昔の単位変換ツール|一石・一里・一両・丑三つ時を現代の単位に変換
時代小説や歴史小説、時代劇を見ていると、「一石」「一里」「六尺」「十両」「丑三つ時」など、今ではあまり使わない単位が出てきます。
言葉としては何となくわかっても、実際にどのくらいの量・距離・金額・時間なのかは、すぐには想像しにくいものです。
このページでは、昔の単位を現代の単位に変換できるツールをまとめています。
小説を読むときの理解、時代小説を書くときの時代考証、創作メモ、歴史学習などにご利用ください。
このページで変換できる昔の単位
このツールでは、主に以下の単位を変換できます。
| 種類 | 昔の単位 | 変換できる内容 |
|---|---|---|
| 米・石高 | 石、万石、斗、升、合、俵 | kg、トン、L、合数、俵数、人数感覚 |
| 距離・長さ | 里、町、間、丈、尺、寸 | km、m、cm、徒歩時間 |
| 江戸時代のお金 | 両、分、朱、文 | 現在価値の目安 |
| 江戸時代の時刻 | 明け六つ、暮れ六つ、丑三つ時など | 現代時刻の目安 |
| その他の単位 | 反、畝、坪、貫、斤、匁など | ㎡、坪、kg、g |
昔の長さ・面積・体積・質量の代表的な換算値は、尺貫法の単位として整理できます。たとえば、1里は約3.9273km、1尺は約30.303cm、1石は約180.39L、1貫は3.75kgです。
昔の単位をまとめて変換する
下のツールに数値を入力すると、昔の単位を現代の単位に変換できます。
昔の単位変換ツール
一石・一里・一両・丑三つ時など、昔の単位を現代の単位にまとめて変換できます。
一石・斗・升・合を米のkgに変換
石高や米の量を、kg・トン・俵・合数に変換します。
一里・尺・寸・間・町をメートルに変換
昔の距離や長さを、km・m・cmに変換します。徒歩時間の目安も表示します。
一両・分・朱・文を現在価値に換算
江戸時代のお金を、米価換算・大工賃金換算・そば換算・任意設定で換算します。
丑三つ時・明け六つ・暮れ六つを現代時間に変換
夜明けと日暮れの時刻をもとに、江戸時代の不定時法の目安を計算します。
その他の昔の単位をまとめて変換
反・畝・坪・貫・斤・匁など、面積や重さの単位を変換します。
よく使う昔の単位の早見表
| 昔の単位 | 現代の目安 | よく出る場面 |
|---|---|---|
| 一石 | 約180.39L、米なら約150kg | 石高、年貢、大名の規模 |
| 一斗 | 約18.039L | 米、酒、穀物 |
| 一升 | 約1.8039L | 米、酒、調味料 |
| 一合 | 約180mL、米なら約150g | 米、酒 |
| 一里 | 約3.927km | 旅、街道、宿場 |
| 一町 | 約109.09m | 道のり、農地 |
| 一間 | 約1.818m | 建物、部屋、間取り |
| 一尺 | 約30.303cm | 身長、刀、道具 |
| 一寸 | 約3.030cm | 小さな長さ |
| 一反 | 約991.74㎡ | 田畑、農地 |
| 一畝 | 約99.174㎡ | 田畑、農地 |
| 一坪 | 約3.3058㎡ | 家、土地 |
| 一貫 | 3.75kg | 重さ、古い商取引 |
| 一斤 | 600g | 重さ |
| 一匁 | 3.75g | 薬、金銀、細かい重さ |
尺貫法では、1石=10斗=180.39L、1斗=10升=18.039L、1升=10合=1.8039L、1合=180.39mLです。また、1反=991.74㎡、1坪=3.3058㎡、1貫=3.75kg、1匁=3.75gとされています。
一石は米何キロ?
