現代は、余暇時間の奪い合いが激しいです。
1日数時間のわずかな時間を、Youtube、小説、漫画、映画、ネットニュース、SNSが奪い合いをしています。
そんな中、持たざる者である私たちが何かコンテンツを作っても、注目を集めることはかなり難しいです。
でも、誰でも必ず1つは持っていて、人気を集めることが可能なコンテンツがあります。
それが自分自身の生き様です。
自分の人生 X コンテンツ
どんな普通の人間でも、自分の生き様にテーマを見出すことができます。なぜなら、どんな人でも24時間は生きており、その時間をスキップすることができないからです。
ある人は趣味に生きたり、ある人は仕事に生きたり、ある人は家族に生きたりします。全く何もしない人でさえ、それが生き様になりえます。
この自分だけのテーマ(自分の生き様)は、とても吸引力があります。
例えばもしあなたが競馬が大好きなら、競馬の予想をYoutubeに上げるより、競馬の予想をして、実際に賭けて一喜一憂している自分を取り上げる方が人気が出るはずです。
つまり、自分の人生 X コンテンツにするのです。
私は5年前から個人開発を始めましたが、その時に個人開発の技術的な記事だけでなく、自分の考えや苦労なども書いていました。
この時は明確な意識をしていませんでしたが、安定した仕事を辞めて、個人開発に全振りしていたので、図らずも「自分の人生 X コンテンツ(個人開発)」となってました。
以下の記事はまさに体現したような記事ですが、今でも人気があり、継続的に読まれてメッセージがもらえます。
なぜ人生劇場をやる人が少ないのか?
上記で説明した「人生 X コンテンツ」は名前として長いので、人生劇場と名付けましょう。
私の観測だと、人生劇場はこの世の中で圧倒的に供給不足だと思います。
理由は沢山ありますが、以下が大きいと思います。
- 人生劇場は自分の人生そのものであり、否定や批判を受ける恐怖が強く、実際に批判や否定のダメージがでかい。
- 発信する人間に「人生劇場」を提供するという意識がない場合、コンテンツが終始悪い方のグダグダな感じになって、本来の人生劇場のレベルにまで達しない。
- 自分自身が商品になるため、消耗品のようになるので、どこかで方向転換をしないと、最後は無惨に散る。
- そもそも発信しようとする人間が少ない。
- ほとんど人は提供できる人生劇場は1つしかない。
人生劇場は、人間誰でも持っている武器ですが、何も考えずに使うには劇薬すぎます。
恋愛リアリティーショーで起こる様々な事件を思い出してください。あのように人工的な人生劇場にも関わらず、多くの人の批判に晒され精神に異常をきたしたり、自死をしてしまう人がいるほどです。
利用するには相当な覚悟が必要でしょう。
供給量が増え続けることはない
それでも、人生劇場を利用するメリットは計り知れません。
特に、人生劇場は供給面がとても魅力的です。
なぜなら、フィクションは無限に作ることができますが、人生劇場は最大でも人類の全人口の数です。そして、人生劇場を発信する人間はごくわずかで、圧倒的に希少です。
人気のライブ配信やYoutuberを観察すると、人生劇場を巧みに取り入れているのがわかります。
活用方法
個人開発でも、インディーのゲーム開発者の中には、開発者の思想やこだわりを前面に出して、固定のファンを獲得する人がいます。
これは、「人生 X ゲーム開発」であり、とても魅力的な要素です。
ユーザーからすれば「自分の周りにゲームを開発している人なんていないけど、実際にゲームを作ってる人ってどんな人なんだろうな?」とか「ゲームを作るって大変なのだな。頑張ってるこの人を応援しよう」など、強く惹きつけられます。
以下の記事は、82歳でゲーム開発をした女性の話です。
82歳という高齢者がゲーム開発に挑戦するなんて、凄い人生劇場ですよね。
自分だけの人生劇場は何か?
人生劇場は劇薬ですが、使い方次第では何も持たない弱者でも一発逆転が狙える強力な武器です。
あとは、自分の人生劇場ってなんだろう?と考えて、しっかり芯を捉える必要があります。
ここの芯を外すと胡散臭くなったりしますから。
今後も供給量が絞られる人生劇場をぜひうまく活用しましょう。
終わり。