はじめに
英語の「bear」は、「耐える」「産む」「持つ」「運ぶ」など多様な意味を持つ動詞です。また、名詞として「クマ」を意味する単語でもありますが、ここでは動詞としての使い方に焦点を当てます。本記事では、「bear」の意味や使い方、よくある表現を例文とともに詳しく解説します。
「bear」の基本的な意味と使い方
1. 耐える・我慢する(=endure, tolerate)
- I can’t bear this heat anymore.(この暑さにはもう耐えられない。)
- She bore the pain without complaining.(彼女は痛みに文句を言わず耐えた。)
2. 産む(子どもや果実など)
- She bore three children.(彼女は3人の子を産んだ。)
- This tree bears fruit in summer.(この木は夏に実をつける。)
3. 持つ・示す(感情、印、責任など)
- He bears a grudge against his rival.(彼はライバルに恨みを抱いている。)
- His face bore a look of sadness.(彼の顔には悲しみが表れていた。)
- You must bear full responsibility.(あなたは全責任を負わなければならない。)
4. 運ぶ・支える(物理的または比喩的に)
- The bridge cannot bear the weight of large trucks.(その橋は大型トラックの重さに耐えられない。)
- She bore the burden of her family alone.(彼女は家族の重荷を一人で背負った。)
5. 向かう・進む(方向を示す)
- Bear left at the next intersection.(次の交差点で左に曲がってください。)
「bear」の重要な表現と熟語
1. bear with(~に我慢する、辛抱する)
- Please bear with me while I explain.(説明している間、少し我慢してください。)
2. bear in mind(心に留める、覚えておく)
- Bear in mind that this is just a draft.(これはあくまで下書きであることを心に留めておいてください。)
3. can’t bear to ~ / can’t bear ~ing(~するのが耐えられない)
- I can’t bear to see him cry.(彼が泣くのを見るのは耐えられない。)
- She can’t bear being alone.(彼女は一人でいることに耐えられない。)
4. grin and bear it(じっと我慢する)
- Sometimes you just have to grin and bear it.(時にはただ笑って我慢するしかないこともある。)
「bear」の活用形
現在形 | 過去形 | 過去分詞 | 現在分詞 |
---|---|---|---|
bear | bore | borne | bearing |
※「born(生まれる)」は過去分詞の特殊な形で、「be born(生まれる)」の形で使われます。
- He was born in Tokyo.(彼は東京で生まれた。)
「bear」と「endure」「tolerate」「carry」との違い
単語 | 意味 | 例文 |
---|---|---|
bear | 耐える、産む、抱く、運ぶ(幅広い意味) | I can’t bear the pressure.(プレッシャーに耐えられない。) |
endure | 長期的な困難に耐える | She endured years of hardship.(彼女は長年の苦難に耐えた。) |
tolerate | 不快なものを我慢する(許容する) | I can’t tolerate his behavior.(彼の行動は許容できない。) |
carry | 物理的に運ぶ | He carried the box upstairs.(彼は箱を2階へ運んだ。) |
まとめ
「bear」は「耐える」「産む」「持つ」「運ぶ」など多くの意味を持ち、文脈に応じてさまざまな使い方ができます。「bear with」「bear in mind」「can’t bear」などの熟語表現も非常によく使われるので、覚えておきましょう。また、類似語との違いを理解することで、より自然な英語表現が可能になります。