一石は、体積では約180.39Lです。
米の場合、1合を約150gとして考えると、一石は1000合なので、精白米では約150kgになります。農林水産省のページでも、米の計量には1合カップ、つまり180cc・概ね150gを使うと説明されています。
つまり、ざっくり覚えるならこうです。
| 単位 | 米の量の目安 |
|---|---|
| 1合 | 約150g |
| 1升 | 約1.5kg |
| 1斗 | 約15kg |
| 1石 | 約150kg |
| 1万石 | 約1,500トン |
| 100万石 | 約15万トン |
「加賀百万石」のような表現は、単なる米の量だけでなく、領地の生産力や大名の規模を表す言葉としても使われます。
創作や読書で読む場合は、
一石 = 大人1人が1年食べる米の目安
と考えると、石高のスケールがつかみやすくなります。
たとえば、
| 表現 | 現代感覚 |
|---|---|
| 百石取り | かなり格式のある武士 |
| 千石 | 大きな知行・収入 |
| 一万石 | 大名とされるひとつの基準 |
| 百万石 | 巨大な藩・大国クラス |
ただし、石高は「実際にその米が全部取れた」という意味だけではなく、領地の評価や格式を含む数字として扱われることがあります。
一里は何キロ?
一里は約3.9273kmです。
尺貫法では、1里=36町=3.9273km、1町=60間=109.09m、1間=6尺=1.8182m、1尺=30.303cm、1寸=3.0303cmとされています。
| 単位 | 現代の目安 | 読み方 |
|---|---|---|
| 一里 | 約3.927km | 徒歩で約1時間前後 |
| 一町 | 約109m | 100m強 |
| 一間 | 約1.818m | 畳の長辺に近い |
| 一丈 | 約3.030m | 10尺 |
| 一尺 | 約30.303cm | 物差し、刀、身長 |
| 一寸 | 約3.030cm | 小さな長さ |
時代小説で「一里先の宿場」と出てきたら、現代の感覚では約3.9km先です。
徒歩速度を時速4km前後で考えると、一里はおよそ1時間です。三里なら約11.8kmなので、徒歩で3時間前後の距離になります。
また、「六尺の大男」は、
六尺 = 約181.8cm
です。
現代でも180cm超えは高身長ですが、昔の人物描写として出てくる場合は、かなり大柄な人物として読めます。
一両は今のいくら?
一両を現在価値に直すのは、かなり難しいです。
理由は、江戸時代と現代では、暮らしの仕組み、物価、賃金、商品やサービスの中身が違うためです。日本銀行金融研究所の貨幣博物館も、一両の現在価値を考えるのは難しいとしたうえで、18世紀の目安として、米価で換算すると約8万円、大工の賃金で換算すると約41万円と説明しています。
このページのツールでは、一両をひとつの金額に固定せず、複数の基準で計算できます。
| 換算基準 | 一両の目安 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| 米価換算 | 約8万円 | 年貢、米、生活費の感覚 |
| 大工賃金換算 | 約41万円 | 労働価値、人件費の感覚 |
| そば換算 | そば価格から計算 | 庶民の食事感覚 |
| 任意設定 | 自分で入力 | 創作・独自設定 |
金貨の単位では、
1両 = 4分
1分 = 4朱
1両 = 16朱
と考えることができます。
また、文との関係は時期や相場によって変わります。このツールでは、初期値として1両=6500文を使っています。貨幣博物館の「江戸時代の1両は今のいくら?」でも、1両=6500文は時期・場所によって異なる一例として扱われています。
作中で「十両」と出てきた場合、米価換算なら約80万円、大工賃金換算なら約410万円の目安になります。
「百両」なら、換算基準によって約800万円から約4100万円ほどの幅が出ます。借金、褒美、盗賊の獲物などとして出てきた場合、相当な大金として読めます。
丑三つ時は何時?
