NGSLとは?初心者向けに意味をやさしく解説|英語学習でなぜ重要なのか

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NGSLとは、英語学習者向けに作られた重要語彙リストです。この記事では、NGSLの意味、語数、どんな学習に向くのか、英検やTOEICとの関係、効率的な覚え方まで初心者向けにやさしく解説します。


NGSLとは?まずはかんたんに

NGSLとは、英語学習者がまず優先して覚えたい「重要な英単語」を集めた語彙リストです。
正式には New General Service List といいます。英語の日常文や一般的な文章で、特によく出てくる重要語をまとめたものです。 (New General Service List Project)

英語には非常に多くの単語がありますが、最初から難しい単語やマニアックな単語まで広く覚えようとすると、どうしても効率が悪くなります。
そこでNGSLは、**「まずはこのあたりを押さえると、かなり多くの英文が読みやすくなる」**という考え方で作られています。 (New General Service List Project)


NGSLは何語あるの?

現在のNGSL 1.2は、2,809語のリストです。
このリストは、英語学習者向けの一般英語・日常英語の基礎語彙として設計されています。 (New General Service List Project)

しかも、ただ語数が少ないだけではありません。
NGSL 1.2は、一般的な英語テキストの平均で約92%のカバー率があると案内されています。さらに、TOEICでは約94%、一部のテレビ番組では約95%のカバー率という説明もあります。 (New General Service List Project)

つまり、NGSLをしっかり身につけると、英文の中に出てくる単語の大部分が「見たことある単語」になるわけです。


NGSLは何のためのリスト?

NGSLの目的は、とてもシンプルです。

英語学習の土台を、できるだけ効率よく作ること。

NGSLプロジェクトでは、高頻度語彙の知識が読解力や英語力全体にとても重要だと説明されています。頻出語を先に固めることで、英文を読むときの負担が減り、その後の学習も進めやすくなります。 (New General Service List Project)

たとえば英語学習で伸び悩む人の中には、難しい単語帳や試験用の単語集に先に手を出してしまい、基礎語彙があやふやなままになっているケースがあります。
その点、NGSLは「難語の前に、まず土台」という考え方に合っています。


NGSLは昔のGSLと何が違うの?

NGSLは、1953年に作られた GSL(General Service List) をベースにしつつ、より現代的に見直されたリストです。
NGSLプロジェクトでは、Michael WestらによるGSLの研究を土台にしながら、それを拡張・現代化・改善して2013年にNGSLを公開したと説明しています。 (New General Service List Project)

また、NGSLはケンブリッジ英語コーパスの一部を使って作成されており、古いGSLより大きなデータをもとに見直されています。プロジェクト側は、273 million word subset of the Cambridge English Corpus をもとにしていると案内しています。 (New General Service List Project)

要するに、

  • GSL = 昔の代表的な基礎語彙リスト
  • NGSL = それを現代向けに見直した新しい基礎語彙リスト

という理解で大丈夫です。


NGSLはどんな人に向いている?

NGSLは、特に次のような人に向いています。

1. 英語を基礎からやり直したい人

中学英語からやり直したい人、単語力に不安がある人には相性がいいです。
基礎単語が抜けていると、英文法を学んでも読解でつまずきやすいからです。

2. 英語学習の優先順位を整理したい人

「単語帳が多すぎて何から始めればいいかわからない」という人にも向いています。
NGSLは、重要語を絞って学びやすいのが強みです。 (New General Service List Project)

3. 英検やTOEICの前に土台を作りたい人

NGSLは試験専用リストではありません。
ただし、一般英語の頻出語を広く押さえるので、英検やTOEICの土台作りには役立ちます。特にNGSL公式では、TOEICで約94%のカバー率があると紹介されています。 (New General Service List Project)


NGSLは英検やTOEICに使える?

英検には使える?

