はじめに
英語の「bother」は、「悩ませる」「邪魔をする」「わざわざ~する」といった意味を持つ動詞・名詞です。日常会話で非常によく使われる単語なので、正しい使い方を理解することが重要です。本記事では、「bother」の意味や使い方を例文とともに詳しく解説します。
「bother」の基本的な意味
「bother」には主に以下の3つの意味があります。
1. (人を)悩ませる・困らせる(動詞)
- Sorry to bother you, but can I ask a question?(お邪魔してすみませんが、質問してもいいですか?)
- The noise outside really bothers me.(外の騒音が本当に気になる。)
2. (わざわざ)~する(動詞)
- He didn’t even bother to call.(彼は電話さえしようとしなかった。)
- You don’t need to bother cooking tonight.(今夜はわざわざ料理しなくていいよ。)
3. 面倒・迷惑(名詞)
- It’s no bother at all!(全然迷惑じゃないよ!)
- Don’t make a bother about it.(そんなことで騒がないで。)
「bother」の使い方と例文
1. 「bother + 人」(~を悩ませる、困らせる)
- His rude comments bothered me a lot.(彼の失礼なコメントにすごく悩まされた。)
- Does it bother you if I smoke here?(ここでタバコを吸ったら気になりますか?)
2. 「bother to + 動詞」(わざわざ~する)
- She didn’t bother to reply.(彼女はわざわざ返事をしなかった。)
- Why bother to argue?(わざわざ言い争う必要があるの?)
3. 「bother with + 名詞」(~にわざわざ関わる)
- I don’t want to bother with unnecessary details.(余計な細かいことには関わりたくない。)
- You don’t have to bother with washing the dishes.(わざわざ皿を洗わなくていいよ。)
4. 「Sorry to bother you, but…」(お邪魔してすみませんが…)
- Sorry to bother you, but can you help me?(お邪魔してすみませんが、手伝ってもらえますか?)
- Sorry to bother you at work.(仕事中に邪魔してすみません。)
5. 「Can’t be bothered to + 動詞」(~する気にならない)
カジュアルな会話では、「Can’t be bothered to ~」は「面倒でやる気がしない」という意味で使われます。
- I can’t be bothered to cook tonight.(今夜は料理する気になれない。)
- He can’t be bothered to clean his room.(彼は部屋を掃除する気にならない。)
「bother」と「annoy」「disturb」「worry」の違い
「bother」と似た意味を持つ単語に「annoy」「disturb」「worry」がありますが、それぞれの使い方が異なります。
単語 | 意味 | 例文 |
---|---|---|
bother | 悩ませる、邪魔をする、わざわざ~する | The noise bothers me.(その騒音が気になる。) |
annoy | いら立たせる、ムカつかせる | His jokes annoy me.(彼のジョークはムカつく。) |
disturb | 邪魔をする、妨げる | Sorry to disturb you.(邪魔してすみません。) |
worry | 心配させる、不安にさせる | It worries me that she hasn’t called.(彼女が電話してこなくて心配だ。) |
まとめ
「bother」は「悩ませる」「邪魔をする」「わざわざ~する」といった意味を持つ動詞・名詞で、日常会話でよく使われます。「bother + 人」「bother to + 動詞」「bother with + 名詞」などの表現を理解し、適切に使いこなしましょう。また、「annoy」「disturb」「worry」との違いを理解することで、より正確な英語表現が可能になります。
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