ディレクトリとは?
ディレクトリとは、フォルダのことです。
フォルダは、ご存知の方は多いのではないでしょうか。ファイルを入れる場所です。
このフォルダのことを、プログラミングではディレクトリと呼びます。
「ディレクトリ」の考えを知っておくと、プログラミングの学習で「パスが通らない」と言う挫折ポイントを回避できます。
ディレクトリの概要
ディレクトリとは、以下のように説明されています。
記憶装置の中のファイルを分類して階層構造で管理するための概念。ディレクトリーは複数作成でき、ディレクトリーの中に別のディレクトリーを作成して、ファイルを階層化して管理できる。
単純に言うと、ディレクトリとは、データを管理する場所のことです。
パソコンのデータ(ファイル)はフォルダに入れて管理しますが、そのフォルダの中にもさらにフォルダを作ることができます。
ディレクトリが大事な理由
プログラミングでは
- コードを書く際に自分がどのディレクトリで作業しているのか?
- 各ディレクトリやファイルがどんな位置関係にあるのか?
この二つが常に重要になります。
例えると、自分がどの街の駅に住んでいて、友人はどの街の駅に住んでいるか知らないと、自分の家に友人を呼ぶことができないし、また自分の家から友人の家まで行くことができない感じと似ています。
ディレクトリで覚えるべきこと
ディレクトリで覚えるべき用語を紹介します。
階層構造
ディレクトリの中にはディレクトリやファイルが入ります。
そしてさらにそのディレクトリの中にもディレクトリが入ります。
このようにディレクトリが階層化するので、階層構造と言います。
ルートディレクトリ
階層構造の一番トップにあるディレクトリを「ルートディレクトリ」と言います。
サブディレクトリ
ルートディレクトリ以下のディレクトリは「サブディレクトリ」と呼びます。
カレントディレクトリ
自分が現在いるディレクトリを「カレントディレクトリ」と言います。
「カレント」は日本語で「現在の」と訳しますので「今のディレクトリ」とそのままの意味です。
パス
プログラミングで、ディレクトリの位置を表現する方法を「パス」と言います。
ディレクトリやファイルがどこにあるのかはこの「パス」を使います。
パスはディレクトリごと /(スラッシュ)で区切ります。
例えば、ルートディレクトリが「デスクトップ(desktop)」でその中に「ユーザー(user)」というサブディレクトリがあるとするなら
/desktop/user
のようにパスは表現します。
さて、このパスですが、実は「ルートディレクトリから見るか」「カレントディレクトリから見るか」の2つの方法があります。
それが、絶対パスと相対パスです。
絶対パス
絶対パスは、ルートディレクトリから経路を示します。
相対パス
相対パスは、カレントディレクトリからの経路を示します。
ディレクトリとパスを理解して挫折ポイントを避ける
ディレクトリの関係や相対パス、絶対パスの考え方を知らないとプログラミングの開発でパスがわからなかったり、設定できなくて挫折します。
相対パス、絶対パス共によく使用するので必ず概要を覚えておいてください。
最後におさらいで図にしましたので確認してください。
コメント