、約37.5kgです。かなり重く、簡単に持ち歩ける荷物ではありません。
「二十匁の薬」とあれば、75gです。少量ですが、薬や香、茶などではまとまった量として読めます。
「一斤の茶」とあれば、尺貫法では600gです。現在の食パンの一斤とは違います。
「一両の銀」とあれば、重さとしては37.5gです。ただし、文脈によっては貨幣単位としての両かもしれないので注意が必要です。
よくある換算例
| 昔の重さ | 現代の重さ |
|---|---|
| 1貫 | 3.75kg |
| 2貫 | 7.5kg |
| 10貫 | 37.5kg |
| 1匁 | 3.75g |
| 10匁 | 37.5g |
| 100匁 | 375g |
| 1斤 | 600g |
| 2斤 | 1.2kg |
| 1両 | 37.5g |
| 10両 | 375g |
貫・匁・斤・両を使う場面
現在の日常生活では、重さはgやkgで表すのが一般的です。
ただし、昔の単位は次のような場面で今でも目にすることがあります。
| 単位 | 出てきやすい場面 |
|---|---|
| 貫 | 古い体重表現、昔の荷物、時代小説、歴史資料 |
| 匁 | 真珠、茶、香、薬、釣り、古い商取引 |
| 斤 | 古い重さ、食パン、茶、食品の単位 |
| 両 | 重さ、銀、金属、薬、または貨幣単位 |
昔の重さを現代感覚で読むコツ
昔の単位を見たときは、まずkgやgに直すと感覚がつかみやすくなります。
たとえば、
一貫 = 3.75kg
と分かれば、「十貫」は37.5kgです。これはかなり重い荷物です。
一匁 = 3.75g
と分かれば、「十匁」は37.5gです。小物や薬、茶、香などの重さとして理解しやすくなります。
一斤 = 600g
と分かれば、「二斤」は1.2kgです。ただし、食パンの斤とは別扱いです。
一両 = 37.5g
と分かれば、「十両」は375gです。重さとしての両か、お金としての両かは文脈で判断します。
よくある質問
一貫は何キロですか?
一貫は3.75kgです。グラムでは3,750gです。
一匁は何グラムですか?
一匁は3.75gです。10匁で37.5g、100匁で375gです。
一斤は何グラムですか?
尺貫法の一斤は600gです。ただし、包装食パンの一斤は表示基準上340g以上とされており、尺貫法の600gとは異なります。
一両は何グラムですか?
重さの一両は37.5gです。ただし、お金の「両」とは意味が違うため、文脈に注意してください。
一貫と一貫目は同じですか?
重さの文脈では、一貫と一貫目は同じく3.75kgとして扱えます。
一貫は寿司の一貫と同じですか?
違います。重さの一貫は3.75kgですが、寿司の一貫は寿司の数え方です。寿司一個または二個を指すことがあり、重さ3.75kgという意味ではありません。
匁は今でも使われますか?
日常ではあまり使われませんが、真珠の重さでは現在でも「匁」「momme」が使われることがあります。
両はお金ではないのですか?
両はお金の単位として有名ですが、重さの単位としても使われます。重さの一両は37.5gです。時代小説や歴史資料では、貨幣の両なのか、重さの両なのかを文脈で判断する必要があります。
関連ツール
注意点
このページの換算は、読書・創作・歴史学習・日常の調べもののために、昔の重さを現代単位へ直す目安です。
取引、証明、商品表示、法的判断、専門的な研究に使う場合は、現在の計量法、商品ごとの表示基準、専門資料を確認してください。
特に、食パンの「斤」、寿司の「貫」、お金の「両」は、尺貫法の重さとは別の意味で使われることがあります。