使えます。
ただし、「英検専用対策」ではなく「基礎固め」向きです。

英検では、級が上がるほど一般語彙に加えて熟語、派生語、抽象語彙も増えていきます。
そのため、NGSLだけで合格できるとは言えません。ですが、基礎語彙を固める意味ではかなり有効です。

TOEICには使える?

こちらも使えます。
特に、NGSL公式ではTOEICに対して約94%のカバー率があるとされています。もちろん実際にはビジネス表現や業務用語も必要ですが、まず一般語彙を固める土台としてはかなり優秀です。 (New General Service List Project)


NGSLのメリット

少ない語数で効率がいい

2,809語で一般英語の高いカバー率を狙えるのが大きなメリットです。 (New General Service List Project)

何を覚えるべきか迷いにくい

英単語帳は世の中にたくさんありますが、NGSLは「まずここから」という基準になりやすいです。

読む力の土台になる

頻出語を知っているだけで、英文の見え方はかなり変わります。
知らない単語だらけの英文より、知っている単語が多い英文のほうが読みやすいのは当然です。


NGSLの注意点

NGSLだけで英語が完成するわけではない

NGSLはとても便利ですが、万能ではありません。

  • 専門英語
  • 学術英語
  • 熟語やコロケーション
  • 試験特有の表現

こうしたものは、別に補う必要があります。

単語だけ覚えても使えないことがある

単語の意味を見て終わりではなく、例文の中で覚えることが大切です。
特に前置詞の使い方や、よく一緒に使われる表現まで意識すると、実際に読める・使える英語に近づきます。


NGSLはどうやって覚えるのがいい?

おすすめは、次の順番です。

1. まずは頻出語をざっと見る

最初は完璧に暗記しようとしなくて大丈夫です。
「こういう単語が重要なんだな」と全体像を見るだけでも効果があります。

2. 例文で覚える

単語だけを孤立して覚えるより、短い英文の中で覚えたほうが定着しやすいです。

3. 何度も周回する

基礎語彙は、1回で覚えきるよりも、何度も触れる方が大事です。

4. 読む学習とセットにする

NGSLを覚えながら、やさしめの英文を読むと効果的です。
「覚えた単語が実際に出てくる」経験が増えるからです。


初心者なら、NGSLをどう使えばいい?

初心者なら、こんな使い方がおすすめです。

  • 中学英語の文法をざっくり復習する
  • NGSLの重要語を少しずつ覚える
  • やさしい英文で確認する
  • そのあと英検やTOEIC対策へ進む

この流れなら、単語だけが浮いた学習になりにくいです。

特に英語が苦手な人ほど、いきなり難しい単語帳に進むより、基礎語彙の密度を上げる方が効きます。


NGSLについてよくある質問

NGSLは無料で見られる?

NGSLプロジェクトでは、語彙リストやツールを提供しています。無料で使える学習・分析ツールもあります。 (New General Service List Project)

NGSLは最新版を使った方がいい?

公式FAQでは、NGSL 1.2がもっとも新しい版と案内されています。古い版ではなく、基本的には新しい版を見る方がよいでしょう。 (New General Service List Project)

NGSLだけで英会話はできる?

NGSLは土台作りには強いですが、会話では音声・表現・定型フレーズも重要です。
なお、NGSLプロジェクトには spoken English 向けの派生リストもあります。 (New General Service List Project)


まとめ|NGSLは「英語の土台」を効率よく作るためのリスト

NGSLとは、英語学習者向けに作られた重要語彙リストです。
少ない語数で高いカバー率を狙えるので、英語学習の出発点として非常に優秀です。 (New General Service List Project)

英語学習では、つい難しい単語や試験用の単語に意識が向きがちです。
ですが、本当に大切なのは、まずよく出る基礎語彙をしっかり固めることです。

「何から単語を覚えればいいかわからない」
「英語をやり直したい」
「英検やTOEICの前に土台を作りたい」

そんな人は、NGSLから始める価値があります。


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→ NGSLの英単語リストを見る (スマート英作文)

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