ざっくり言うと、丑三つ時は午前2時〜2時半ごろの目安です。
ただし、江戸時代の時刻は、現在のように1日を24時間で均等に区切る方法ではありませんでした。
江戸時代には、夜明けから日暮れまでを昼、日暮れから翌朝の夜明けまでを夜として、それぞれ6等分する「不定時法」が使われていました。そのため、一刻の長さは昼と夜で違い、季節によっても変わりました。
春分・秋分ごろのように昼夜の長さが近い日をイメージすると、だいたい次のようになります。
| 昔の時刻 | 現代の目安 |
|---|---|
| 暁七つ | 午前4時ごろ |
| 明け六つ | 午前6時ごろ |
| 朝五つ | 午前8時ごろ |
| 昼四つ | 午前10時ごろ |
| 昼九つ | 正午ごろ |
| 昼八つ | 午後2時ごろ |
| 夕七つ | 午後4時ごろ |
| 暮れ六つ | 午後6時ごろ |
| 宵五つ | 午後8時ごろ |
| 夜四つ | 午後10時ごろ |
| 夜九つ | 午前0時ごろ |
| 夜八つ | 午前2時ごろ |
| 丑三つ時 | 午前2時〜2時半ごろ |
「明け六つ」は、夜が明けるころです。旅立ち、開門、朝の始まりの場面に向いています。
「暮れ六つ」は、日が暮れるころです。店じまい、門限、夜の始まりの合図として使えます。
「丑三つ時」は、深夜で人の気配が少ない時間です。怪談、呪い、密会、忍び込みなどの場面に向いています。
ただし、不定時法では夏と冬で時刻が変わります。厳密に考える場合は、季節や地域も合わせて確認してください。
時代小説・歴史小説で昔の単位を使うコツ
昔の単位は、現代単位に直すだけでは少し味気なくなります。
たとえば、
一里 = 約3.9km
と書くより、
宿場まで一里。歩けば小一時間はかかる。
と書く方が、時代小説らしい感覚になります。
同じように、
六尺 = 約181.8cm
と直すだけでなく、
六尺はあろうかという大男
と書けば、数字を出さずに大柄な印象を伝えられます。
「百両」も、現代円に置き換えすぎるより、
百両と聞いて、店の者たちは息をのんだ。
のように、作中の反応で大金感を表現すると自然です。
よくある質問
一石は米何キロですか?
米1合を約150gとして計算すると、一石は1000合なので、米約150kgです。体積では約180.39Lです。
一里は何kmですか?
一里は約3.9273kmです。徒歩ならおよそ1時間前後の距離として読むと感覚がつかみやすいです。
六尺は何cmですか?
一尺は約30.303cmなので、六尺は約181.8cmです。人物描写ではかなり大柄な人として読めます。
一両は今のいくらですか?
基準によって大きく変わります。目安として、米価換算では約8万円、大工賃金換算では約41万円という考え方があります。創作では、場面に応じて換算基準を変えるのがおすすめです。
丑三つ時は何時ですか?
ざっくり言うと午前2時〜2時半ごろです。ただし、江戸時代の不定時法では季節や夜明け・日暮れの時刻によって変わります。
一反・一畝・一町歩は何平米?
農地や田んぼ、畑の広さで使われる「反・畝・町歩・坪」を、㎡・a・haに変換できます。一反は約991.74㎡、一町歩は約9,917.4㎡です。農地面積、家庭菜園、反あたり収量や肥料量の計算にも使えます。
貫・匁・斤・両は何グラム?
昔の重さの単位である貫・匁・斤・両を、g・kgに変換できます。一貫は3.75kg、一匁は3.75g、一斤は600g、一両は37.5gです。食パンの一斤や寿司の一貫との違いも確認できます。
創作で昔の単位を使うときは正確な数字を書くべきですか?
必ずしも現代単位まで書く必要はありません。読者に感覚を伝えるなら、「一里=徒歩で約1時間」「六尺=大柄」「百両=かなりの大金」のように、場面の意味として使う方が自然です。
注意点
このページの換算値は、読書・創作・歴史学習のために、現代感覚へ置き換える目安です。
昔の単位や貨幣価値は、時代、地域、用途、史料によって違いがあります。特に江戸時代のお金や時刻は、ひとつの答えに固定できません。
論文、出版物、厳密な時代考証に使う場合は、専門資料もあわせて確認してください。

