Web小説をカクヨムにて公開しました
短編Web小説『魔法鍛治師ローワン ~ 壊れた槌と雷鳴の杖 ~』を、Web小説サイト「カクヨム」にて公開いたしました!
作品はすでに完成しており、毎日自動更新で登録済みです。
託された想い、打ち込む魂。職人の槌が未来を繋ぐ。
過去のトラウマから逃れるように、片田舎の村で静かに暮らす魔道具職人、ローワン。彼はかつて仲間を失った絶望から、本来の仕事である「魔法具」を作れずにいた。ただひたすらに鉈を研ぎ、農具を直すだけの穏やかだが停滞した日々。
そんな彼の元に、一人の魔法使いが訪れる。Aランク冒険者、サリエル。彼女は、村々を焼き払う厄災《レッドドラゴン》を討伐するため、世界最高の杖を求めていた。
「あなたの力が必要です」
その真っ直ぐな瞳に、凍てついていた職人の魂を揺さぶられたローワン。しかし、最高の杖に必要な素材《サンダールーン》は、魔物が跋扈する危険地帯にしか存在しなかった。
これは、心を閉ざした職人が、一人の魔法使いとの出会いを経て、再び槌を握るまでの物語。素材を求め、死線を越え、己の過去と対峙する。彼がその槌で打ち上げるのは、武器か、それとも希望か。
職人の矜持と冒険の興奮が交差する、本格クラフト・ファンタジー、開幕。
Web小説への挑戦
以前のブログ(小説のブラッシュアップ)でも触れましたが、Web小説の最大の魅力は、読者からすぐに反応があることだと思います。そこに期待しています。
また、これまで執筆してきたショートショートとは異なり、ファンタジーというジャンル、そして1万字という文字数の中で、どこを描き、どこを削るのか、その取捨選択が難しかったです。
AI編集者を活用
執筆後、GeminiとChatGPTを「自分専用の編集者」に仕立てて推敲作業を行いました。
具体的には、以前プロの編集者からいただいたアドバイスの要点をAIに伝え、それに基づいた客観的な視点からアドバイスをもらう、という手法です。(ブログ:小説のブラッシュアップ)
現在の生成AIは、人間のような魅力的な物語をゼロから生み出すことはまだ難しいようです(出来てる人は教えて欲しい!)。
しかし、『誤字脱字の発見』『表現の言い換え提案』『より読みやすい文章の提案』『物語全体の調子を整える』といった能力は非常に高く、一人で執筆する者にとって、これ以上なく心強いパートナーとなってくれます。
今後の活動について
『魔法鍛治師ローワン』の執筆を終え、すでに次回作にも着手しています。今作とはまた違うテイストの物語にしたいです。
今後の活動としては、メディアごとに以下のように展開していく予定です。
- ショートショート:毎週Youtubeで発表し、ある程度作品が溜まったらKindleでまとめて出版。
- Web小説:本作のような作品にスピンオフなどを追加し、オリジナル作品としてKindleで出版。
……と、とても地道な活動ですが、気持ちを切らさず、頑張りたいと思います。
終わり。