先日、『ウーマンコミュニケーション』の開発者のヤマダさんのインタビューを読みました。その中で、「面白そうなゲーム」を作ることを気をつけていると書かれており、なるほどと思いました。
“面白いゲーム”を目指すのは当然として、“面白そうなゲーム”を作ることです。
ゲームの数がこれだけ溢れている現代においては、いくら“遊んでみて面白い”と思えるゲームであっても、それ以前に“面白そう”に見えないと興味を持ってもらうことすらできない……という苦い経験をたくさんしてきたからです。
配信者さんが実況してくれるのも、メディアさんが記事にしてくれるのも、その先にいる視聴者さんや読者さんが“面白そう”と興味を持ってくれる可能性を感じられるからこそだと思っています。
余暇時間を奪い合う現代において、まず「面白そう」と思ってもらえるゲームじゃないと、手にとって遊んでもらう土俵に立てない厳しい現実があります。
そのため、面白いゲームであることはもちろん、ファーストインプレッションで「面白そう」と思ってもらう必要があるのです。
最初が大事
となると、コンセプトとか、最初の設定がすごい大事だなと思いました。
「面白いゲーム」は、開発の過程でどんどん中身を面白くすることはできますが、「面白そうなゲーム」は、最初の段階で間違えると、ずっと「面白そうなゲーム」にならないはずです。
これはツール系の個人開発では無い感覚です。ツール系は、もともと存在しているニーズに対してサービスを提供するので、「面白い」も「面白そう」も考える必要がありません。その意味ではゲームより自由度が低いので深く考えずに開発がスタートできます。
この「面白そうなゲーム」でないといけないという重要性は、開発を経験した人しか実感できない要素だと思うので、それを教えてくれたこの記事には感謝したいと思いました。
終わり。