「未来のレモンサワー」という、アサヒビールから発売されたレモンサワーが話題です。
何が話題かというと、中に実際の輪切りのレモンが入っており、まるで居酒屋のレモンサワーを自宅で飲めるような体験ができます。
レモンサワー検定3級(?)の私としては、是非とも飲まないといけないと思い、早速購入して飲んでみました。
レモンが浮き上がる体験+美味さ = 付加価値
フタが大きくて(ジョッキ缶と呼ばれているみたいです)、缶を開けると泡がシュワワと溢れ、その後にレモンが浮かび上がってきます。
ビジュアルはまさに居酒屋のレモンサワー。
飲んでみると「味もうまいんかい!」と言ってしまうほど好みの味でした。
一般的な缶とは違って、ジョッキ缶なので飲み口が大きいも、実は飲みごたえが良くてレモンサワーにプラスに働いています。
値段は一般的な缶のレモンサワーの2倍くらいするんですが、全然安いと思いました。
これは、比較対象が居酒屋のレモンサワーになっているからでしょう。居酒屋のレモンサワーは店によって全然違いますが、だいたい300~600円くらいですから、未来のレモンサワーが割安だと感じるのでしょう。
顧客が潜在意識で比較する対象をうまくスイッチさせているのは上手いと思いました。
泡が出るビールの技術の応用で生まれた
「これは凄い」と同時に、「なぜ今までないのか?」と疑問に思いネットで検索したら、誕生秘話がちゃんとアサヒビールに載っていました。
簡単にまとめると、
数年前に発売され、話題になった泡が出るビール缶の技術「切り口で口や手が怪我しないダブルセーフティー構造」と、泡が出る特殊な塗料「ビール泡立ち缶用塗料」の技術を応用しているため、缶自体ライバルは簡単に作れないのと、スライスレモンを缶に入れるのがとても技術的に難しく、3年半の様々な試行錯誤によって実現できたようです。
まさに未来
未来のレモンサワーですが、この存在を知って普通に感動しました。
情熱とアイデア次第で、まだまだ新しい商品は生まれるんだなぁと思い知らされました。
今後も未来のレモンサワー飲んで、新しい挑戦を応援したいと思います。