経験のデッドロック

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数年前から、スポットバイトをずっと経験してみたいと思っています。タイミーってやつです。

理由は、各業種のオペレーションだったり困りごとを自分の肌感覚でたくさん体験したいからです。この辺は隠されたニーズの宝庫のはずで、個人開発のアイデアの種があると思うんです。

ですが、やりたいスポットバイトは経験者限定で自分はやれません。考えてみれば、企業は即戦力を求めてスポットバイトを募集しているんですから当然です。

経験がないから応募できない。応募できないから経験が積めない。

これは、「服を買うのに着ていく服がない」デッドロック状態になってはいけないで書いたデッドロックにハマっている状態です。

このデッドロックを解除するのは、ちゃんと正規ルートでアルバイトを募集して合格する必要があります。いくら人不足とは言え、自分の労働条件やスペックから見て相当難易度が高いでしょう。

この状態に陥って思ったのが、「今後、社会全体でこういう経験者限定みたいなデッドロックが増えそうだな。」ということです。

たとえば、日本でも新卒採用枠って縮小していくと思うのですが、そうなると中途採用の条件はおそらく業界での経験でしょう。

アルバイトは常時人手不足ですからスポットバイトが増えるかもしれませんが、それも経験者限定になるはずです。

このデッドロックを解放してくれるのは、未経験を採用するリスクと教育のコストを請け負ってくれる企業側になります。

けど、今の日本にそんな体力がある会社がそんなにあるんでしょうか。また、最近は労働者側もドライなので、平気で裏切って違うとこに行くなんてありそうです。そうなったら最初は受け入れていた企業も未経験者の門を閉ざすでしょう。

私がアルバイトや仕事を受けていた時代は未経験者枠というより、未経験が前提みたいな感じでした。労働者が弱い立場でしたが、挑戦するチャンスはたくさんありました。

これからは、若いうちに(デッドロックに入る前のうちに)たくさん色んなことを経験するように、工夫しないといけない時代が来たかもしれません。

終わり。

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