はじめに
英語の「besides」は、「その上」「さらに」「~を除いて」といった意味を持つ単語で、会話や文章でよく使われます。しかし、「beside(そばに)」と混同しやすいため、正しい使い方を理解することが大切です。本記事では、「besides」の意味や使い方を例文とともに詳しく解説します。
「besides」の基本的な意味
「besides」は主に以下の2つの意味で使われます。
- 「その上、さらに」などの追加の意味を表す(副詞)
- He speaks Spanish. Besides, he can also speak French.(彼はスペイン語を話す。その上、フランス語も話せる。)
- 「~を除いて」「~の他に」といった除外の意味を表す(前置詞)
- There was no one in the room besides me.(私の他に部屋には誰もいなかった。)
「besides」の使い方と例文
1. 副詞として使う(「その上」「さらに」)
「besides」を副詞として使う場合、文全体の意味を補足し、追加情報を強調します。
- I don’t want to go out. Besides, it’s raining.(外に出たくない。その上、雨が降っている。)
- She is a great singer. Besides, she plays the piano well.(彼女は素晴らしい歌手だ。その上、ピアノも上手に弾く。)
2. 前置詞として使う(「~を除いて」「~の他に」)
「besides」は前置詞としても使われ、「~を除いて」「~の他に」といった意味になります。
- Who else was there besides you?(あなた以外に誰がいたの?)
- Besides English, she speaks German.(英語の他に、彼女はドイツ語を話す。)
3. 「besides that / besides this」の表現
「besides that」「besides this」などの表現もよく使われます。
- I don’t like the color. Besides that, it’s too expensive.(色が好きじゃない。その上、高すぎる。)
- He is smart. Besides this, he works very hard.(彼は賢い。その上、とても努力家だ。)
「besides」と「except」「apart from」「in addition to」の違い
「besides」と似た意味を持つ単語に「except」「apart from」「in addition to」がありますが、それぞれの使い方が異なります。
単語 | 意味 | 例文 |
---|---|---|
besides | その上、~の他に | I like tea. Besides, I love coffee.(私はお茶が好き。その上、コーヒーも大好きだ。) |
except | ~を除いて | Everyone came except John.(ジョンを除いて全員来た。) |
apart from | ~の他に(除外・追加両方の意味) | Apart from English, I can speak Spanish.(英語の他に、私はスペイン語も話せる。) |
in addition to | ~に加えて | In addition to studying, he works part-time.(勉強に加えて、彼はアルバイトをしている。) |
まとめ
「besides」は「その上」「さらに」「~の他に」といった意味を持ち、副詞や前置詞として使われます。「besides + 名詞」「besides that」「besides, + 文」などのパターンを理解し、適切に使いこなしましょう。また、「except」「apart from」「in addition to」との違いも押さえることで、より正確な英語表現が可能になります。
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