Unityには、タイルマップを扱うための機能が標準で備わっています。それが「Tilemap」です。
Tilemapを使えば、ドット絵などで描いたタイルを並べて、ゲームのステージや背景を簡単に作成できます。
今回は、Unity標準のTilemap機能の概要と基本的な使い方を備忘録としてまとめました。
Tilemapとは?
Tilemapは、Unityに標準で搭載されている2Dゲームのマップ作成ツールです。
格子状にタイルを配置していくことで、ステージや背景を視覚的に構築できます。
Tilemapを使うメリット
- 簡単操作: マウスでタイルを配置していくだけなので、直感的にマップを作成できます。
- 効率的なマップ作成: 繰り返し使いたい地形やオブジェクトをタイルとして登録しておくことで、マップ作成の効率がアップします。
- 柔軟な編集: 後からタイルを差し替えたり、配置を変更したりと、柔軟にマップを編集できます。
Tilemapの基本的な使い方
大まかな流れは「タイルパレットを作成」→ 作成したタイルパレットにタイルとして使いたい画像を登録 → Hierarchyにタイルマップを作成(これでScene画面からタイルを設置できる)→ 実際にタイルを配置。
となります。以下より詳細です。
- タイルパレットの作成
- ウィンドウ(Window)をクリックし、 Create -> 2D -> Tile Palette を選択します。
- Tile Palettで、「Create New Palette」でパレットを作成。
- 作成した Tile Palette に、タイル画像をドラッグ&ドロップで登録します。
- タイルマップの作成
- Hierarchyウィンドウで右クリックし、 2D Object -> Tilemap を選択します。
- 必要に応じて Grid 、Tilemap Renderer などのコンポーネントも追加します。
- タイルの配置
- Tile Palette ウィンドウで配置したいタイルを選択し、Sceneビューでクリックして配置します。
- ブラシツール や 塗りつぶしツール などを使って、効率的にタイルを配置できます。
自分がハマった罠
- 『Time Palette』が、独立したウィンドウの状態だと、Tilemapに貼り付けできなかった。そのため、Inspectorとかがある場所にタブとして移したら配置できるようになった。
- Tile Paletteの画像を貼り付ける箇所が、最初が異常に狭く、どこにあるのか、わからなかった。
参考
Unity - Manual: Create a Tile Palette